CD 輸入盤

交響曲第7番 上岡敏之&ヴッパータール交響楽団(2CD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TDKMA302
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

演奏時間90分33秒のブルックナー第7番!
上岡敏之&ヴッパータール交響楽団の注目演奏!

2007年9月の8日と9日、両日共にスタンディングオベーションとなったドイツでのシーズン開幕コンサートを収録したこのブルックナー第7番、演奏時間がなんと第1楽章28分36秒、第2楽章33分27秒、第3楽章12分2秒、第4楽章16分28秒の計90分33秒という史上最長のものです。
 発売元のTDKコアでは、当初CD1枚での発売としていたのですが、予想外に長大な演奏時間のため、1枚にはとても入りきらず、急遽2枚組での発売ということに仕様変更となりました。
 使用スコアについての上岡氏からのコメントも入っています。「以前、ノヴァーク版でこの交響曲を振ったところ、多くの疑問を感じた。そこで今回はハース版の使用を考えたが、これにも満足できないところが少なからずある。熟慮の末、ハース版をベースに、作曲家の自筆譜と初演当時フランツ・シャルクやアルトゥール・ニキシュらが手を加えたスコアから取捨選択し、ブルックナーが望んだであろう繊細なこの曲本来の響きに近づきたいと考えた。」(上岡敏之)

 演奏時間の長いブルックナー7番というとまず念頭に浮かぶのが、以前NHKで放映されたチェリビダッケ指揮ベルリン・フィルによる演奏(86分)や、同じくチェリビダッケのEMI盤(79分)とSONYのLD(78分)など、そしてヨッフム指揮コンセルトヘボウの来日公演(76分)といったところでしょうか。75分を超える演奏はこのくらいしかないので、それらよりもはるかに長い今回の演奏時間には驚くほかありません。
 ちなみに、速いので有名なオーマンディの第7番は55分なので、実に35分も違うことになります。
 ブルックナーだから遅ければよいというわけでもありませんが、たとえば前半2楽章の美しい旋律の数々が、ゆったりと広大な弧を描いて消えてゆくさまを聴くだけでも、なんとも気持ちの良い感じがするものです。特にアダージョは素晴らしい聴きものとなっています。

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)[90:33]
 第1楽章 アレグロ・モデラート [28:36]
 第2楽章 アダージョ [33:27]
 第3楽章 スケルツォ [12:02]
 第4楽章 フィナーレ [16:28]
 ヴッパータール交響楽団
 上岡敏之(指揮)

 録音時期:2007年9月8、9日(デジタル)
 録音場所:ヴッパータール、ヒストーリッシェ・シュタットハレ(ライヴ)

【アーティスト・プロフィール】
上岡敏之 Toshiyuki Kamioka
2004/2005年のシーズンより、ヴッパータール市の音楽総監督。ヴッパータールに就任する前は、8年間にわたり、ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽総監督として成功。
 ヴッパータールでは、オペラ『リゴレット』を振って、オペラ指揮者として輝かしいスタートを切り、彼の高い音楽性と、きめ細かい解釈が、マスコミと聴衆双方から絶賛。
 上岡は東京の生まれ。東京芸術大学で、指揮、作曲、ピアノ、そしてヴァイオリンを並行して習得。1982年、名誉ある安宅賞を受賞。2年後には、ロータリー国際奨学生として、ハンブルク音楽大学に留学し、クラウスペーター・ザイベルに指揮を師事。キール市立劇場のソロ・レペティトール、およびカペルマイスターとして、歌劇場でのキャリアをスタート。1992年から1996年まではエッセンの市立アールト劇場の第一カペルマイスター。
 1998/1999年のシーズンより、ヘアフォートの北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も兼務。また、バンベルク交響楽団、ケルン放送交響楽団(WDR)、中部ドイツ放送交響楽団(MDR)、バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団など、国内外で数多くのオーケストラでも客演活動を展開。
 上岡は、多忙な中、後進の育成にも力を注いでおり、1999年から2000年まではドイツ音楽協議会の指揮者フォーラムを主宰。すでに1987年から、ハンブルク音楽大学で室内楽と伴奏の講師を務めているほか、2000/2001年には、フランクフルト音楽大学のオペラクラスの代理教授として活躍。2004/2005年の冬学期からはザールブリュッケン音楽大学の指揮科正教授に就任。2007年6月、第15回渡邉暁雄音楽基金音楽賞受賞。

