CD

交響曲第7番 スダーン&東京交響楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NF21202
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

熟成の響き!
スダーン&東京交響楽団/ブルックナー:交響曲第7番


「おそらくこれは、わが国のオーケストラが録音した、最も緻密で、スコアの隅々まで神経を行き届かせた演奏によるブルックナーの「第7交響曲」であろう。」(東条碩夫)
「スダーン率いる東京交響楽団は、我が国のオーケストラ界では本当に稀な、様式美を備えたオーケストラに成長、両者が作品のより良き再現に向けて邁進した感動的な演奏は、思わず聴き手の襟を正させるほどである。」(諸石幸生)

近年の東京交響楽団充実ぶりは、従来にも増して目覚ましいものがあります。第21回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(2008年度)コンサート・パーフォーマンス賞(日本人アーティスト)を受賞したのはその表れのひとつであり、日本のオーケストラのトップにランク付けした音楽誌もある程です。
 その大きな推進力になっているのが、40年にわたり心血を注いで東京交響楽団を育て上げた秋山和慶のあとを継いで、音楽監督の任に就任したユベール・スダーンに負うところが少なくありません。
 ユベール・スダーンは、1946年にオランダ・マーストリヒトに生まれ、ブザンソン国際指揮者コンクール優勝(1971年)と、グィード・カンテルリ国際コンクール(1975年)で優勝、カラヤン国際指揮者コンクール(1971年)では第2位という栄冠に輝きましたが、それ以後もその名声に惑わされることなく、ヨーロッパを中心としたキャリアを着実に積み重ね、13年間にわたるザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の音楽監督を経て、2004年に東京交響楽団の音楽監督に就任しました。スダーンはハイドンをその出発点と定め、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典を東京交響楽団のプログラムの中心に据え、さらには昨年度(2008年)のシューベルト・チクルス、本年度(2009年)のシューマン・ブラームス・チクルスを展開し、楽団の実力を一層深めることに力を注いできました。
 ブルックナーの交響曲第7番は、2日間にわたり本拠地ミューザ川崎シンフォニーホールでセッションにより録音されましたが、こうした古典を基礎とした路線の延長線上でごく自然に演奏されており、ホールの響きを知りつくした指揮者とオーケストラによって、深い味わいのある熟成した響きがホール空間いっぱいに満たされました。ベルリン・フィルを始めロンドン響、ドレスデン・シュターツカペレ、バンベルク響、ミラノ・スカラ・フィルなどの世界の第一級のオーケストラの指揮を数多く経験したスダーン自身が、この録音の終了後に「東京交響楽団は今や世界のファースト・クラスのオーケストラに成長した」と確信をもって語りましたが、このことを裏付ける世界に誇るべき録音の完成といえるでしょう。(fine NF)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
 東京交響楽団
 ユベール・スダーン(指揮)

 録音時期:2009年3月27-28日
 録音場所:ミューザ川崎シンフォニーホール
 録音方式:DSD(セッション)
 DSD to finest CD

【ユベール・スダーン】
オランダ・マーストリヒト生まれ。ブザンソン国際指揮者コンクール優勝、カラヤン国際指揮者コンクール第2位、グィード・カンテルリ国際コンクール優勝に輝いている。
 メルボルン交響楽団首席客演指揮者、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、ユトレヒト交響楽団、パルマのトスカニーニ交響楽団、フランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団の音楽監督などを歴任。そして13年間にわたるザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の音楽監督を経て、2004年9月に東京交響楽団の音楽監督に就任、現在に至る。
 これまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団、ドレスデン・シュターツカペレ、バンベルク交響楽団、ウィーン交響楽団、シュトゥットガルト、ハンブルク、フランクフルトの各放送交響楽団など数多くの主要オーケストラと共演し、オペラの分野でもバスティーユ・オペラや、パルマ、カターニァ、パレルモ、トリエステ、ボローニャなど、多くのオペラハウスで精力的に活動している。
 2004年7月、ザルツブルク市名誉市民およびオーストリア・ザルツブルク州ゴールデン勲章を授与された。(fine NF)

【東京交響楽団】
1946年創立。音楽監督にユベール・スダーン、桂冠指揮者に秋山和慶、常任指揮者に大友直人、正指揮者に飯森範親を擁する。
活動の特色の一つに邦人作品を含む現代音楽の初演があり、これまでに文部大臣賞、音楽之友社賞、京都音楽賞大賞、毎日芸術賞、モービル音楽賞、サントリー音楽賞など数々の賞を受賞している。新国立劇場においてもオペラ・バレエ公演を毎年担当。新潟市とは準フランチャイズ契約を結び、1999年から定期演奏会や特別演奏会を開催している。2004年からは川崎市のフランチャイズ・オーケストラとして、ミューザ川崎シンフォニーホールで定期演奏会をスタートさせ、活動の場を拡げている。教育面でも日本初の「こども定期演奏会」や「0歳からのオーケストラ」開催し、注目を集めている。(fine NF)

内容詳細

素晴らしいブルックナー。しなやかで流麗、腰の強さも十分であり、その余裕のあるスケール感も凄い。ブラインド・テストをしたら日本の団体とはわからないのでは。音質も非常に良い。装置のある人はSA-CDシングルレイヤー(NF-61202)がさらにお勧め。(白)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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SACD・2chステレオ再生で聴いています。録...

投稿日:2011/07/23 (土)

SACD・2chステレオ再生で聴いています。録音も含めて、透明感の素晴らしい演奏です。海外のオケの録音でも、この域に達しているものはなかなか無いと思います。解釈はオーソドックスなものですが、オケは弦・管ともに自信が漲っており、確信に満ちた音楽を聴かせます。その辺りは、ライブ録音で済まさずに、入念なセッション録音を行ったことの良さが表れているように思います。スダーンという指揮者、モーツァルテウムとの録音では、小編成オケだったため芸風の全貌が掴みにくい面がありましたが、純良な音楽性をもった実力者だと感じました。これは生演奏も聴きに行かなくては。

SeaCrow さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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