ブリテン、ベンジャミン(1913-1976)
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ブリテン、ベンジャミン(1913-1976) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

127件
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  • アンドルー・デイヴィス指揮、BBC交響楽団によるブリ...

    投稿日:2023/01/28

    アンドルー・デイヴィス指揮、BBC交響楽団によるブリテンの作品集です。 今やイギリスの巨匠となった、アンドルー・デイヴィスが1990年代の初めにテルデックにイギリス音楽を録音しましたが、これはその中でも初期の録音です。 ブリテンの管弦楽作品のうち、知られた作品は収録されています。 ただ、肝心の演奏ですが、デイヴィスは当たり外れが大きい所があり、この演奏はハズレな演奏。 終始安定した安全運転型の演奏で、それが悪いわけではないけど、面白くもない。 そういう演奏です。 尚、青少年のための管弦楽入門はナレーション無し、オケのみの演奏です。 デジタル時代の録音なので音は良いですが、あまりおすすめはしません。

    レインボー さん

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  • これは文句なしに素晴らしい。まず、舞台が美しい。妖...

    投稿日:2021/07/19

    これは文句なしに素晴らしい。まず、舞台が美しい。妖精たちが活躍する幻想的な世界にぴったりだ。オベロンのボウマン、タイタニアのコトルバシュ他歌手たちも粒ぞろいだ。二組の恋人たちの一人ヘレナ役で、若き日のフェリシティ・ロットが出ているのも見逃せない。ブリテンの音楽を余すところなく引き出しているハイティンクの指揮も特筆もの。

    禅済 さん

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  • 目の覚めるような快演奏、快録音。ブリテンが作曲家と...

    投稿日:2021/07/07

    目の覚めるような快演奏、快録音。ブリテンが作曲家として世界的な名声を上げるのは、1945年の歌劇「ピーター・クライムズ」以降であるが、それ以前の1938年の作品であるこのピアノ協奏曲もたいへん立派な作品。おそらくこの時代のヴィルトゥオーゾ型協奏曲の代表格を言えるものだろう。 ブリテンの作風は多様性に富み、伝統的な部分、民族的な部分、現代的な感覚が一つの曲の中にミックスして現れてくることがよくある。このピアノ協奏曲もそのような作品。それでもブリテンの「基本的に中庸を重んじる」スタイルであることから、音楽的な効果は保守的な印象で、この時代の作品とは思えないほど調性主義的。第1楽章の冒頭、オーケストラの一撃から突如始まる疾走のような音楽は、どこかラヴェルのピアノ協奏曲の冒頭を思わせる。第2楽章は沈滞なワルツであるが、ピアノより先に独奏ヴィオラが音色を奏でるところなど、ブラームスを彷彿とさせる。第3楽章は「即興曲」と題した多彩な変奏曲で、これに続く終楽章が「行進曲」なのは、いかにもイギリスの音楽だと思う。エルガーをちょっと思わせるところもある。 「レチタティーヴォとアリア」は、このピアノ協奏曲が発表された当時第3楽章として置かれたもの。のちにブリテンはこの楽章を、現行の「即興曲」と置き換えた。聴き比べてみると、やはり、改訂後の方が充実した音楽になっていることがわかる。「若きアポロ」は勇壮で親しみやすい音楽。最後に収録された左手のピアノと管弦楽のための「ディヴァージョンズ」は片腕のピアニストヴィトゲンシュタインのために当時の作曲家たちが遺した作品群の一つで、曲は13の細かいパーツにわかれている。1曲1曲多彩な作曲技法が楽しめる。「夜想曲」と題された一説など、たいへんロマンティックで美しい。 オズボーンのピアノソロが凄い。圧巻のテクニックを駆使して、技巧的なパッセージはきわめ速いスピードで正確に弾き抜いている。楽曲そのものが推進性によって造形をキープする要素が強いので、しまった響きが音楽をわかりやすく、ポジティヴなものにしている。オーケストラも曲想に鋭く呼応しており、両者ともノリにのった演奏だ。これらの曲の決定的録音と思う。

    ココパナ さん

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  • 「20世紀を象徴する10曲」に入るであろう大作です。 ...

    投稿日:2021/03/14

    「20世紀を象徴する10曲」に入るであろう大作です。 この曲には、作曲者が想定した「かつての対戦国から集まった3人の独唱陣」(イギリスのピーター・ピアーズ、ロシア(当時はソ連)のガリーナ・ヴィシネフスカヤ、ドイツのフィッシャー・ディスカウ)を取りそろえて作曲者自身が指揮をした決定的名盤があります。 それはそれとして、20世紀の音楽を語るためには、この曲はいろいろな演奏家によって繰り返し演奏され、多くの人に聴かれる必要があると思います。また、それだけの価値のある名曲でもあると思います。 この演奏は独唱陣が充実した演奏です。第一次大戦に散った反戦詩人ウィルフレッド・オーウェンの英語の詩を歌う男性陣は英語圏の2人、ラテン語の典礼文を歌うのはロシアのネトレプコ(もともとヴィシネフスカヤが「英語が苦手」というのでこういう分担になったらしい)。 音の広がりや奥行きがよく表現された録音で、オーウェンの歌詞の室内オケによる歌唱は「手前」に聞こえます。 歌詞対訳が必要なので、初めて買うのは国内盤がよいです。

    Tan2 さん

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  • 20世紀を象徴する曲の、作曲者自身の指揮による極めつ...

