CD 輸入盤

ブラームス:交響曲第1番(1976)、エルガー:エニグマ変奏曲(1971) ボールト&BBC交響楽団(ステレオ・ライヴ)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ICAC5019
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ブラームス:交響曲第1番、エルガー:エニグマ変奏曲
ボールト&BBC交響楽団(ステレオ・ライヴ)


20世紀の最も偉大な英国の指揮者であるサー・エードリアン・ボールトは、ライプツィヒ音楽院でマックス・レーガーに作曲を学ぶも、当時この地で活躍していたアルトゥール・ニキシュに私淑し大きな影響を受けています。
 そんな彼は「エルガーの最良の解釈者」として名高いのですが、ニキシュの薫陶のおかげか、ブラームスも得意としていたレパートリーでした。彼はスタジオで3回ブラームスの第1番を録音していますが、このアルバムに収録されているのは1976年のステレオ・ライヴです。燃え上がるような情熱的な演奏です。エルガーは、一部のパートをオルガンで演奏するという珍しいヴァージョンで、こちらも興味深いものです。ボールト85歳の誕生日に行われたインタビューの抜粋(3分程度)は、ボールトの寛いだ姿が垣間見える貴重な記録です。(ICA CLASSICS)

【収録情報】
1. ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
2. エルガー:創作主題による変奏曲『エニグマ』Op.36
3. ボールト85歳の記念放送からのインタビュー抜粋(1974年3月25日、BBCスタジオ)

 ジョージ・タルベン・ボール(オルガン:2)
 BBC交響楽団
 サー・エードリアン・ボールト(指揮)

 録音時期:1976年8月17日(1)、1971年3月29日(2)
 録音場所:ロイヤル・アルバート・ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

総合評価

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ブラームスは気力あふれる、充実した名演。...

投稿日:2012/11/06 (火)

ブラームスは気力あふれる、充実した名演。妙に構えず、どこかリラックスした雰囲気すらありながら、力強く、推進力のある見事な出来栄え。終了後の聴衆の熱狂も当然でしょう。エルガーは、さらにしなやかな抒情が加わり、これまた立派な演奏。いずれもライブならではの感興のノリはありますが、それに身を任せての熱狂に至らないところがジェントルマンらしいところでしょうか。オケは基本的な腕は立派ですけど、音色とかニュアンス的にちょっと魅力に乏しいかな。録音も年代的にはやや劣る気がしますね。ヒスもあり、やや古めかしく、混濁もあるような気はします。ただ、鑑賞には全く問題ありません。良好なステレオで、レンジも十分です。想い起せば、ボールトのブラームスは、ロンドンフィルなどとの全集がありましたが、あれも大変立派な出来でした。もっと聴かれ評価されてしかるべき指揮者でありましょう。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ブラームスで、ボールトはオーケストラを十...

投稿日:2011/08/30 (火)

ブラームスで、ボールトはオーケストラを十分に鳴らしきって、壮大な音の大饗宴を展開している。どの部分の音も暗く沈み込むことはなく、常に健康的な明るさと強さを持っており、ボールトの弾力のある安定したリズムと明快な響きが、各楽章の持ち味を十全に引き出している。もっとも、大きな流れとしてはいいものの、細部の彫琢という点でいまひとつの感があるのも事実だが、BBC響も、あまり細かいことは気にせず、気楽に演奏を楽しんでいるように聴こえ、プロムスならではの演奏といえよう。一部の人々にとってはこちらがメインとなるだろう《エニグマ変奏曲》も、バルビローリやハイティンクと比べると大味な表現の演奏で、大らかで楽天的だ。部分的なニュアンスは少々犠牲にされてはいるものの、全体として堂々とした激性の強い表現が形成されており、決して音の洪水にはならず、どこまでもしっかりとしたフォルムが保たれている。また、ボールトの音楽的語り口を十全に心得て、揺るぎない信頼関係が築かれていた事を、十分に感じさせるオーケストラの鳴り方にも、好感が持てる。また、エニグマの終曲で加わるロイヤル・アルバート・ホールのパイプオルガンは、音源の経年劣化の所為か、ほとんど低音しか聴こえないが、100Hzより下から最低音の60Hzあたりの周波数成分が猛烈に自己主張しており、エニグマでSACDでもこんな重低音、聞いた事がない。なお、音の物理的条件は両曲とも60年代終わりころのもので、水準より少し落ちるのが残念だ。

MISPRISIONER さん | 東京都 | 不明

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エルガー狙いで買いました。もう本当に名演...

投稿日:2011/05/25 (水)

エルガー狙いで買いました。もう本当に名演です!!!この格調の高さ!!冒頭の潤い豊かな弦だけでも一聴の価値があると思います。各変奏の丁寧な書き分けなどはそん所そこらの指揮者には出来ない芸当ですね。もうあっという間に終わってしまいます。コピーにある【エルガーは、一部のパートをオルガンで演奏するという珍しいヴァージョンで、こちらも興味深いものです】はどうでしょうか?「そのような部分はない」と感じましたが。ただひょっとしたら終曲の”EDU”でオルガンパートが剥き出しになるところを指して言っているのかもしれません(スコアを見た訳ではないのですが)。確かに一般の演奏に比べて(ホールと元の録音のせいでもあるでしょうが)オルガンパートがくっきり出てくるのでそういうコメントになったのかもしれません。しかし【一部パートをオルガンで・・・】というものではないと思います。メインのブラームスも名演で、オケもノリノリですが、エルガーの出来の凄さには一歩及ばず、が個人的感想です。

しるばーさたん さん | 大阪府 | 不明

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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