SACD 輸入盤

交響曲第7番 ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
403571900100
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ヤンソンス&バイエルン放送響ライヴ
ブルックナー:交響曲第7番


【このCDについて】
「最愛なるワーグナー」の死を予感して書かれた第2楽章、簡潔に書かれた終楽章、とブルックナーの交響曲の中でもとりわけ美しいメロディに溢れた交響曲第7番です。バイエルン放送響の完膚なきまでに正確なアンサンブル、それを率いるヤンソンスの情熱的なタクト。お互いの持つ美質をこの上なく引き出した極上の演奏は、これまでのブルックナーの演奏史においても最上級の賛辞が与えられることでしょう。「世界で最も美しい響きを得られるコンサート・ホール」として知られるウィーンのムジークフェラインザールにおいて録音されたこのブルックナー。音質はもちろん最高です。(ナクソス・ジャパン)

【オーケストラについて】
1949年に設立されたバイエルン放送響は、ドイツの伝統を理想的な形で継承しているオーケストラ。ヨッフムが種をまき、クーベリックが育て上げた「いぶし銀の響き」が特徴です。以降、コリン・デイヴィス、ロリン・マゼール、そしてマリス・ヤンソンスと、5人の世界的な指揮者のもとで飛躍的に発展したこのオーケストラは昨年末、英国の権威ある「グラモフォン誌」にて世界のオーケストラ第6位に選ばれ、まさに一流のオーケストラとして認知されるまでに至りました。(ナクソス・ジャパン)

【マリス・ヤンソンスについて】
ヤンソンスは「私の録音観は、まずライヴに勝るものはないということ。音楽には、生演奏でなければ絶対に出てこない情熱の高まりや、オーラのようなものがあります。」と語るように、これらのアルバムにはヤンソンスとバイエルン放送響が起こす、激情的でロマンティックな濃密なオーラがしっかりと刻み込まれています。
 マリス・ヤンソンス[1943- ]は、指揮者アルヴィド・ヤンソンスの息子として1943年にラトヴィアのリガに生まれました。レニングラード音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学び、優秀な成績で卒業、ウィーンでハンス・スワロフスキーとエステルライヒャーに、ザルツブルクでヘルベルト・フォン・カラヤンに師事。
 1971年にレニングラード・フィルを指揮してプロ・デビューし、1973年からはムラヴィンスキーに招かれて副指揮者をつとめたという経歴の持ち主で、1986年のレニングラード・フィル来日公演でのムラヴィンスキーの代役としての第5番での見事な演奏は語り草にもなっています。
 1979年から2000年にかけての長い期間、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、この楽団の国際的な知名度を高めました。
 その間、1992年にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者、1997年から2004年までピッツバーグ交響楽団の首席指揮者も兼任、1990年代を迎えるとベルリン・フィルやウィーン・フィルなど各国一流楽団への客演も本格化します。
 そして、2003年にはバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任し、さらに2004年からはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者も兼務するというすごい活躍ぶりをみせることとなり、数々の来日公演やウィーン・フィルのニューイヤーコンサート出演などもあり、日本でもすっかりおなじみの巨匠となっています。

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 [ノヴァーク版]
 バイエルン放送交響楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

 録音時期:2007年11月4日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

【BR KLASSIKレーベルについて】
バイエルン放送交響楽団、放送合唱団、そしてミュンヘン放送管弦楽団。この3つのアンサンブルの素晴らしい演奏記録が、バイエルン放送(Bayerischer Rundfunk)が自ら立ち上げた「BR KLASSIK」レーベルから愛好家のために提供されることになりました。
 バイエルン放送響誕生から60年、レーベル発足を記念してまずリリースされるのは、現在バイエルン放送響の首席指揮者として腕をふるっているマリス・ヤンソンスによるマーラー、ブルックナー、ハイドンという、まさにファンにとって垂涎のアイテム。また、放送局が所持している過去音源からのリリースも予定されており、第1弾としてマルタ・アルゲリッチと共演したピアノ協奏曲2曲が登場します(1973年、オイゲン・ヨッフム/1983年、小澤征爾)。
 今後は、バイエルン放送響歴代5人の首席指揮者の音源のほか、首席就任直前に急逝したキリル・コンドラシンの音源も含めて、3つのアンサンブルによる音源を年に10数点のペースでリリースする予定です。

収録曲   

  • 01. 交響曲第7番 ホ長調 WAB 107 (1885年ノヴァーク版) - T. Allegro molto vivace
  • 02. 交響曲第7番 ホ長調 WAB 107 (1885年ノヴァーク版) - U. Adagio: sehr feierlich und sehr langsam
  • 03. 交響曲第7番 ホ長調 WAB 107 (1885年ノヴァーク版) - V. Scherzo: sehr schnell
  • 04. 交響曲第7番 ホ長調 WAB 107 (1885年ノヴァーク版) - W. Finale: Bewegt, doch nicht schnell

総合評価

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安くなっていたので購入。まず一聴して、よ...

