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CD

ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲管弦楽版)、シェーンベルク:室内交響曲第1番、他 ラトル&ベルリン・フィル

ブラームス(1833-1897) ( Johannes Brahms )

ユーザー評価 : 4.5点 (8件のレビュー) ★★★★★

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価格について

基本情報

ジャンル : クラシック カタログNo : 4578152
組み枚数 : 1 レーベル : Emi
発売国 : Europe
フォーマット : CD

ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲管弦楽版)、シェーンベルク:室内交響曲第1番、他 ラトル&ベルリン・フィル

ブラームス(1833-1897) 関連情報

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シェーンベルク:管弦楽作品集
ラトル&ベルリン・フィル


若い頃から近現代音楽を得意とするラトルは、シェーンベルクの作品もよくとりあげており、当アルバム収録曲中でもピアノ四重奏曲第1番と室内交響曲第1番にはそれぞれ旧録音が存在します。
 現在では人気レパートリーとなったシェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ四重奏曲第1番ですが、この編曲作業をシェーンベルクに薦め、初演したのはかのクレンペラーでした。
 当時はヨーロッパでは演奏されることはほとんどなかったこの編曲ですが、クレンペラーは素晴らしい響きであると褒め称え、原曲以上に美しいと絶賛していました。現在の人気を予言するような高評価ですが、ラトルは今から37年前にこの曲を録音しており、さらにベルリン・フィルとのコンサートでも演奏してDVD化もされていたというお気に入りの作品でもありました。
 ブラームスの濃密なメロディの美しさとシェーンベルクの雄弁をきわめたオーケストレーションの魅力が相互に作用しあった希有な編曲作品で、最後のチャールダーシュも実に気分爽快な音楽です。
 2曲目の『映画の一場面への伴奏音楽』もクレンペラーにより初演された作品です。1930年におこなわれた初演は、少し前のフルトヴェングラーによる『管弦楽のための変奏曲』初演やシュタインベルクによる『今日から明日へ』の不成功とは裏腹に、聴衆から熱狂的な歓迎を受けるほどの大成功を収めています。同じ12音技法を用いて書かれた作品ながら、前2作とは対照的な成功を収めたことをシェーンベルク自身不思議がっていたということですが、それぞれのコンサートの聴衆の傾向の違いを考えれば納得できる話なのかもしれません。
 ラトルのこの作品の録音は初めてですが、聴かせ上手なアプローチには定評のあるラトルゆえ、作品の面白さ創出についても期待がかかるところです。
 3曲目の室内交響曲第1番はクレンペラーが米国初演をおこなった作品。交響曲史上の異端として知られる15のソロ楽器のための小編成ぶりでも知られており、ラトルは1993年にバーミンガム現代音楽グループを指揮してEMIに録音してもいました。
 しかし今回の再録音でとりあげたのは、そのヴァージョンではなく、8年後に通常のオーケストラ用に編成が拡大されたヴァージョンなので、前回とは大きく異なる作品の姿を楽しむことができるものと思われます。(HMV)

【収録情報】
ブラームス/シェーンベルク編曲:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 op.25
シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽 op.34
シェーンベルク:室内交響曲第1番 op.9b(管弦楽版)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サイモン・ラトル(指揮)

 録音時期:2009年10月30日〜11月7日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(ライヴ)

ユーザーレビュー

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  • ★★★★★ 

    おかぽん  |  島根県  |  40代  |  2012年03月19日

    ベルリン・フィルの魅力を余すところなく引き出した、非常に重厚感のある名演。ところどころ、テンポを引きずるようなとことがある。例えば、1楽章の終わり。これも嫌味になっていない。この演奏を聴くと、ブラームスの音楽性の高さ、シェーンベルクのオーケストレーションの巧みさを感じる。 室内交響曲もスケールの大きい演奏。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★☆☆ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2012年02月18日

    ラトル&BPOという現代最高ブランドのSACDということで購入したが、なんとも抜けの悪い録音に失望した。個々の楽器に肉付き感と立体感が全く感じられずよくできたシンセサイザー演奏を聴いているようだ。確かに最新のマルチマイクで丁寧に音を拾ってはいるし、Fレンジも超低域から超高域まで良く伸びてはいるが、いかにも「整えましたよ」といったサウンドには実在感が全く感じられない。尤もDGのカラヤンサウンドもこれに似ており、これがフィルハーモニーホールの正しい音響なのかもしれない。演奏も問題だ。暗くくすんだ、いかにもブラームス調のトーンは、第5交響曲として捉えるのであればそれもありかもしれないが、何といってもこの曲はシェーンベルク編曲なのだから、もっとパワフルに原色感を打ち出した前衛性を期待したいところだ。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  50代  |  2012年02月02日

    ラトル&BPOは日々進化(深化)を遂げている、と思います。それはDCHを聴けばよく分かります。また幸運にも生で聴けた昨年のジルヴェスターは本拠ということもあり壮絶な演奏でした。賛否両論のブラームス全集(私は賛)から当盤までの間にまた進化を遂げたと思います。シェーンベルクのある意味色彩溢れるオーケストレーションを最大限に生かしたこの曲は、元来ラトルの肌にマッチしているものであります。BPOの底力を引き出し、稀有の演奏を繰り広げております。併録の緻密この上ない室内交響曲にもそれが言えると思います。アバド時代のレベルを越え、カラヤン時代にはなかったであろうインティマシーをベースにしたラトル時代が長く続かんことを祈ります。

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