赤毛のゾラ 下 福音館文庫

ヘルト・クルト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834083071
ISBN 10 : 4834083071
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
389p;17

内容詳細

赤毛の少女ゾラと仲間のみなしごたちに牢獄から助け出され、「ウスコックの戦士」と名乗る彼らの仲間入りをしたブランコ。彼らは、古城「ネハイ城」をねぐらに、食べるためには盗みも働き、ごろつきとさげすまされながらも、力強くしたたかに生きていた。そんなある日、ある事件をきっかけに市長や警察から追われることになる。その一方で、彼らを対等な人間として扱う大人たちもいて…。

【著者紹介】
クルト・ヘルト : 1897年ドイツ東部イエーナ生まれの児童文学作家、詩人。本名Kurt Klaber。1933年にナチス政権の弾圧を逃れ、スイスへ移住。スイス市民権を得る、1948年まで執筆活動を禁じられたため、クルト・ヘルトの偽名を使う。本書のほかの主な作品に『ジュゼッペとマリア』がある。1959年没

酒寄進一 : 1958年生まれ。和光大学表現学部総合文化学科教授。ドイツ文学翻訳家。シーラッハ『犯罪』(創元推理文庫)でえ2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞。主な訳書にテツナー『黒い兄弟』、イーザウ『盗まれた記憶の博物館』(以上あすなろ書房)他多数

西村ツチカ : 1984年生まれ。漫画家。2010年、短篇集『なかよし団の冒険』(徳間書店)でデビュー。同作で、第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。他の作品に『かわいそうな真弓さん』(徳間書店)、『さよーならみなさん』(小学館)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。赤毛のアンじゃないですよ〜と紹介したい。

  • 長くつしたのピッピ さん

    自分たちを信頼し庇護してくれるゴリアンじいさんとの出会いが子ども達に大きな影響を与えた。子どもたちの窮状に見てみぬ振りをしていた大人たちに向かってゴリアンじいさんがやり込める場面は小気味良かった。後半は大人対子どもの対決が痛快だった。また、大人たちが子どもたちのいたずらを許しそれぞれの居場所を与える結末は、児童文学らしくしっくりとなじめた。何より一番悩ましかったのは、東欧の文学である本書のあまり馴染みのない登場人物の名前。

  • ちゃーちゃん さん

    ゾラとブランコたちはセニュの町で騒動を引き起こすが、それも一つには生きるため、もう一つは正義のため。しかし、市長をはじめとする権力を握る人たちによって、追い詰められていく。でも、ゴリアンじいさんはじめ、ブランコたちに味方してくれる人たちもいる。人としての生き方も物語の面白さの中で優しく自然に説いていてくれる。

  • ユーコ さん

    たくましく跳ね回るみなしごたちの言動は痛快。彼らは確かに悪ガキだ。だが、そうさせたのは誰なのか。大人の責任を問うゴリアンじいさんの演説は白眉。じいさんの「この地上では、子どもはみな平等だ」という言葉の向こうにナチに弾圧され亡命したクルト・ヘルト氏自身の姿が見えてじーんとした。

  • kokekko さん

    大好きな本がまた増えてしまった。

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