投稿日:2018/03/19 (月)

安くなっていたので購入。まず一聴して、より最新のはずのマーラー9番よりこっちの方が音質が良いと思う。ホールの違いがあるにしても…マーラーはほんの少し残響過多、ぼけた印象を与えられたが、こちらの方が残響の多いムジークフェラインなのに残響がもっと適度で引き締まっている印象を受けた。金管の音がマーラーより明らかに調子が良いし、ブルックナーだからなのか、余計な歌いまわしをせずに品格を保っているし、柔らかい。弦楽器のブレンドも最高、ティンパニの1楽章の長大なトレモロは本当にオルガンのオルゲンプンクトのように隙間なく敷き詰められている入魂の音だった。このオーケストラ、木管が大好きなので、いつも文句無し!テンポもインテンポで何もしていない感じに聴こえる(何もしていないように聴こえさせるのも技なのだが).…これで十分と自分は思う。理想的なオーケストラの音響で、余計なことをせず、丁寧に作曲家の仕事を形にすれば良いのだと思う。ヤンソンスさんは「丁寧」という印象を感じない演奏がチラホラ…気のせいかな?

ロールパン さん | 広島県 | 不明

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同年の日本公演でも話題となった演奏。これ...

投稿日:2012/08/14 (火)

同年の日本公演でも話題となった演奏。これは本当に言葉にならない。私はその音楽に何度も鳥肌を立て胸を締め付けられ、涙した。すべての響きが音楽のために奉仕されていた。伝統とかそんなものすらどうでもいいと思わせる極めて音楽的で野暮ったさのない清新な透明純粋な音色。鋭敏な機動力。全身で熱く応えながらでもどこまでも美しいヴァイオリン、ヴィオラの厚い響き、チェロの優美で清澄な詩、本気になった時のコントラバスの山をも動かすほどの轟音。フルート、オーボエソロは音が突き抜けてくるが音が分離するのではなくぴったりと寄り添い孤高の歌を詠う。ホルンの芯のある絶妙な音色、ロータリートランペットのソロの柔らかく包容力のある天国的な音。トロンボーンやワーグナーチューバをはじめ金管群の一部の隙もなく圧倒的に押し寄せてくる恐るべき音圧と均整美。20はあろうかというバチからその表現に相応しいものを慎重に選び出し、ド迫力で演奏を俄然引き締めるティンパニ、第2楽章のクライマックスで命懸けの一発を鳴らしたシンバルとトライアングル、彼らの音楽そのものだけを感じさせる至福の一時だった。 ヤンソンスは下手に奇をてらうことはないがオーソドックスながら音楽のもつ力を最大限に引き出そうとする。結果として非常に充実し切った響きを導き今まさに円熟にある説得力の強い解釈。ここぞと言う時はその表情を抉り出す。何より音楽に対する謙虚でありながら貪欲な姿勢。すべての音を一時たりともおろそかにしない。そして底知れぬ愛情がひとつひとつの音の徹頭徹尾にぎっしり詰まっていて細部まで血を通わせ、それは不断の集中力と共に確実に各楽団員に伝播し彼らの楽器を介して音楽の波動、巨大なエネルギーのうねりとなって客席まで放射している。

no music no life さん | 奈良県 | 不明

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何よりも第一楽章冒頭の主題が浮かび上がる...

投稿日:2011/04/23 (土)

何よりも第一楽章冒頭の主題が浮かび上がる瞬間が美しい。 ムジーク・フェラインザールのホールトーンが豊かに広がり、臨場感を増している。。 眼前に広がるアルプスのような第一主題と民族的な第三主題との対比が面白い。 第二楽章はワーグナーの葬送曲と言われているがむしろ全生命に対する鎮魂歌ではないかと感じた。 重苦しさよりも美しさを重視し、淡々と進み押しつけがましくないのが良い。 第三、第四楽章はいつも飛ばしていたが、今回初めて通しで聴いた。(笑) 全編を通して官能的とさえ言える聴覚的な美感が感じられ、むしろ何度も繰り返し聴きたくなる。 初めてこの曲の全貌をうかがい知る事が出来たと恥じ入る次第である。 いずれマルチチャンネルで聴いてみたい一枚だ。 余談ではあるが晩年期の構成のように、スケルツォ楽章を2番目においた方が安定するかなと思った。

独居人 さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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