CD 輸入盤

交響曲第8番、他 フルトヴェングラー&VPO(平林直哉リマスター)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GS2015
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

平林直哉責任プロデュース、
GRAND SLAMフルトヴェングラー・シリーズ第9弾

超高音質で蘇るブルックナー交響曲第8番(1954/VPO)
特別価格完全限定生産盤!

【制作者より】
 このディスクに収録された1954年4月10日のライヴであるブルックナーの交響曲第8番はこれまでいくつかのレーベルでCD化されていますが、CD1枚に無理やり詰め込むために意図的にピッチを上げたと思われるものや、ノイズを除去しすぎて原音の輝きを失っているものが散見されました。しかし、今回入手したテープは驚くほど状態が良く、それを注意深くピッチや音質を補正することにより、この演奏を理想通りの音質で蘇らせることに成功しました。かつてフルトヴェングラーの生演奏を体験した人たちの多くは、フルトヴェングラーの実際の音について「暖かく透き通るような音。絹の肌触りのような柔らかい音色」と証言していますが、このディスクではまさにその印象に近いものが体験できます。それは目からうろこと言っても過言ではありません。

【解説書の内容】
制作者によるフルトヴェングラーのブルックナーの交響曲第8番の総ざらいと、かつて流布した別人説を掲載します。この別人説は改訂版を使用しているという理由で、フルトヴェングラーではなくクナッパーツブッシュではないかと噂されたものです。この説は現在ではまったく否定されていますが、この説を日本で最初に紹介した故藁科雅美氏の記事(月刊『ディスクリポート』より)を歴史的な事実として転載します。その他、珍しいプログラムも含まれます。

【制作者よりおことわりとお願い】
ブルックナーは当時の放送録音としては最上の音質の部類に属しますが、除去出来ないかすかな混信、電気系統のノイズ、および修正が困難な出力レベルの変動が見られます。また、ボーナス・トラックはLPよりの復刻ですのでLP特有のノイズが混入します。
 なお、制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。以上、あらかじめご了承下さい。(平林 直哉)

・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(改訂版)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
 録音:1954年4月10日、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル)
 ソース:Private archive

[ボーナス・トラック]
・ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』より「ブリュンヒルデの自己犠牲」
 キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
 録音:1952年6月23日、ロンドン、キングスウェイ・ホール(モノラル)
 ソース:HMV(U.K.)ALP1016

・マーラー:歌曲集『さすらう若人の歌』
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
 録音:1952年6月24−25日、ロンドン、キングスウェイ・ホール(モノラル)
 ソース:HMV(U.K.)ALP1270

収録曲   

ディスク   1

  • 01. ブルックナー:交響曲第8番 第1楽章 Allegro moderato
  • 02. 第2楽章 Scherzo
  • 03. 第3楽章 Adagio

ディスク   2

  • 01. 第4楽章 Finale
  • 02. ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』より「ブリュンヒルデの自己犠牲」
  • 03. マーラー:歌曲集『さすらう若人の歌』「恋人の婚礼の時」
  • 04. 「朝の野を歩けば」
  • 05. 「僕の胸の中には燃える剣が」
  • 06. 「恋人の青い目」

総合評価

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4.0

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Grand Slam復刻CDの常で音色が暗い。(デル...

投稿日:2024/03/10 (日)

Grand Slam復刻CDの常で音色が暗い。(デルタも暗め)これでウィーンフィルの艶やかな音がよみがえったと本当にいえるか疑問に思う。演奏は基本的には、49年の演奏とさほど変わりなくスケルツォなどヨッフム・SKDより早いと思う。フルトヴェングラーの長所がでているのは第3楽章や他楽章の経過句のゆるやかなパッセージかと思う。こういうところはいつもながら他の追従を許さないほど素晴らしい。終楽章も聴きごたえ十分だが、残念ながらCDの音色が暗いので繰り返して聴く気がしない。どうしてグランドスラムのCDは暗いのが多く、ウィーンフィルもベルリンフィルも同じように聴こえるのは何故だろうと、いつも思う。演奏4、音色2。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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フルトヴェングラーのブルックナーの第8の...

投稿日:2010/04/24 (土)

フルトヴェングラーのブルックナーの第8の54年盤については、クナッパーツブッシュの演奏ではないかとの説が存在しているが、本盤の名演を聴いて、そんな疑念はすっかりと吹き飛んでしまった。第1楽章のゆったりとした深沈たるインテンポの表現を聴いていると、確かに、そのような説を唱える者にも一理あると思ったが、第2楽章のスケルツォの猛スピードの演奏と、中間部のゆったりとしたテンポの極端な対比や、第3楽章のうねるような熱いアダージョの至高美、そして終楽章の物々しい開始や、ドラマティックな展開など、フルトヴェングラーならではのテンペラメントな世界が全開だ。改訂版の使用であり、終楽章には大幅なカットや、ブルックナーらしからぬ厚手のオーケストレーションが散見されるが、これだけ堪能させてくれれば文句は言えない。グランドスラムによる復刻は、この当時のものとは言えないくらい鮮明なものであり、特に低弦による重量感溢れる迫力には大変驚かされた。ボーナストラックのワーグナーやマーラーも定評ある名演。特に、マーラーのさすらう若人の歌は、各楽章ごとの巧みな描き分けが見事であり、殆どマーラーを指揮していないにもかかわらず、これほどの超名演を成し遂げたフルトヴェングラーの偉大さにあらためて感じ入った。若きディースカゥも、その後の洋々たる将来を予見させるのに十分な見事な歌唱を披露している。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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だめだ。ウィーン・フィルの音がしない。ベ...

投稿日:2007/06/08 (金)

だめだ。ウィーン・フィルの音がしない。ベルリン・フィルをさらに暗くしたような異様な音に変容している。

tori さん | kanagawa | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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