ヴッパータール交響楽団 Sinfonie Orchester Wuppertal
このオーケストラの歴史は150年近くにおよぶ。初期の段階からオーケストラには、クララ・シューマン、ヨーゼフ・ヨアヒム、ヨハネス・ブラームス、マックス・ブルッフといった高名な音楽家がソリストや指揮者として登場し、名声を得ていった。
1900年(この当時、リヒャルト・シュトラウスも客演)から、シュターツ・ハレを本拠地として活動、今でも近隣のオーケストラがうらやむ立派な建物は、第二次世界大戦で焼け落ちたが、1995年12月に修復され、昔の輝きを取り戻している。エーリヒ・クライバー、オットー・クレンペラーなどの偉大な指揮者たちも、ヴッパータールで音楽的キャリアの第一歩を踏み出している。
世界大恐慌の時代に、オーケストラを助けた音楽家の一人に、エルバーフェルト(ヴッパータール市の旧名)出身のハンス・クナッパーツブッシュがいる。後には、ゲオルク・ラティエン、フリッツ・レーマン、マルティン・シュテファーニが指揮台に立った。22年間におよぶ、ハンス・マルティン・シュナイトに続いて、1986年から1996年の間は、指揮者であり、音楽学者でもあるペーター・ギュルケがオーケストラを率いてきた。一時的に任命されたシュテファン・クリーメからバトンを引き継ぎ、1998年から2004年までは、アメリカ人のジョージ・ハンソンが、ヴッパータール市の音楽総監督を務めた。
2004/2005年のシーズンからは、上岡俊之が新たにヴッパータール市の音楽総監督に就任。現在、オペラからコンサート、バロック音楽から現代音楽にいたるまで多岐にわたるレパートリーを誇っている。ドルトムントのコンツェルトハウスとケルンのフィルハーモニーに定期的に客演しているほか、ミュンヘン、パリ、ブレスラウ、トリノ、およびローマなどをツアーで訪れている。
ヴッパータール交響楽団は、アウトリーチ活動にも力を入れており、積極的にオーケストラが毎回様々な編成で学校を訪問、それぞれの楽器を紹介する「オーケストラにさわろう」といった企画が特に好評を得ている。

収録曲   

ディスク   1

Bruckner: Symphony No.7

  • 01. Allegro moderato
  • 02. Adagio:Sehr feierlich und sehr langsam

ディスク   2

  • 01. Scherzo:Sehr schnell-Trio:Etwas langsamer
  • 02. Finale:Bewegt, doch nicht schnell

総合評価

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諸兄の批評を参考に購入した。しかし、聴い...

投稿日:2016/01/06 (水)

諸兄の批評を参考に購入した。しかし、聴いてみてガッカリさせられた。ハース版をもとに・・・と言っているくせに、クライマックスのあのうるさいシンバルは何だ?常識を疑うよ!このシンバルについて書かれているレヴューがなかった?ので間違って購入してしまった。長さだけはとりわけ、確かにアダージョは前代未聞の長さではあるが、だらだらとした演奏にしか聴こえない。これなら比較するのは失礼だがチェリの方がよっぽど素晴らしい!オケのウッパタールといえばわがクナ先生の生誕地である。クナ先生も草葉の陰で「こんなものが通用する世の中になったのか!はっはっはああああ・・」と高笑いしていることだろう。長けりゃいいってもんじゃないですわ!

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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テンポがとてつもなく遅い以外は案外シンプ...

投稿日:2010/01/15 (金)

テンポがとてつもなく遅い以外は案外シンプルな演奏。それだけにこのテンポ設定がなんともユニーク。特に最初の二つの楽章は、ブルックナーがもしこの交響曲の第二楽章終了後絶筆していたらこういう演奏が主流になったかも、とも思わせる演奏。

ぼん さん | 神奈川県 | 不明

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おそらく、これ以上遅いこの曲の演奏は出て...

投稿日:2009/10/06 (火)

おそらく、これ以上遅いこの曲の演奏は出てこないのではないだろうか。この曲ひとつで、CD2枚組は前代未聞である。私は、ブルックナーの交響曲(特に最後の3曲)は、指揮者とオケが、音楽の推進力を維持できるのなら、なるべく遅いほうが良いと思っている。しかし、第一楽章は、これだとほとんどアダージョである。さすがに遅すぎるようには思うが、さりとて音楽が停滞しているかというとそうとも言えない。アダージョも、丁寧かつ遅い演奏だ。なんと、33分以上かけている。ただ、全体にインテンポなために、起伏に乏しく、盛んに弱音を駆使するので、デュナーミクが平坦に聞こえる。このテンポのわりには、内声部があまり浮かび上がらず、微温的な感じさえある。例のシンバルが鳴る頂点に向けて、内部から湧き上がってくる力感のようなものが不足しており、インパクトはそれほどでもない。結局、何人かの方がおっしゃっているように、このテンポである必然性がどこにあるのか、という問題に行きつくことになる。しかし、後半の2楽章は、良いように思う。相変わらず遅いが、低弦や内声部が物を言っており、ピチカートも語りかけてくるし、ここには一つの自己主張が感じられる。スケルツォのトリオでは、またもや音楽が沈潜気味となるが、それほど違和感はない。92分という長丁場だが、壮大な音楽を聴いたという印象は残らない。しかし、朝比奈の晩年のこの曲の演奏と、これを比べると、どっちが90歳の音楽かわからなくなる。評価が難しいが、さすがに星ひとつにするには忍びない。

七海耀 さん | 埼玉県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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