判事とペテン師 論創海外ミステリ

ヘンリ・セシル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846006495
ISBN 10 : 4846006492
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,251p

内容詳細

謹厳な判事と敬虔な牧師。尊敬すべき二人の共通点は競馬…。法廷弁護士、そして判事という職歴を持つミステリの名手セシルが、法知識をふんだんに盛り込みながらもユーモラスに綴る、判事とペテン師の親子二代記。

【著者紹介】
ヘンリー・セシル : 1902〜76。本名ヘンリー・セシル・レオン。イギリス・ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学キングズ・カレッジを卒業後、法廷弁護士になる。1939年からの5年間に渡る軍隊生活の後、48年に、『メルトン先生の犯罪学演習』でデビュー。翌年から郡裁判所判事を務め、晩年は英国著作権審議会の職に就いた。判事の職務の傍ら、法廷を舞台にしたユーモア・ミステリを次々に発表

中村美穂 : 藤女子短期大学英文科卒。札幌市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネコベス さん

    競馬の賭け屋の事務員ルーシーは不正に手に入れた情報で馬券を買っていたとして訴えられた。情報源は牧師の父で競馬の研究が趣味の牧師の予想は外れないと言う。判事は真偽を確かめるべく牧師を法廷に呼び出し予想させた所、4レース全て的中して娘は無罪放免。一方判事の息子マーティンは詐欺の穴埋めに多額の金が必要になり、放蕩息子に金を工面しようとした判事は牧師の競馬予想を利用しようと企む。終盤ストーリーが散漫になるのが惜しい。上品で冷静な判事が競馬で熱くなる気持ちを抑えられない場面が面白い。ユーモラスな雰囲気の人情喜劇。

  • 本木英朗 さん

    英国のユーモアミステリ作家のひとりである、ヘンリ・セシルの長編のひとつである。俺は2007年・08年と2回読んでいて、今回で3回目である。謹厳な判事と敬虔な牧師。尊敬すべき二人の共通点は、なんと〈競馬〉だった! さらに、判事の息子は決して誇れることのない悪行を生業としていた……という話である。まったく覚えていなかったので、本当に超面白かったです、ハイ! さすがは作者でありますなあ。創元・早川の長編もまた読んでみるかね、ウフフ!!

  • masako yamada さん

    作者のヘンリー・セシルは法廷弁護士だけに、笑える法定内容も荒唐無稽でありつつもリアル。 P114のルーシーの台詞「あなたがしょっちゅう刑務所へ行くなら、お互いに飽きることもないし、久しぶりに合えたときはすごく盛り上がるんじゃないかしら」は究極の愛の言葉。  判事がサギ師の息子を、責めるでなく愛している。 いいですねえ、英国の古風な法定モノ、読ませます。この判事みたいな父上、ほしいなぁ。  小さい場面だが、競馬場の風景として、どこかの老夫人が勝ち馬の予想の出来そうな紳士に声をかけている様子もほほえましい。

  • りっか さん

    作者が判事だったこともあり、イギリスの法律の編み目のくぐり方や詐欺の手口などについて書かれている。なんつーか、いかにもイギリス的なユーモアたっぷりの本でした。

  • ネムル さん

    判事のパパは競馬場で、ペテン師の放蕩息子は法廷で金儲けと戯れる。なんでやねん

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