ヘレナ・アトレー

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柑橘類と文明 マフィアを生んだシチリアレモンから、ノーベル賞をとった壊血病薬まで

ヘレナ・アトレー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806714934
ISBN 10 : 4806714933
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

オレンジのふるさとであるヒマラヤ山麓の村から、古代ローマ、ルネッサンス期フィレンツェのレモン庭園、シチリア島のブラッドオレンジ―ゲーテの詩作、イギリス海軍、香水産業まで。ヨーロッパ文化に豊かな残響を届け続ける柑橘類の文明史をイタリアの明るい陽光のもとで香り高く描く。数々の受賞に描くサンデータイムス・ベストセラー、待望の日本語版。

目次 : 序章 レモンの香り/ 第1章 奇妙な果実―ルネッサンス時代のトスカーナ州の柑橘類コレクターたち/ 第2章 黄金の林檎―分類学の大混乱/ 第3章 ヨーロッパで一番の日当たり―「恋人たちの青白い顔のような」シチリア島のレモン/ 第4章 黄金の鉢いっぱいの苦いレモン―シチリア島西海岸のとてつもない富/ 第5章 夕日に染まるオレンジ―エトナ山の陰にブラッド・オレンジあり/ 第6章 出来の悪い子―甘やかされたリグーリアのキノット/ 第7章 頑なな狂気―ガルダ湖畔のリモナイア/ 第8章 緑の黄金―カラブリアと、世界一高価な柑橘類/ 第9章 比類なき収穫―リヴィエラ・デイ・チェドリで/ 巻末付録 柑橘類を知る情報ノート

【著者紹介】
ヘレナ・アトレー : イタリアを旅し、イタリアで働いた経験を足がかりに、イタリア史における柑橘類栽培の歴史や、イタリアのガーデニング・庭園設計についての著書を多数出版、雑誌への寄稿も多い。日本に庭園に関しても造詣が深く、2010年には“The Gardens of Japan”を出版した。イタリアをはじめとして、世界各地で歴史をふまえたガーデンツアーガイドを多数開催している

三木直子 : 東京生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒業。外資系広告代理店のテレビコマーシャル・プロデューサーを経て、1997年に独立。海外のアーティストと日本の企業を結ぶコーディネーターとして活躍するかたわら、テレビ番組の企画、クリエイターのためのワークショップやスピリチュアル・ワークショップなどを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 北澤 繁太 さん

    【イタリア各地を散策しながら、柑橘類の歴史を辿る。】

    表紙に惹かれてしまいました。柑橘類、大好きです。著者がイタリア中を旅して足で稼いだ、イタリアにおける柑橘類にまつわるあれこれをエッセイ風にまとめたもの。柑橘類とイタリア文化と題したほうが正しいのでは?

    旅に欠かせないのが地の食材を楽しむことでしょう。本書の魅力のひとつは、著者が地場地場で舌鼓をうった料理を、匂い立つ描写で綴っていること。時にはレシピまで紹介されているので、思わず作ってみたくなります。

    最も楽しめたのはイタリアのディープ・サウスに位置するレッジョ・カラブリアでした。ここにどのような柑橘類があるのか。ベルガモットです。とは言っても、名前を聞いたことがあるくらいで知識はゼロに等しい状態。

    だからこそ楽しむことができました。まずはイロハのイ。柑橘類が集まるところでは他家受粉なる現象が起き、その土地特有の品種ができます。ベルガモットはカラブリアでレモンとダイダイから生まれたものだそうです。

    ベルガモットは生食や果汁では使用されず、果実から抽出される精油が香りづけとして使われるのがもっぱらの用途。常識かもしれませんが、ベルガモットがアールグレイの香りづけに使われていることを知りませでした。

    なお、世界に供給されるベルガモットの精油は九割がカラブレア産です。南米やアフリカなどもあるようですが、カラブレアの豊かな土壌と穏やかな気候の組み合わせを再現できる土地がないため品質が劣るのだそうです。

    かつてに比べたら需要は落ちている様子。紅茶の衰退が原因かと思いきや、皮膚ガンとの関連を疑われた時期があり(間違いが証明されています)、化粧品や香水メーカーが合成化合物の代替品へと流れてしまったのです。

    ありがちなことで、一度他へ流れてしまった需要は簡単には戻りません。本物の精油に比べて合成化合物のほうがずっと安価だったので、無実が証明された後も多くの会社が本物に戻ってくることはなかったのだそうです。

    イタリア各地を散策しながら、とある柑橘類の歴史を辿ることができる、一石二鳥な作品でした。イタリアは新婚旅行以来行っていません。もしもイタリア縦断の旅をする機会があるならば、旅のお供にしたい一冊でした。

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イタリアを旅し、イタリアで働いた経験を足がかりに、イタリア史における柑橘類栽培の歴史や、イタリアのガーデニング・庭園設計についての著書を多数出版、雑誌への寄稿も多い。日本に庭園に関しても造詣が深く、2010年には“The Gardens of Japan”を出版した。イタリアをはじめとして、世界各地

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