ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ 自腹文庫

ブルボン小林

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784872339215
ISBN 10 : 4872339215
フォーマット
出版社
発行年月
2005年01月
日本
追加情報
:
19cm,316p

商品説明

芥川賞作家にしてゲームフリークスのブルボン小林(長嶋有)がゲームを語りつくす。ゲームをやりすぎた男の行く末は?書名はゲームカルチャー誌『コンティニュー』(太田出版)で連載していた連載タイトルで、セルジュ・ゲンズブールとテレビゲームへの二重のオマージュを捧げた題名だが、ゲーム脳で考えたタイトルのせいか、ゲームおたくには分かってもらえず、映画好きにも理解不能。プレイステーション.comの連載、パソコン通信ASAHIネットの「自己紹介欄」で自主的に始めた連載など貴重な原稿を多数収録。長嶋有書き下ろし短編付き!?

内容詳細

【本文より抜粋】
・最近ゲームに対してワクワクしない。発売前の開店時間にショップに駆け込むような情熱がなくなった。ゲームがつまらなくなったという意見もあるが、違うと思う。明らかにゲームをやりすぎなのだ。

・ゲームはかつて観光だったのだ。『スカイキッド』や『シティコネクション』に自由の女神が『ボンジャック』にスフィンクスが描かれていたのは、ゲームの観光性をいみじくも物語っている。結末(エンディング)ではなくて、道中を楽しむ。それがゲームだった。

・こないだ久しぶりに店に遊びに行ったらLSIゲームの『平安京エイリアン』が箱つきであった。居合わせた店番の女の子が「でもなんで平安京なの」と問う。問われて初めて、そういえばなぜだろうと考えた。

【著者紹介】
ブルボン小林 : 72年生まれ。コラムニスト。長嶋有の名で、第126回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アマニョッキ さん

    まずタイトルが良い。これだけでもう買いたくなっちゃうからスゴイ! 「愛してる、俺は愛してない」のパロだけあって、そんなにゲーム愛の強くない作者ゆえのゆるいゲーム論が面白い。ディスクシステムの起動音思わずググりました。オモロイ。スチャダラパーのゲームボーイズを脳内BGMで読んでいたら、単行本の裏を見てびっくり!これはぜひ単行本での購入をお薦めいたします。

  • 佐島楓 さん

    面白かったです。批評対象のゲームが比較的メジャーなのですが、やはりゲーマーでないとピンとこない文章もあると思います。ただそれだけに、「ああ、このゲームあったあった!」感はものすごく、危うく本を傷めるくらい笑ってしまったところもありました。単行本をお持ちのかたは、カバー裏にも注目。装丁も凝ってます。

  • nbhd さん

    ブルボン小林は芥川賞作家・長島有のコラムニスト名。いちプレーヤーのふつうの感覚と「ゲームの手ざわり」の描写にこだわりを感じるコラム集。僕が興味を持ったのは、「ドラクエが我々を『教育』した」とある箇所。なにを「教育」したのかというと、「コマンド:かいだん→画面暗転→マップ切り替え」という、ドラクエTのあのくだり。ゲームを全く知らない人は『暗転切り替えが階段を昇降したこと』だとは理解できない。あの面倒くさい「コマンド:かいだん」の必然性がここにあるらしい。たしかに、すでに「教育」されている。

  • スプリント さん

    芥川賞作家である長嶋有氏のコラムニスト名義での本です。非常に読みやすく内容も面白いです。参考写真が小さいのでそのゲームを知らない人はネットで検索することをおすすめします。

  • wasabi さん

    『ドラクエX』のモンスターを仲間にできるシステムにしっくりこない感覚は同意。「狂暴凶悪オキシジェンデストロヤーだった怪獣ゴジラが、人気を得て回数を重ねるうちにいつの間にか『ぼくらの地球を守る』みたいになっちゃったような、子ども向け続編に特有の『腐の気配』を感じたのだ。おまえら『なかまになりたそうにこちらをみ』るなよ、と言いたかった」。

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人物・団体紹介

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ブルボン小林

1972年生まれ。コラムニスト。2000年「めるまがWebつくろー」の「ブルボン小林の末端通信」でデビュー。小学館漫画賞の選考委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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