『トピック』、『黒い半島』、『地平線』、『神話』　ギーレン＆ケルン放送響、マッソン＆ケルン放送響、他

思わず身震い！　ギーレン指揮ケルン放送響による大作ほか
ヘラーの代表作を収録。音響の大波が押し寄せる！

ヨーク・ヘラー[1944-]は作曲をB.A.ツィンマーマンに師事しダルムシュタットでブーレーズの講義を受け、後にケルン放送電子音楽スタジオ、IRCAMで電子音楽の研鑽を積むなど、ヨーロッパ前衛音楽の歩みを忠実に歩んできた作曲家。ミヒャエル・ギーレンが熱演する初期の大作『トピック』は起承転結のわかりやすい流れのなかで音響エネルギーが縦横無尽に炸裂して聴き応え充分。『地平線』は電子音楽の代表作で、この後、アコースティック楽器と電子音楽によるライヴ・エレクトロニクスへと関心がシフトしていきます。『黒い半島』はその総決算的傑作でオーケストラ、電子音響と遥かにこだまする女声合唱が神秘的な空間を作り出します。（東武トレーディング）

【収録情報】
ヘラー：
・トピック (1967) 〜ベルント・アロイス・ツィンマーマンに捧げる
　ケルン放送交響楽団
　ミヒャエル・ギーレン（指揮）

・地平線 (1971/1972) (4チャンネル電子音楽) 〜ウルズラ＆クノ・テオバルトに捧げる
　ペーター・エトヴェシュ＆フォルカー・ミュラー＆WDRケルン放送電子音楽スタジオ

・神話 (1979/1980,1995) 〜13楽器、打楽器と4チャンネル・テープのための〜ハンス・ツェンダーに捧げる
　ソルト・ナジ指揮、ムジーク・ファブリーク、V.ミュラー＆WDRケルン放送電子音楽スタジオ

・黒い半島 (1982) 〜大管弦楽とヴォーカル、4チャンネル電子音響のための〜シュトックハウゼンに捧げる
　V.ミュラー＆WDRケルン放送電子音楽スタジオ
　ケルン放送交響楽団＆合唱団
　ディエゴ・マッソン（指揮）

　録音時期：1970-1997年
　録音方式：ステレオ＆デジタル