暦物語 光文社古典新訳文庫

ブレヒト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334753252
ISBN 10 : 4334753256
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
312p;16

内容詳細

本来は農民や職人むけのおもしろくてためになる、実用志向の読み物だった「暦物語」。ブレヒトの本作品は、老子やソクラテスやカエサルなどの有名な人物から無名の兵士、子どもまでが登場する“下から目線”のちょっといい話が満載のミリオンセラー短編集だ。ブレヒトの魅力を再発見する!

【著者紹介】
ベルトルト・ブレヒト : 1898‐1956。ドイツの劇作家、演出家、詩人。アウクスブルク生まれ。ミュンヘン大学で、医学をかじるが、おもに演劇を学ぶ。第1次世界大戦末期に衛生兵となる。ヒトラーの政権掌握後、北欧そしてアメリカに亡命。戦後は東ドイツに戻り、自らの劇団ベルリーナー・アンサンブルを拠点に、演劇活動をする。演劇に「革命」をもたらした

丘沢静也 : 1947年生まれ。ドイツ文学者。首都大学東京名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「アウクスブルクの白墨の輪」ですがオチは大岡越前やソロモンの裁きみたい。「怪我をしたソクラテス」は自分の怪我を大袈裟に言うも治療はしない旦那の面倒臭さと妻には効かない小言の多さがあるあるすぎて笑っちゃいます。後、悪妻と言われがちなソクラテスの妻ですがこの作品では「ソクラテスは尊敬していた」と書いているのもGOOD。後、「分不相応な老婦人」は祖母の事を語った人生の味わい方が素敵。生真面目な息子(叔父)は「母が堕落した!」と嘆くが、最後に自分のやりたい事をやれる事も掛け替えの無い人生の過ごし方だと思う。

  • sin さん

    ※元祖大岡裁き※連中は企んでいる※母は強し※仏陀の教えと資本という爆撃※大事なものは習慣に縛られた者には見えない※「人は…空を飛ぶことなど…ない」一面の真実※ブルーノは律儀者、仕立屋の女房は正直者※戦火に子供たちは安息の地を求めて彷徨う、平和の願い※独裁官は民衆の先頭には立てない※同志レーニンの本意はお祭り騒ぎではない※戦争には兵士が居る※労働者の支え※正直か、いや不器用なソクラテス※ロシアにはスペースが不足している?※自由は押し付けじゃない※賢者の知恵も伝えなければ只の自己満※コイナーさん、窮屈ですね。

  • syota さん

    文学に縁のない労働者や農民階層にも親しまれてきた「暦物語」という形式をとったブレヒトの短編集。晦渋さは皆無、皮肉も控えめ、易しく素直で読みやすい。特に印象深かったのは、庄司薫が『赤頭巾ちゃん気をつけて』の中で紹介して有名になった『異端者の外套』/民衆の支持を失った独裁者の末路をカエサルに仮託して描いた『カエサルとカエサルの軍団兵』/厳しい家計をやりくりし自分を犠牲にして家族を支え続けた老婦人が、人生最後の2年間に、心に秘めていたささやかな願望を次々に叶えていく『分不相応な老婦人』の3編。

  • オザマチ さん

    冒頭の話は、「大岡裁き」と同じ元ネタということでいいのかな?あちらの文化に詳しくなくても読めるので、一つ一つの話のオチについてじっくり考えながら読むことができます。

  • まこ さん

    「下から目線」ってなんだろう。下の立場の人が主役・偉い人が下の人の立場になる、なるほど。「すごい建物を建てたのは王様?ちがくね?一人で建てられるわけないじゃん」そうだよね。最初の「アウグスブルクの〜」はこれ、大岡裁きだ!

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