CD 輸入盤

ジューリオ・チェーザレ全曲、アリア集、ヴァイオリン・ソナタ集、水上の音楽、合奏協奏曲op.3 ヤーコプス、ショル、マンゼ、マギーガン、エガー(8CD)

ヘンデル(1685-1759)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
290834350
組み枚数
:
8
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ヘンデル・ボックス(8CD)
ハルモニア・ムンディの名盤5タイトル!
ジューリオ・チェーザレ/ヤーコプス
オペラ・アリア集/ショル
ヴァイオリン・ソナタ集/マンゼ
水上の音楽/マギーガン
合奏協奏曲/エガー


オランダの新聞社「フォルクスクラント」がライセンス発売するセットをお買得価格でご提供します。
 内容はハルモニア・ムンディ・フランスが制作したヘンデル・アルバムから名盤として評価の高いものを5タイトル集めたというもので、優秀な録音により古楽スタイルのサウンドを味わえるのが大きな魅力です。ブックレットは43ページでオランダ語と英語の表記となります。

【Disc1-4/ジューリオ・チェーザレ全曲:ヤーコプス】
『ジューリオ・チェーザレ』は、ジュリアス・シーザーのエジプト遠征時、クレオパトラとの愛の葛藤に王位争奪を絡めた英雄譚をオペラ化したヘンデルの傑作ですが、有名なカール・リヒター盤以降はなかなか良い録音に恵まれず、約20年ぶりに登場して世界的な話題となったのがこの演奏でした。
 絶好調のジェニファー・ラーモアが全力で歌い上げたシーザー役の格好良さ、バルバラ・シュリックの美しい歌唱によるクレオパトラ役、ベルナルダ・フィンクの気品に満ちたコルネリア役、性格表現の巧さの光るドミニク・ヴィスのニレーノ役と、ジューリオ・ガナッシのアキッレ役という歌手陣の水準の高さに加え、ヤーコプス指揮するコンチェルト・ケルンの鮮烈かつ繊細さも兼ね備えた演奏が、トータル243分の長丁場を飽かせず聴かせるのが印象的。珍しい完全全曲版というのもポイントです。

【Disc5/オンブラ・マイ・フ:ショル】
世界屈指のカウンターテナー、アンドレアス・ショルがまだ30歳だったときの若き美声を堪能できる名盤。「オンブラ・マイ・フ」などのオペラ・アリアに加えて、ベルリン古楽アカデミーによる演奏で序曲やバレエ、合奏協奏曲なども収録。変化に富む流れの中でショルの美声を味わえるつくりになっています。

【Disc6/ヴァイオリン・ソナタ集:マンゼ】
往年のヴァイオリニストたちにも愛奏された美しいHWV.371を筆頭に、佳曲の揃ったヘンデルのヴァイオリン・ソナタは、出版事情の問題もあって、アルバムごとに収録作品はまちまちなのですが、ここではソナタ8曲にアンダンテとアレグロという多めの収録曲数。
 アンドルー・マンゼの演奏は、従来のバロック・ヴァイオリンの概念を飛び越えた大胆な即興性から透明感あふれる崇高な響きまで自由自在、それをサポートしつつ自らもエキサイティングな演奏で盛り上がるリチャード・エガーの組み合わせは、個性豊かでスリリングな魅力に富んでいます。

【Disc7/水上の音楽:マギーガン】
英国の古楽指揮者ニコラス・マギーガンのベスト・セラーである『水上の音楽』は、創設間もなかったアメリカの古楽器オケ「フィルハーモニア・バロック・オーケストラ」の音楽監督になって2年目の快挙として知られるフレッシュな魅力に満ちたアルバム。当時すでにデジタル録音が主流となっていたにも関わらず、あえてアナログ・レコーディングにこだわった超優秀録音としても話題になりました。ちなみにマギーガンは現在も同オケの音楽監督を務めています(通算26年!)。

【Disc8/合奏協奏曲:エガー】
チェンバロ奏者として着実にキャリアを重ねているリチャード・エガーが、盟友アンドルー・マンゼの後を継いで、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの新音楽監督に就任、マンゼ時代からエッジの効いた演奏を聴かせていたAAMですが、エガーの統率によって、切れ味にまろやかさがプラスされ、より気品に満ちた演奏となっています。カップリングの5声のソナタは、AAM の名手たちとエガーのチェンバロによるプチ協奏曲といったところ。丁々発止のアンサンブルでたのしませてくれます。

【収録情報】
CD1-4
・歌劇『ジューリオ・チェーザレ』全曲
 ジェニファー・ラーモア(チェーザレ)
 バルバラ・シュリック(クレオパトラ)
 ベルナルダ・フィンク(コルネリア)
 マリアンヌ・レルホルム(セスト)
 デレク・リー・ラギン(トロメオ)
 ドミニク・ヴィス(ニレーノ)
 ジューリオ・ガナッシ(アキッレ)
 コンチェルト・ケルン
 ルネ・ヤーコプス(指揮)
 録音:1991年7月(デジタル)

