シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン

ブルーシープ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908356025
ISBN 10 : 4908356025
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
351p;18

内容詳細

2017年2月に89年の生涯を閉じたディック・ブルーナ。ベストセラー絵本シリーズ「ミッフィー(うさこちゃん)」の作者としてだけでなく、グラフィックデザイナーとして「ブラック・ベア」シリーズのブックデザインやポスターなど、温かみのある作品を数多く残しました。明快な色や形が魅力の作品は、よく「究極のシンプル」と称されます。本書は、ブルーナが60年にわたって手がけた絵本やブックデザイン約200点を厳選し、従来とは異なる視点で再構成します。美しい図版とともに、色、線、形などの特徴から新たな分類を試み、ブルーナが生み出した「シンプルの正体」を明らかにします。2017年4月から全国巡回する「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」展の公式図録です。

目次 : シンプルな生き方 文・森本俊司/ ブルーナのデザイン、ひとつのはじまり/ 第1章 心をとらえるシンプル ペーパーバックとポスター 1955−1975年(おしゃべりな色/ 大胆な省略/ ユーモラスな線/ リズミカルな反復)/ 第2章 想像力をひきだすシンプル 絵本1953−2011年(知らせる色/ 空間をつくる線/ 空想をうみだす形/ ささやかな幸せをつたえる言葉)/ インタビュー:シンプルってなんだろう/ groovisions/ KIGI/ 中村至男/ ミントデザインズ/ 菊地敦己/ ディック・ブルーナ年譜

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    このブルーナの作品集は、色や形がユーモアを交えながら語り合っているかのようで、狭い部屋に一人籠もって読んでいても愉しくなる。ペーパーバックでは、ブラック・ベアなど黒い色を巧みに使って知的な世界へ誘う。絵本では、赤・青・黄・緑の組み合わせで人や動物を描き、大人だって浮き浮きした気分にさせてしまう。単純な姿や形が複雑な感情を持つように見えるのはなぜだろう。その微妙な違い…繊細さこそ「シンプルの正体」なのかも知れない。ブルーナは、人がどんな単純な物や記号からも感情を汲み取ってしまうことをよく知っていたのだろう。

  • 鱒子 さん

    図書館本。ミッフィーorうさこちゃんで、日本ではおなじみ、ディック ブルーナさんのデザイン画集。 実にシンプル。わたしなら空間が不安になって、コレも入れようアレも入れようーーなんて色々書き足したくなります。センスの差とはこういう事なのでしょう。「ブラック ベア」は本の読みすぎで目が赤いのか!

  • キジネコ さん

    「人はだれも、子どもの頃の素晴らしい思い出をスーツケースにしまい込み、人生という旅を続けています。」本文より。禅に、一筆で描かれる円相(悟りの境地)あり、又 円窓(心の窓)とも… シンプルの正体を考えてみて「愛だと思うんよ」と読み友さんにコメ残しました。私の中で禅の円がゆっくりと一周致します。禅とうさこちゃん…あながち見当外れな連想ではないな、と思いつつ嬉しくなって一人笑っています。子供の頃の思い出は全てが「素晴らしい」訳じゃないけども、これからも大事にしながら、も少し旅を続ける事に致します。〇 △ □ 

  • らぱん さん

    ブルーナの仕事が網羅されているデザインブックで、完成品であるポスターやペーパーバックの表紙や絵本のほか、デッサンや原画など100点以上を見ることが出来る。 彼は絵本作家だけでなくデザイナーとしても素晴らしく、20年で2000冊以上のペーパーバックの表紙製作は偉業と言える量で、その意味では偉大な職人と言えるかもしれない。 ペーパーバックの表紙のデザインは本の顔として抜群の出来栄えで、広告の役割を果たし内容を想起させる。斬新なアイディア、魅力的な書体、本の中身を引き立てながらも個性が見える。↓

  • とよぽん さん

    「ぼくがシンプルを追い求めるのは、デザイン的な美しさということだけでなく、そこにイマジネーションの余地を残したいからなのです。」というブルーナ氏の言葉、何だかこれが全て、という感じがした。タイトルもズバリ、「シンプルの正体」で。この本でブラック・ベアの魅力を堪能できた。オランダへ旅行したとき、ユトレヒトも訪れたことを懐かしく思い出した。

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