フランク・ブリッジの歌曲は、どれもみな美しい。そのひっそりとした音楽が聴き手の耳を捉えて離さない。本盤は、そうした貴重な体験ができる一組といえる。ただし、バリトンのフィンリーを除く歌手陣にはやや不満が残るか。

海をテーマにした曲はドビュッシー以外ほとんど記憶にない。そんな中で新たに記憶に残る１枚が、やっと見つかった。海の雄大さと爽快感が同時に楽しめる作品である。子供のころからの海辺の風景を思い出すことができるような音楽である。とはいっても決してくどい音楽ではなく、嵐の情景もあるものの、あくまでも海の美しさを楽しむ曲である。爽快感で満たされること請け合い。 春の始まりは、春の訪れを雄大に歌い上げたスケールの大きい作品である。この録音で初めてブリッジの作品を聞いたが、イギリスにこんなロマン色豊かな作曲家がいたなんて知らなかった。多くの人に知ってほしい魅力あふれる１枚である。

いやはやブリッジ良いですね・・ブリテンの先生としか 知らなかったのですが弦楽作品を聴いてこれは良いと思いこのＣＤを購入したのですが ”ENTER　SPRING””SEA”ともに良いですね。”名曲”と 呼ぶより”いい曲”がふさわしい感じです。手頃な値段ですしブリッジを知らない方は 試しに購入されることを薦めます。

海’は聞いてみたかったし 前の方のレビューに、ホント？ と思ったが、大正解！全部に 海のにおいがする、その場に いるようだ。ロマンチックな海が好きな人は是非！ 　ニールセンと肩並べると思う 。隠れた名曲と言っていいのでは？こんなのが欲しいと思って いる人はきっといる。 　ｅｎｔｅｒ　ｓｐｒｉｎｇ 確かにいい曲です。

Enter Springはホントにいい曲だぞ！