饗宴 光文社古典新訳文庫

プラトン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334752767
ISBN 10 : 4334752764
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
中澤務 ,  
追加情報
:
295p;16

内容詳細

なぜ男は女を求め、女は男を求めるのか?愛の神エロスとは何なのか?悲劇詩人アガトンの優勝を祝う飲み会に集まったソクラテスほか6人の才人たちが、即席でエロスを賛美する演説を披瀝しあう。プラトン哲学の神髄ともいうべきイデア論の思想が論じられる対話篇の最高傑作。

【著者紹介】
プラトン : 427‐347B.C.古代ギリシャを代表する哲学者。アテネの名門の家系に生まれる。師ソクラテスとの出会いとその刑死をきっかけに哲学の道に入り、40歳ころには学園「アカデメイア」を創設して、晩年まで研究・教育活動に従事した

中澤務 : 1965年生まれ。関西大学文学部教授。古代ギリシャ哲学を中心に、哲学・倫理学の諸問題を幅広く研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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私は、哲学の素養はありませんが、読み物と...

投稿日:2021/04/24 (土)

私は、哲学の素養はありませんが、読み物として楽しくサクサク読めました。登場人物が生き生きと明確に時にはユニークに描かれており、それぞれの主張とソクラテスとの対話により愛、生きることについて考えを至らせることができます。多分ですが、この新訳が大変優れており現代の我々が理解できる訳になっているのだと思われます。

paul さん | 静岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ さん

    本文は岩波文庫で読了。こちらは解説のみ(しかし100頁も) エロスについて各々が語った部分への解説は、解説者の解釈であり、それが正しいものであったとしても勉強のために読んではいないので自分の印象の方を大事にしたい。エロスについて語るにあたり、少年愛が出てくる背景の説明は興味深く、説明なしにはわからない部分だが、性的虐待ではないのかと思え気分が悪くなった。当時のギリシャの少年愛の慣習について、そのあり方に師弟愛や教育的効果を探す試みなど、そもそも無理ではないかと思えた(これは解説者ではなくプラトンに対し)

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    高校1年(まだ、BLのBの字も知らなかった頃)世界史の授業の時、熊さんのような先生から「この本で言う『愛』はねぇ〜、おっさんが少年を愛することなんだよ〜」と言われ、教室が微妙な空気になった思い出がありますw内容は酒を飲みながらおっさん達が元カレを交えながら、「愛」とは何かについて語り合う話です。「異性愛」だけではなく、「同性愛」についての意見も述べている所が興味深いです。しかし、徳や美しいものを求めるのが「愛」ならば、それとは真逆のものを求められないものは「愛」がないということにならないか?

  • マエダ さん

    古代ギリシャの哲学者プラトンが紀元前4世紀に執筆した本書。イデア論とエロスの力が論じられている。エロスの価値観が現在と異なり興味深い。プラトニック・ラブはプラトン的な愛が語源という。様々な発見がある。

  • ナマアタタカイカタタタキキ さん

    知的な男子会でのエロス談義。時代背景に加え、古代ギリシャ特有の風習である饗宴や、パイデラスティア=少年愛のあり方についてと、それらを踏まえた丁寧な解説がとてもためになった。個性溢れる登場人物、生き生きとした対話や言葉の美しさは、優れた文学作品のようではあるが、要所に著者の哲学的見解が張り巡らされていて、その感化力には目を見張るものがある。「本質的な美そのもの」に到達するためのプロセス、愛の奥義に至る道をディオティマが説いていて、その最高美のあり方に深い感銘を受けた。ソクラテスの鬱陶しさも嫌いじゃない(笑)

  • みっぴー さん

    ちょ、これは面白い!全然難しいことないです。おっさん達が寝転がりながら、お喋りしているだけの話です。タイトル負けです。エロスの達人ソクラテス≠はじめ、医者や政治家が『エロス』について各々の意見を述べていきます。訳が素晴らしく、解説にも沢山ページを割いているので、自分も哲学者の仲間入りをした気分に(о´∀`о)後半に酔っぱらいが乱入してきたり、ソクラテスをいじり倒したり、コメディ要素が満載です。他人の玄関先で物思いにふけってたら、いくら弁明しようがしょっぴかれるよソクラテスさん!

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プラトン

427‐347B.C.。古代ギリシャを代表する哲学者。アテネの名門の家系に生まれる。師ソクラテスとの出会いとその刑死をきっかけに哲学の道に入り、40歳ころには学園「アカデメイア」を創設して、晩年まで研究・教育活動に従事した。ソクラテスを主人公とする「対話篇」作品を生涯にわたって書き続け、その数は30

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