ブリテン、ベンジャミン(1913-1976)

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CD 輸入盤

戦争レクィエム ブリテン&ロンドン響、ヴィシネフスカヤ、ピアーズ、フィッシャー=ディースカウ(2CD)(+ブルーレイ・オーディオ)

ブリテン、ベンジャミン(1913-1976)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4785433
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ブリテン:戦争レクィエム
最新リマスター、Blu-ray-Audio付き


ブリテン生誕100年記念盤。オリジナル・マスターテープより、最新技術によるハイ・ビット・リマスタリングを使用。また、カルショーが保存していたというリハーサル音源も収録(こちらはリマスターされておりません)。さらに、ブルーレイ・オーディオ・ディスク(音声のみ)が付いており、その新リマスター音源を、非圧縮音声(24bitリニアPCM)でそのまま収録。ブルーレイ・ディスク再生機器によってこの記念すべき作品をお聴きいただくことができます。

【戦争レクィエム】
ドイツ空軍による1940年の爆撃で瓦礫と化したコヴェントリー大聖堂が22年ぶりに再建されることとなり、それを記念する祝賀献堂式のため、反戦主義者ブリテンに委嘱されたのがこの『戦争レクィエム』です。
 委嘱を受けたブリテンは、1960年から翌年にかけて、集中的に『戦争レクィエム』の作曲に取り組み、反戦の決意と平和への祈願を作品に投影させて行きます。
 全体は6つの楽章から成り、ラテン語による通常のミサ典礼文の間に、第一次世界大戦で殺された詩人ウィルフレッド・オーウェンによる英語の詩が挿入される変則的なスタイルで構成されたこの作品は、ショスタコーヴィチが20世紀最大の傑作と称えたことでも知られる傑作です。

【反戦主義者ブリテン】
ベンジャミン・ブリテンは、日本政府からの祝典音楽作曲の要請にも『シンフォニア・ダ・レクィエム』で応えるほどの反戦主義者であり、第ニ次世界大戦が始まるとアメリカに逃れていたため、戦後は兵役忌避裁判にかけられたりもしました。
 また、『ねじの回転』『ヴェニスに死す』『ピーター・グライムズ』『ビリー・バッド』『カーリュー・リヴァー』『ルクレティアの凌辱』、そして反戦オペラでもある『オーウェン・ウィングレイヴ』など、死に関係するオペラを数多く書いたことでも有名です。

【大編成作品の優秀録音】
作品は大小2群のオーケストラと混声合唱、3人の独唱者によって演奏され、ラテン語部分は合唱とソプラノが、英語の詩の部分は独唱者が担当しています。天使のような少年合唱やソプラノの澄み切った美しさから、金管セクションや打楽器による圧倒的なサウンドまで、ブリテンの入念に描きあげた音響の素晴らしさをデッカの優秀な録音で堪能することが可能です。(HMV)

【収録情報】
ブリテン:戦争レクィエム Op.66

 ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
 ピーター・ピアーズ(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 サイモン・プレストン(オルガン)
 メロス・アンサンブル
 ロンドン・シンフォニー・コーラス
 バッハ合唱団
 ハイゲート学校合唱団
 ロンドン交響楽団
 ベンジャミン・ブリテン(指揮)

 録音時期:1963年1月
 録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
 録音方式:ステレオ(セッション)
 *リハーサル時の音声付き

【Blu-ray-Audio Disc】
・戦争レクィエム(全曲)を、24bitリニアPCMで収録

収録曲   

ディスク   1

  • 01. "Requiem Aeternam"
  • 02. "What Passing Bells For These Who Die As Cattle?"
  • 03. "Dies irae"
  • 04. "Bugles Sang, Saddening the Evening Air"
  • 05. "Liber Scriptus Proferetur"
  • 06. "Out There, We've Walked Quite Friendly Up To Death"
  • 07. "Recordare Jesu Pie"
  • 08. "Be Slowly Lifted Up"
  • 09. "Dies Irae"
  • 10. "Lacrimosa Dies Illa"
  • 11. "Move Him Into the Sun"
  • 12. "Domine Jesu Christe"
  • 13. "So Abram Rose, and Clave the Wood"
  • 14. "Sanctus, Sanctus, Sanctus"
  • 15. "After the Blast Of Lightning From the East"
  • 16. "One Ever Hangs Where Shelled Roads Part"
  • 17. "Libera me, Domine"
  • 18. "It Seemed That Out Of Battle I Escaped"
  • 19. "Let Us Sleep Now...In Paradisum"

ディスク   2

  • 01. Libera Me (Rehearsal)
  • 02. Libera Me (Rehearsal)
  • 03. Dies Irae (Rehearsal)

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ユーザーレビュー

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20世紀を象徴する曲の、作曲者自身の指揮に...

投稿日:2021/03/14 (日)

20世紀を象徴する曲の、作曲者自身の指揮による極めつけの名盤。  なんせ、独唱陣がこの曲を作る上で想定されていた張本人たち、西側イギリスのピーター・ピアーズ、東側ロシア(当時はソ連)のガリーナ・ヴィシネフスカヤ(チェロ奏者ロストロポーヴィチ夫人)、対戦国ドイツのフィッシャー・ディスカウがそろった一期一会の演奏なのだから。バーミンガム市響によって行われた初演にはヴィシネフスカヤが出国を許可されず参加できなかったので、ブリテンは満を持してロンドン響に変えて録音に臨んだのだろう。  誰がこの曲の代表盤を選んでもこのCDになるという面白みのなさもあるので、この演奏をリファレンスに、他の演奏もいろいろ聴いてみるのが20世紀を生きた人間のたしなみだろう。やや古いものではケーゲル、小澤征爾もライブ録音しているし、ヤンソンスやパッパーノ、ノセダ、ネルソンスなども録音している。曲の好き嫌いとか演奏の良し悪しという次元を超えて、20世紀そして現代を生きる人間として一度は聴いておくべき曲なのだと思う。  ラテン語によるカトリックのレクイエムの典礼文に、第一次大戦の戦場に散った反戦詩人ウィルフレッド・オーウェンの詩が「寓話」として組み合わされており、宗教や国家を超えた「人間」に焦点が当てられている。  歌詞対訳があった方がよいので、初めて買う場合にはちょっと高いが国内盤にしておいた方がよい。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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