DVD 輸入盤

ブルックナー:交響曲第6番、ハイドン:交響曲第76番 ヴァント&北ドイツ放送交響楽団(1996)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
107137
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

ブルックナー:交響曲第6番/ハイドン:交響曲第76番(1996)
ギュンター・ヴァント&北ドイツ放送交響楽団


ブルックナーの交響曲第6番とハイドンの交響曲第76番という組み合わせはヴァントはミュンヘン・フィルでもおこなっていました。ヴァントの6番の解釈は、リズム動機のシャープな扱いを基本とした凝縮感の強いものですが、そうしたアプローチと相性が良いのはハイドンの作品だったということでしょうか。ちなみにハイドンの第76番は、イギリスのブルックナーとも言われた作曲家、ロバート・シンプソンがその交響曲第4番に素材を引用していた作品とも言われています。
 この映像作品は、ハンブルク、キール、リューベックなど北西ドイツを中心に開催される夏の音楽祭「シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭」でライヴ収録されたもので、会場は1994年にオープンしたばかりのリューベックのホール「コングレスハレ」で、ヴァント好みの明晰で良い音がします。(HMV)

【収録情報】
● ハイドン:交響曲第76番変ホ長調 Hob.I:76
● ブルックナー:交響曲第6番イ長調[1881年稿(ハース)]

 北ドイツ放送交響楽団
 ギュンター・ヴァント(指揮)

 収録時期:1996年7月7日
 収録場所:リューベック、コングレスハレ(ライヴ)
 収録時間:80分
 画面:カラー、4:3
 音声:リニアPCMステレオ
 NTSC


【ギュンター・ヴァント Gunter Wand】
1912年1月7日、ドイツのエルバーフェルト(現ヴッパータール)に生まれる。1930年から31年の間に、ケルン大学で哲学・ドイツ文学、ミュンヘン音楽アカデミーでピアノ、ケルン国立音楽大学で指揮・作曲を学んだ後、32年にヴッパータール歌劇場のコレペティートアに就任。翌年ローベルト・シュトルツのオペレッタ《絹をまとったヴィーナス》で指揮者デビューを果す。34年、旧・東プロイセンのアレンシュタイン歌劇場の第2カペルマイスターに、38年には同歌劇場の第1カペルマイスターに就任。ここでの《魔笛》の成功が契機となり、39年ケルン歌劇場に採用され、同歌劇場のカペルマイスターとなる。非ナチ党員のヴァントだったが、劇場総監督の庇護の下、活動を続ける。44年、ケルン歌劇場の爆撃被災後、ザルツブルク州立歌劇場と契約を結ぶ。45年、州立歌劇場が閉鎖しナチス・ドイツが崩壊すると、アメリカ軍のためのジャズ・バンド演奏に携わる。同年10月にケルン市立歌劇場の音楽監督に就任、翌46年にケルン市の音楽総監督となり、47年にはギュルツェニヒ・カペルマイスターの称号も得て、この後、オペラおよびコンサートの両方を受け持つギュルツェニヒ管弦楽団との協働関係が約30年間続く。54年、旧東独・ベルリン国立歌劇場よりエーリヒ・クライバーの後任を打診されるも辞退。67年《コシ・ファン・トゥッテ》をもってケルンでのオペラ活動に終止符を打つ。68年、読売日響に客演し初めて来日。72年の《カルメン》(ベルン歌劇場)を最後に、これ以降、全活動をコンサートに限定するようになる。74年、ケルンの地位から引退。79年、NHK交響楽団に初登場。同楽団には82年、83年にも客演する。82年、北ドイツ放送交響楽団(ハンブルク)の首席指揮者に就任。87年には、同楽団の終身名誉指揮者となる。同年8月、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に初登場。89/90年のシーズンをもって同楽団首席指揮者の座を降りるが、その後も同楽団との密接な協働関係が続く。90年、同楽団を率いてペンデレツキとともに来日。2000年、北ドイツ放送交響楽団と再度、今度は単独で来日。01年11月4日同楽団と行ったフランクフルト公演が生涯最後の指揮となる。2002年2月14日、スイス・ウルミツの自宅で永眠。

総合評価

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4.5

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まずはハイドンだが、一貫して早めのテンポ...

投稿日:2009/11/12 (木)

まずはハイドンだが、一貫して早めのテンポで押してゆく、しかも厚みのあるハイドンだ。ただ、昨今ではピリオド楽器による演奏を聴きなれたせいで、ハイドンにしてはいささか重すぎるようにも感じられる。弦の響きが重厚で(これは良い意味で)、NDR交響楽団の実力を再評価した次第。だが、これが肝心のブルクナーになると、今一つ冴えがない。特にホルンと木管には不満が残る。また、弦も含めてヴァントの意図するところを反映しきれなかったという印象だ。一瞬の静寂の後に、1秒のほんの何分の1かの間合いがあって、そこにこそブルックナーの神秘性が立ち現れるのだが、それがここにはないのだ。音質、映像の画質に関しては文句がない。

烏 さん | 広島県 | 不明

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6番を聞かず嫌いの人には是非お勧めしたい...

投稿日:2009/03/22 (日)

6番を聞かず嫌いの人には是非お勧めしたい一枚だ。ブルの田園交響曲と言われるだけあってホルンや木管の技量が問われる曲だが、まったくすばらしいの一言。第二主題はもう天国にいるような気分だ。一楽章が終わって拍手が起ったが気持ちが分かる気がした。他の同シリーズよりNDRの並々ならない緊張感や気合が画面を通して肉迫してくる。 6番てこんな名曲だったんだと思わせられた。

のうえ さん | 京都 | 不明

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美しい音響に支えられた美しい演奏です。常...

投稿日:2005/08/16 (火)

美しい音響に支えられた美しい演奏です。常に自然な表情で作為的なものが感じられず、音響面でも重すぎず軽すぎず荒さはなく力強く柔らかく、それはクロード・ロランの理想郷的な風景画を思い浮かべさせるものです。6番て何てすばらしい曲なのかと感じました。

TSUBAME さん | 静岡 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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