SACD

交響曲全集 クレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団(3SACD)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCS13242
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

レジェンダリー・シリーズ第5回
オットー・クレンペラー/ブラームス:交響曲全集(3SACD)


『マタイ受難曲』のリマスターの成功が評判となった「レジェンダリー・シリーズ」から再びクレンペラーが登場。今度はステレオ最初期のブラームスの交響曲全集ほかというプログラム構成。演奏そのものは気力・体力ともに充実していた時期のクレンペラーらしく緊張感・構成感共に完璧な重量級アプローチが素晴らしいもので、音質も古いなりにバランスが良いということでそれなりに評価されてきたものなので、今回、もしリマスターによって鑑賞条件が向上するのであれば、喜ばれるファンも非常に多いと思われるだけに期待度の高いリリースといえそうです。

【定評あるブラームス】
交響曲第1番は、フォルムのがっしりしたきわめて構築的な名演で、情緒に流されることなく各素材を組みあげています。第4楽章の有名な主題も、序奏終了後、間髪入れずに開始されますが、表情は気品高く美しく、端正な“形”への意識、バランス感覚の強さを感じさせます。
 交響曲第2番の謹厳実直さもいかにもクレンペラーらしいところ。
 交響曲第3番は、第1楽章冒頭から様々な動機をきっちりと確認させる構造的なアプローチで、力強くシンフォニックな部分はもちろん、中間楽章での、木管セクションの個性的な音色も実に魅力的。15年後の引退公演にも選んだ愛好作品だけに、隅から隅まで手のうちに入った演奏はどこをとっても魅力的です。
 交響曲第4番も名演です。この曲では、第1楽章冒頭からクレンペラーとしては不思議なほど豊かな情感の示される演奏を聴かせており、改めてこの作品の巧みな書法に思いが至ります。演奏もそうした書法を強調するかのように個性的で、リズミカルな第2楽章(!)や、スケルツォでの大パウゼなど、聴きどころ多数。終楽章での千変万化する素材と様式感の融合も見事なものです。(HMV)

【収録情報】
Disc1
ブラームス:
● ハイドンの主題による変奏曲 op.56a

 録音時期:1954年10月

● 交響曲第1番ハ短調 op.68
 録音時期:1956年10月、1957年3月

Disc2
● 交響曲第2番ニ長調 op.73

 録音時期:1956年10月

● 交響曲第3番ヘ長調 op.90
 録音時期:1957年3月

Disc3
● 大学祝典序曲 op.80

 録音時期:1957年3月

● 悲劇的序曲 op.81
 録音時期:1957年3月

● アルト・ラプソディ op.53
 録音時期:1962年3月

● 交響曲第4番ホ短調 op.98
 録音時期:1956年11月、1957年3月

 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ:op.53)
 フィルハーモニア合唱団(op.53)
 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
 録音方式:ステレオ(op.56aのみモノラル)/セッション
 Producer: Walter Legge
 Balance Engineers: Edward Huntley, Douglas Larter(Op.56a), Harold Davidson(Op.90)

内容詳細

巨匠オットー・クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団が、1954年から1962年にかけて録音したブラームスの交響曲全集。がっしりとした骨太のフォルムと、細部まできっちりと構築されたアプローチが、今なお色あせない名演として輝きを放っている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

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総合評価

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SACDの音質は初期盤CDと比べると見通し良く...

投稿日:2016/09/10 (土)

SACDの音質は初期盤CDと比べると見通し良くスマート。夾雑物を洗い流してスッキリした印象がある。一方、ART盤CDと比べると大差ない音なのでSACDのありがたみが薄れた。同じ音源を3回購入して損した気分。初期盤の野暮ったいけど生成りの分厚い響きも捨てがたいが、普通の聞き手には安価なART盤を勧める。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

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クレンペラーのブラームスのsacdを初め...

投稿日:2015/11/07 (土)

クレンペラーのブラームスのsacdを初めて聴いた。 今までのcdよりも臨場感があった。 特に良かったのが3番。 そう言えば モノラルLP(英コロンビア)の3番の音も良かった。 40年近く前、旧東芝EMIの緑の廉価版2枚組2000円×2で、ブラームスの交響曲を持っていた。 これは良心的な商品だった。 この緑のシリーズには大変お世話になった。 東芝さん、ありがとう。 演奏は4→3→2→1の順番で感銘を受けた。 確か、ヨーロッパではクレンペラーの4番は歴史的名盤の評価を受けていたはず。 何故か、日本の評論家で高く評価する人は少ない。 昔から、日本の評論家が好んでいたのは、ヴァルター、バルビローリ、ベーム、ザンデルリンク。 もちろん、これらの指揮者のブラームスはいい演奏である。 クレンペラーの演奏は筋肉質で、色彩感覚が乏しい。 高く評価されなかった原因かもしれない。

o.k. さん | 東京都 | 不明

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四つの交響曲は録音が古いにもかかわらず美...

投稿日:2012/03/21 (水)

四つの交響曲は録音が古いにもかかわらず美しく整った響きがします。クレンペラーさんの演奏といえば、ゆったりとしたテンポと思いがちですが、手早くスマートに仕上げた感じがします。しかもブラームスの憧憬と挫折感が胸に浸み込みます。良い買い物をしたものだと思いました。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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