CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲、弦楽六重奏曲第2番 ファウスト、ハーディング&マーラー・チェンバー・オーケストラ、他

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC902075
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

イザベル・ファウスト最新盤はブラームスのコンチェルト!
ブゾーニのカデンツァを採用。
ハーディング指揮、マーラー・チェンバー・オーケストラとの共演による注目の演奏


近年目を瞠る充実ぶりの女性ヴァイオリニスト、イザベル・ファウスト。前作のバッハ(HMC902059)も世界中で非常に高い評価を得ています。そんなファウストの待望の新録音は、ブラームスのヴァイオリン協奏曲。ファウストによるブラームスというだけでも心躍るのに、ハーディング指揮によるマーラー・チェンバー・オーケストラとの共演となれば、さらに期待が高まります。
 ヴァイオリン・ソロの冒頭から、ファウストの高度の集中としなやかさに耳を奪われます。第2楽章での高音による旋律では、ファウストの繊細かつ芯のある美音が冴えわたります。第3楽章で見せるエネルギー、それでいてどこか可憐な風合いもある表情はファウストの魅力全開です。全体を通してハーディングの巧みな造形が光る音楽運びも見事です。
 なお、ファウストは、ブゾーニのカデンツァを採用。「表情豊かで、作品への畏敬の念に満ち、構造的には単純ながらオリジナリティに溢れ、ブラームスらしさを保ちつつも、ヴァイオリニストの技量の見せどころもちりばめられている」とファウスト自身が熱く語るブゾーニのカデンツァ、注目です。
 カップリングの弦楽六重奏曲は、繊細な冒頭から見事なアンサンブル。マーラー・チェンバーの若手奏者のほか、ナヴァラやフルニエに師事したクリストフ・リヒターなど世代を超えたメンバーによる演奏で、親密でロマンティックな名曲をたっぷりと聴かせます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/「スリーピング・ビューティ」1704年ストラディヴァリウス)
 マーラー・チェンバー・オーケストラ
 ダニエル・ハーディング(指揮)

 録音時期:2010年2月
 録音場所:ビルバオ、Sociedad Filarmonica
 録音方式:デジタル

・ブラームス:弦楽六重奏曲第2番ト長調 op.36

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/「スリーピング・ビューティ」1704年ストラディヴァリウス)
 ユリア=マリア・クレッツ(ヴァイオリン)
 ステファン・フェーラント、ポーリーヌ・ザクセ(ヴィオラ)
 クリストフ・リヒター、シェニア・ヤンコヴィチ(チェロ)

 録音時期:2010年9月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:デジタル

収録曲   

  • 01. Violin Concerto in D Major, Op. 77 - Isabelle Faust/Mahler Chamber Orchestra
  • 02. String Sextet No. 2 in G Major, Op. 36 - Various Performers

総合評価

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しなやかで透明なブラームスだ。先き頃Grea...

投稿日:2017/03/25 (土)

しなやかで透明なブラームスだ。先き頃Great Concertosでオイストラッフの脂の乗りきった名演を聞いたばかりだが、こちらはその脂を抜いた、渓流に反射する光の煌めきのような演奏である。ヴィブラートを控え目にした髭のないブラームス。ただ、とくに一楽章などは、ベートーヴェンの協奏曲(ライブではなくCD)でも感じたが、同じ女流でもデヴィートやヌヴーの名演と比べるとまだ何かが足りない。この二人の先輩女流の忘我的な打ち込みに比べると、ファウストのこの演奏はまだクールでありすぎるように聞こえる。逆にデヴィートらの方がロマンティックに過ぎるのだという説もあり得るだろうが、ではティンパニがどろどろと鳴り続けるブゾーニのカデンツァを演奏した理由は何だろう?今回(2017年)のトリオの演奏会ではケラスという素晴らしいパートナーを得て更に一際スケールが上がった感じがしたが(ヴィブラートも結構かけて弾いていた)、ブラームスの協奏曲は来年やるらしいので、確かめたい。ハーディング指揮のオケは室内オケというには、録音のせいもあるのか随分音、とくに低音が厚い。その分透明度は減退して聞こえる。「アガーテ」はファウストの特徴が遺憾なく曲想と合っており(一番だったら違う感じだろう)、とくに一楽章はノン・ヴィブラートの弦のハーモニーが美しく、文句のない名演。もっと以前のピアノ四重奏曲(ブリリアントの)では録音のせいか、こういう透明性は感じなかった。この辺もファウストの進化ということなのか。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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求道者の印象、イザベルのブラームスは、こ...

投稿日:2014/08/08 (金)

求道者の印象、イザベルのブラームスは、この処、協奏曲のレコーディングが多い、ハーディング、マーラー室内管と。ぜい肉を削ぎ落とし、小編成オケと対峙。厳しい演奏で、息苦しさを感じるほど。厚い豪華な演奏ではない。3楽章でも、派手にはならないが、ツボは、見事、抑えきっている。ファウストさんは、ここでも、室内楽を入れている。こっちが、この人の本領かもしれない。ムローヴァ、アバド、ベルリンフィルとの派手派手大編成演奏とは、一線を画する。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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重厚なだけがブラームスではない!ブラームスという...

投稿日:2011/11/29 (火)

重厚なだけがブラームスではない!ブラームスというと、油絵の具をべっとりと塗ったような、厚ぼったく渋いイメージを持ってしまう。しかし、的確な時代考証に基づき楽器編成を小規模にし、なおかつ演奏法を工夫すると、楽譜に書かれた全ての音が有機的に作用していることに気づく。ハーディングとマーラー室内管の解釈はまさに正鵠を射ている。細部まですっきりと見通しがよく、今まで埋もれがちだった微細な音も克明に鳴らされている。それでいて痩せぎすな感じはせず、殊に内声部の充実は目を見張るばかり。ティンパニの乾いた響きも小気味よい。ファウストのヴァイオリンがこれまた素晴らしく、知・情・意、全てにおいて一本筋の通った筋肉質な音を聴かせてくれる。女流ヴァイオリニストにありがちなヴィブラートのきつさや線の細さなどとは無縁で、音色自体輝かしいし、技巧も磨かれている。個人的にはハイフェッツやシェリング、オイストラフ等を愛聴してきたが、何れも一長一短、録音も古く、第一、旧来保守然とした厚手のブラームスであり、いささか食傷気味であった。しかし、当盤を聴いて、溜まった垢が一気に落とされた想いだ。ジャケットの若葉色のように、実に清々しいブラームスだ。

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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