プラッティ：チェロ・ソナタ集、ヴィヴァルディ：チェロ・ソナタ集　Ｓ．ヘス、Ａ．ヴォルフ

プラッティ、ヴィヴァルディ：チェロ・ソナタ集
ゼバスティアン・ヘス、アクセル・ヴォルフ

1722年、若き音楽家であったジョヴァンニ・ベネデット・プラッティは、当時ハンブルクとヴュルツブルクの領主司教ヨハン・フィリップ・フランツ・フォン・シェーンボルンの宮廷にオーボエ奏者として招かれました。彼は領主の弟フリードリヒ・カールにも声楽教師として仕えることとなります。その６年後、当時既に高い名声を得ていたヴィヴァルディが神聖ローマ帝国のカール６世を謁見する機会を持ち、この時、協奏曲集『チェトラ』を献呈したことは有名です。
　この２人の作品を並べ聴くことで18世紀初めのドイツ、イタリアの音楽の変遷を味わっていただくことが可能です。落ち着いた風情のプラッティに比べて、ヴィヴァルディの作品はやはり華やかさの面で一歩先んじています。ヘスの表情豊かなチェロ、そして鮮やかなヴォルフのリュート＆テオルボ。この時代の響きを忠実に伝えます。（OEHMS）

【収録情報】
・プラッティ：チェロ・ソナタ第1番 WD.698/1
・プラッティ：チェロ・ソナタ第2番 WD.698/2
・プラッティ：チェロ・ソナタ第4番 WD.698/4
・ヴィヴァルディ：チェロ・ソナタ第8番イ短調 RV.44
・ヴィヴァルディ：チェロ・ソナタ第7番ト短調 RV.42
・ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ第6番変ロ長調 RV.46
・プラッティ：チェロ・ソナタ第3番 WD.698/3〜アダージョ

　ゼバスチャン・ヘス（チェロ）
　アクセル・ヴォルフ（リュート、テオルボ）

　録音時期：2012年8月14-16日
　録音場所：グロスラングハイム、聖ヤコブ教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　Recording Producer: Thilo Grahmann
　Balance Engineer: Helmut Volkert
　Recording Engineers: Thomas Hirschberg, Johannes Luff