CD5
・『テッサリア王アドメート』〜序曲
・『テッサリア王アドメート』〜亡霊たちのバレエ
・『テッサリア王アドメート』〜恐ろしい亡霊ども
・『テッサリア王アドメート』〜この眼を閉じてくれ
・『セルセ』〜シンフォニア
・『セルセ』〜私が愛するプラタナスの
・『セルセ』〜懐かしい木陰(オンブラ・マイ・フ)
・『ジュリアス・シーザー』〜花咲き乱れる楽しい草原で
・『ジュリアス・シーザー』〜ジグ
・『ジュリアス・シーザー』〜抜け目のない狩人は
・『ラダミスト』組曲
・『ロデリンダ』〜シンフォニア・・・死を飾りに立てることの
・『ロデリンダ』〜どこに?愛する人
・『ロデリンダ』〜シンフォニア
・『ロデリンダ』〜そうだ、不実の妻には
・『ロデリンダ』〜うろたえるがよい
・『アルチーナ』〜緑の牧場よ
・合奏協奏曲ハ長調『アレグザンダーの饗宴』
 アンドレアス・ショル(カウンターテノール)
 ベルリン古楽アカデミー
 録音時期:1998年10月
 録音場所:キリスト教会、ベルリン
 録音方式:デジタル(セッション)

CD6
・ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 op.1-13, HWV.371
・ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 op.1-12, HWV.370
・ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 HWV.359a,
・ヴァイオリン・ソナタ イ長調 op.1-3, HWV.361
・ヴァイオリン・ソナタ ト短調 op.1-6, HWV.364a
・ヴァイオリン・ソナタ イ長調 op.1-10, HWV.372
・ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 op.1-12, HWV.373
・ヴァイオリン・ソナタ ト長調 HWV.358
・アンダンテ イ短調 HWV.412
・アレグロ ハ短調 HWV.408
 アンドルー・マンゼ(vn)
 リチャード・エガー(cemb)
 録音時期:1998年11月28-30日
 録音場所:スカイウォーカー・サウンド、カリフォルニア
 録音方式:デジタル(セッション)

CD7
『水上の音楽』
・組曲ヘ長調(異稿2曲つき)
・組曲ト長調
・組曲ニ長調
 フィルハーモニア・バロック・オーケストラ(オリジナル楽器使用)
 ニコラス・マギーガン(指揮)
 録音時期:1987年10月、1988年3月(ステレオ)
 録音場所:ローン・マウンテン・カレッジ・チャペル、サンフランシスコ
 録音方式:ステレオ(セッション)

CD8
・合奏協奏曲op.3 (全6曲)
・5声のソナタHWV288
 アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
 リチャード・エガー(指揮)
 録音時期:2006年1月(デジタル)

総合評価

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ま、前の方と同じく、激安につられて購入。...

投稿日:2012/08/25 (土)

ま、前の方と同じく、激安につられて購入。聴いた感想は「大正解!」ヘンデルの音楽をたっぷりと堪能しましたね。何より傑作は、やっぱり「ジュリオ・チェーザレ」ですな。極めて長大なオペラですが(当時の聴き方の慣習ではこれくらい何でもないのですけど)、全編大変美しく、聴き惚れますよ。古楽に不案内なものでわかりませんが、演奏も多分いいんでしょう。昔から愛聴しているヴァイオリンソナタは、冒頭すぐ音色の違和感に「うへっ?!」となりましたが、慣れてしまえば何でもなし。他もどれも結構。ドイツ中心の音楽史を見直す方向にある最近の音楽史の本で読んだような、当時における宮廷・劇場中心の音楽のありようを、このセットはとてもよくわからせてくれたような気はします。ヘンデルが売れっ子作曲家だった秘訣は、確かにここに聴ける通りで納得できますねぇ。むしろバッハの特異性が引き立つわけでもあります。といふことで、楽しみにもなり、勉強にもなるボックス。お薦めしましょう。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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演奏も歌手も最高なのに激安。大当たり。♪...

投稿日:2011/12/20 (火)

演奏も歌手も最高なのに激安。大当たり。♪ アリア集で数曲(ジュリアスシーザー)重なるのですがC-Tとの聴き比べと思えば贅沢。お徳感満載で買って良かったです(^o^)

妖怪猫人間 さん | 岐阜県 | 不明

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オランダの新聞社がこういうCDセットを企画...

投稿日:2011/07/16 (土)

オランダの新聞社がこういうCDセットを企画・販売するのはなぜなのか、しかもハルモニアムンディフランス音源のヘンデルというのもよくわからないのだが、演奏・録音とも質が高く、価格も安いというのは嬉しい。50枚組などというセットは、買っても聴くのがたいへんだが、8枚組なら1〜2週間あれば聴ける。敢えて選ぶとすればヴァイオリンソナタの演奏が良かった。録音も高水準だが、1番は水上の音楽。今後もいろいろな企画ものが出てくるのなら、楽しみが増える。

colourmeister さん | 愛知県 | 不明

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