CD 輸入盤

交響曲第1番、他 フルトヴェングラー&VPO、他(平林直哉復刻)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GS2025
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

GRAND SLAM
フルトヴェングラー・シリーズ第16弾

1947年、VPOとのブラームス第1が最上の音質で復刻!
マニアックな情報も加えてCD化!

【制作者より】
1947年にウィーン・フィルと録音されたブラームスの交響曲第1番は、フルトヴェングラーの演奏の中では決して高く評価されていません。しかし、その一因は復刻する際の加工の仕方によるものが大きいようです。この演奏を復刻する際にはたいていの場合オリジナルのイギリスHMVのSP盤(78回転)が使用されますが、このイギリス盤はカートリッジで再生すると高域に独特のきついノイズを生じます。そのノイズは大なり小なりカットして復刻するのですが、そうなるとどうしても原音の輝きや艶を失ってしまいます。しかし、このディスクで使用したフランスHMV盤はイギリス盤に比べて高域のノイズはかなり少なく、SP盤に刻まれた情報を限りなく忠実に復刻することが可能となりました。従いまして、従来の復刻盤と比較して大きく異なる印象を抱く人は多いかと思います。なお、余白には個性の戦前のポリドール盤からの復刻である個性の濃厚なハンガリー舞曲を2曲(ベルリン・フィル)収録しました。これも原音を忠実に生かすように複刻をしています。
また、ボーナス・トラックには1973年に日本コロムビアから発売されたブラームスの交響曲第1番の抜粋を収録しています。このコロムビア盤は当時「録音年不詳」として発売されましたが、のちにこのディスクのブラームス第1と同一のSPからの復刻と判定されました。しかし、その後このコロムビア盤に関しては「ベーム指揮、ウィーン・フィルのSPのテイク(1942年、ドイツ・エレクトローラ)が一部に挿入されている」とする説も浮上し、その論争にはいまだに終止符が打たれていません。制作者もこのディスクの演奏とコロムビア盤とは同一のものと判断していますが、詳細に比較すると、たとえば第1楽章の序奏部の最後の部分では演奏ノイズが若干異なるような気もします。そのあたりも熱心なファンの方の耳で実際に確かめていただきたいと思い、あえてボーナス・トラックとして加えました。(平林 直哉)

【解説書の内容】
これまでと同様に、交響曲第1番の英グラモフォン誌の批評の邦訳を掲載します。さらに、コロムビア盤LPに掲載された岡俊雄氏の解説も当時の貴重な資料として特別に再掲載します。

【CDの内容】
ヨハネス・ブラームス
Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲 第1番 ハ短調、作品68
Symphony No.1 in C minor, Op. 68
@TUn poco sostenuto-Allegro
AUAndante sostenuto
BVUn poco allegretto e grazioso
CWAdagio-Allegro non troppo ma con brio
Dハンガリー舞曲第1番
Eハンガリー舞曲第10番

[ボーナス・トラック]
F交響曲第1番より第1楽章
G交響曲第1番より第4楽章抜粋
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮@-CFGウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
DEベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:@-C1947年11月17日、18日、19日、20日、ウィーン、ムジークフェラインザール、DE1930年、ベルリン高等音楽院
FG不明

Source:@-C HMV (France, LA VOIX DE SON MAITRE) DB 6634/6638, DBS 6639 (2VH7083-1/7084-2/7085-1/7086-2/7087-2/7088-2/7091-1/7092-1/7093-1/7099-1/7100-1)
DEPolydor (Germany) 90190 (2530 1/2BH1/ 2587 1/2BH1)
FGNippon Columbia (Japan) DXM-163-VX

収録曲   

  • 01. Sym.1: Furtwangler / Vpo (1947) +hungarian Dances.1, 10(Bpo)

総合評価

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よい音ではあるが、DGとは音色感が異なって...

投稿日:2024/01/24 (水)

よい音ではあるが、DGとは音色感が異なっており音も音色もDGのほうが自然な感じである。グランドスラム、オーパス蔵、デルタは音色が暗く、聴くときはRCAピンかSPコードを替えて聴いているが、そんなことをするよりDGで十分だと最近気ずいた。無駄なことをしてきたと思う。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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ブラームスの第1は、ベートーヴェンの第1...

投稿日:2010/05/14 (金)

ブラームスの第1は、ベートーヴェンの第10とも称されているだけに、ベートーヴェンの交響曲を得意としたフルトヴェングラーにしてみれば、数々の名演を成し遂げてもおかしくないにもかかわらず、録音運が悪かったということもあり、いわゆる決定盤というものが遺されていない。演奏がいいかと思うと録音が悪かったり、録音が比較的良好なものは、演奏がフルトヴェングラーとしてはイマイチだったり。。。そのような中で、これまで録音が悪いということで決して評判が芳しくなかった1947年のウィーン・フィル盤が、復刻で定評あるグランドスラム盤で発売されたことは何と言う素晴らしいことであろうか。これまで聴いてきたものとくらべて、各段に音質が鮮明になっており、あたかも別の演奏を聴いているかのような錯覚さえ起きる。正にフルトヴェングラーならではのうねるような劇的なブラームスであり、音質を考慮すれば、本盤をフルトヴェングラーによるブラームスの第1の最高峰に位置づけるのにいささかの躊躇もしない。併録のハンガリー舞曲の第1と第10は、舞曲としては重苦しい演奏であり、評価は分かれると思うが、その重厚な迫力はさすがと言うべきであろう。なお、ボーナストラックの別テイクの音質は、かなり劣る。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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以前フルトヴェングラーのブラームス交響曲...

投稿日:2009/10/13 (火)

以前フルトヴェングラーのブラームス交響曲第1番の1952年VPO(A),BPOライブ盤(B)演奏について該当HMVカタログ欄に書き込みさせてもらったのですがその時他の同指揮者のこの曲を振った演奏を聴きたいと述べたのですが期せずして1947年VPOとのスタジオ録音盤(C)・・・つまり本盤と同演奏分を聴く機会がありました。何かスタジオ録音の割には音質は今一という感じがしたのは私が既に聴いていた先の1952年ライブ二盤より年代が古いからかなぁという安易な納得もしており他のこの演奏盤でも本盤の復刻のように音質改善されたものも各種出ている事を最近知った次第です。さて演奏の方はライブとは心持ち違った余裕というのが感ぜられ出だしの処悠揚たるもの!しかし同楽章以降の緩急テンポにはやはり引き込まれます、最終楽章も詰めのクライマックスなどこの指揮者ならではの一過性興奮の渦中に・・・。さてこれら三つの盤演奏各々味わいは異なりますがタイム的には私の聴いた盤データではA・・・@14’29A10’29B5’07C16’51、B・・・@14’35A10’35B5’16C17’02、C・・・@14’49A10’43B5’06C16’38と若干の差はありますが各樂章そんなに凸凹しておらずフルトヴェングラーの一面を見ました(他のNDR共演分なども知りたいですね)。とにかくこれら素晴らしい演奏とは思います。

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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