    投稿日:2021/03/14

    20世紀を象徴する曲の、作曲者自身の指揮による極めつけの名盤。  なんせ、独唱陣がこの曲を作る上で想定されていた張本人たち、西側イギリスのピーター・ピアーズ、東側ロシア(当時はソ連)のガリーナ・ヴィシネフスカヤ(チェロ奏者ロストロポーヴィチ夫人)、対戦国ドイツのフィッシャー・ディスカウがそろった一期一会の演奏なのだから。バーミンガム市響によって行われた初演にはヴィシネフスカヤが出国を許可されず参加できなかったので、ブリテンは満を持してロンドン響に変えて録音に臨んだのだろう。  誰がこの曲の代表盤を選んでもこのCDになるという面白みのなさもあるので、この演奏をリファレンスに、他の演奏もいろいろ聴いてみるのが20世紀を生きた人間のたしなみだろう。やや古いものではケーゲル、小澤征爾もライブ録音しているし、ヤンソンスやパッパーノ、ノセダ、ネルソンスなども録音している。曲の好き嫌いとか演奏の良し悪しという次元を超えて、20世紀そして現代を生きる人間として一度は聴いておくべき曲なのだと思う。  ラテン語によるカトリックのレクイエムの典礼文に、第一次大戦の戦場に散った反戦詩人ウィルフレッド・オーウェンの詩が「寓話」として組み合わされており、宗教や国家を超えた「人間」に焦点が当てられている。  歌詞対訳があった方がよいので、初めて買う場合にはちょっと高いが国内盤にしておいた方がよい。

    Tan2 さん

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  • 「イリュミナシオン」は、作曲家自身の指揮で盟友ピー...

    投稿日:2021/03/05

    「イリュミナシオン」は、作曲家自身の指揮で盟友ピーター・ピアーズが歌った名盤があるのでテノールのための曲と思われているが、もともとはソプラノ歌手のために作曲されている。なので、このCDのように女声によって歌われるのは何の不思議もない。(ただ、内容からするとイアン・ボストリッジのような中性的な男声の方が向いているとは思うが)  歌唱、演奏とも極上で、この曲の真価を味わうには十分である。  また、若きブリテンが師匠フランク・ブリッジの主題に基づいて、師匠の様々な側面を描いてトリビュート(というよりも「ヨイショ」かな)した「ブリッジの主題による変奏曲」はブリテンの天才的な側面を見せるよい曲である。この演奏もなかなか良い。  「管弦楽入門」からは卒業して、ブリテンの真価を味わうには絶好の1枚だと思う。ただし、ランボーの詩による「イリュミナシオン」はフランス語の歌詞。まあ、対訳を見ても「何のこっちゃ」ではあるので、何語であっても同じだけど。

    Tan2 さん

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  • ディーリアスやフィンジの音楽をこよなく愛する私にと...

    投稿日:2020/05/19

    ディーリアスやフィンジの音楽をこよなく愛する私にとって、ブリテンでけはいまだに要らない<Cギリスの作曲家で、最初のレヴュアー「フルシチョフ」さんのご意見に思わず頷いたしだいです。子供のころ、音楽の時間に「パーセル以来ブリテンの出現まで、イギリスにはろくな作曲家がいなかった」などと教わりましたが、でたらめもいいところ。でも、食わず嫌い≠ヘ良くないので、このセットをきちんと聞いて認識を改められればと思っています。

    やすさん さん

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  • 音楽は時間の芸術だと云うこともできる ブリテンの無...

    投稿日:2018/07/17

    音楽は時間の芸術だと云うこともできる ブリテンの無伴奏チェロが胸にストンと落ちないのは時間の感覚を失うからだ 冒頭いきなり重音奏法で入りフーガへ バッハの同種曲を意識したが故の無茶振りである 決してアヴァンギャルドになれず調性の海を渡るものは歌と踊りを忘れられない いや寧ろそれに身を任せたからバッハは不滅の傑作を遺し得た 第1番でまとまりを欠いたブリテンも第2番に至って漸く焦点が定まったかに見えたが 結局 歌と踊りに徹せない 第3番は再び構成感を失う それぞれの歌は印象深いのに 霧の中を彷徨うが如く方向が定まらない 愉悦も高揚もなく 永遠に回り続ける万華鏡の無限絵のように 一瞬の煌めきを繰り返す ケラスは没入して見事に弾いた

    風信子 さん

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  • 素晴らしい内容の舞台だ。不幸な出来事を 希望につな...

    投稿日:2018/03/14

    素晴らしい内容の舞台だ。不幸な出来事を 希望につなげる話。出てくる歌手が歌も演技も 素晴らしい。日本語字幕あるし、安いのでまあ、 ダメもとで買ったが、、、

    須磨の横笛 さん

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  • brittenのpiano concertoは非常に魅力的な曲です。特...

    投稿日:2017/09/15

    brittenのpiano concertoは非常に魅力的な曲です。特に第一楽章のトッカータに魅せられます。第二次大戦前の時代に、現代音楽が袋小路に入った時期に、これだけ保守的でありながらセンスの良い音楽を発表した作曲者の才能に感服いたします。シンプルでありながら声に出しては歌になりにくい旋律など、興味深い要素に満ちています。軽妙にも見えて、実は憂鬱な苦悩のような影も垣間見え、奥深い音楽だと思います。

    テリーヌ さん

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ありがとうございました

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