ヘンリク・イプセン

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ペール・ギュント 論創ファンタジー・コレクション

ヘンリク・イプセン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846004484
ISBN 10 : 4846004481
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,131p

内容詳細

農夫の息子ペールの日和見的で自分勝手な生き方を喜劇的に描いた劇詩で、北欧文学のみならず、世界の近代文学史の中でも一際輝く傑作。イプセン生誕150周年記念の上演台本を基に、原作を尊重した新訳。

【著者紹介】
ヘンリック・イプセン : 1828年生、1906年没。ノルウェーの劇作家。近代劇の父と呼ばれる。前期の二大劇詩『プラン』『ペール・ギュント』で北欧随一の詩人とされたが、その後の社会問題劇『人形の家』『ゆうれい』『人民の敵』で世界的な作家となる。つづいて『野がも』『ロスメルスホルム』『海の夫人』『ヘッダ・ガブラー』で、近代リアリズム劇の基盤を確立し、晩年は、『棟梁ソルネス』『小さなエイヨルフ』など、象徴性を帯びた作品を書いた

毛利三彌 : 成城大学教授(演劇学)。イプセン現代劇連続上演の演出。ノルウェー学士院会員。日本演劇学会会長(1996‐2005年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    グリーグの名曲の原作。どんな話なのかずっと気になっていて読んでみたが、ペール・ギュントはとんでもない男だった。浮き沈みの激しい彼の生涯は二十歳の時に結婚直前の他人の新婦を奪ってことに対する呪いなんじゃないだろうかと思えるほどだが、そんな男なのにずっと待ち続けている女性がいるなんてちょっとあり得ない。全く共感することができず悪漢としての魅力もない主人公では、今ではほとんど読まれなくなっているのも仕方ないことだと思う。グリーグは、こんな話から、よくまああんなにきれいな「朝」を作れたなあ。

  • もよ さん

    イプセンは「上演を考えずに書いた」(訳者あとがきより)とのことですが、この場面展開の多さ、内容の豊富さ、普通の演劇の枠をはみ出しているのでしょう。あらすじでは分からない、短い場面場面での台詞の展開がとても面白いです。翻訳も、若干省略されている台詞があるようですが、生き生きとしていて良いと感じました。

  • ムーミン2号 さん

    ノルウェーの作曲家・グリーグによる『ペール・ギュント組曲』(第1と第2がある)があまりにも有名なのだが、もともとはイプセンの戯曲への劇付随音楽。その原作である当戯曲はどんなんかなぁ〜? と手に取ってみたのだけどまぁ、ペールさんはかなりの放蕩者。そのハチャメチャ人生には少し以上にげんなりしながら読み進むが、ラストに救済が設定されていて、こちらも救われた気分になる。イプセンの意欲作のようだけど、あまり日本語で訳されてはこなかったようだ。ペールに感情移入することはできないが、自分もペールと変わらないのかも?

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B+。最近コンサートでグリーグ『ペールギュント』組曲を聞いた。昔々、中学校で音楽の先生がストーリーを話してくれたが、今回の演奏会のプログラムのストーリーとあまりにかけ離れていたので、借りて読んでみた。ペールは花嫁を強奪したり、トロール(アナ雪でもお馴染み)の王様を騙したり、国を追われるとアフリカに行って奴隷貿易や中国に偶像を売って巨万の富を儲ける。ギリシア対トルコの戦争では、勝ちそうだからとイスラムのトルコに出資したりと相当悪辣で、組曲の北欧の雰囲気を壊しそうだと先生がぼかしたのだろうか?

  • mstr_kk さん

    一読ではまったくわからず、二度読みました。二度目はわりと細かく主題をたどったので、そこそこ面白く感じるようになりました。これは、メフィストフェレスの出てこない『ファウスト』なのですね。「おのれ自ら」という主題が追いづらいのは、原作の欠陥か、訳の不手際か。台詞の役名部分が変な書体で無理やり入れられてたり、ちょっと本として問題ありなのではと思いました。

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