SACD 輸入盤

ブラームス:クラリネット五重奏曲、グリーグ:弦楽四重奏曲 ヴィトマン、ハーゲン四重奏団

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MYR007
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ブラームス:クラリネット五重奏曲、グリーグ:弦楽四重奏曲
ハーゲン四重奏団&イェルク・ヴィトマン


長年に渡り室内楽の世界の中枢で注目を集めてきたオーストリアの弦楽四重奏団、ハーゲン四重奏団は、ドイツ・グラモフォンで45枚に及ぶアルバムを制作してきました。
 しかし、2011年、結成30周年を記念して、彼らが新たにパートナーに選んだのは個性派エンジニアでもあるシュテファン・カーエンが設立したドイツの小さなレーベル、ミリオス(MYRIOS)です。
 膨大な演奏経験を積み重ね、練り上げられた合奏がもたらす繊細かつ大胆な音楽表現が持ち味でもあるハーゲン四重奏団の魅力をフルに味わうには、優秀な録音技術が欠かせませんが、ミリオス・レーベルならばそれが可能と考えた結果としての、リリースなのかもしれません。

【第2弾 内省/回想】
第1弾となるアルバムに選ばれた曲目は、どれもハーゲン四重奏団が得意とするウィーンゆかりのレパートリーでしたが、今回は「イントロスペクティヴ/レトロスペクティヴ(内省/回想)」というタイトルが付されており、その語感にふさわしいグリーグの弦楽四重奏曲と、ブラームスのクラリネット五重奏曲がとりあげられています。
 グリーグはハーゲン四重奏団は実演ではとりあげていたものの、レコーディングはまだだったので、今回の録音は歓迎されるところです。ハーゲン四重奏団らしく表情の豊かな演奏で、作品の激しい部分や舞曲的な部分での迫力も申し分なく、静謐な部分でも緊張感を漂わせて万全の仕上がりです。
 ブラームスも彼らの初録音レパートリーです。アンサンブルに参加するイェルク・ヴィトマンは、1973年ミュンヘン生まれのクラリネット奏者で作曲家。現代音楽に多くの実績を持つヴィトマンですが、通常レパートリーの演奏も積極的におこなっており、ブラームスではクラリネット三重奏曲をベルリン・クラシックスからリリースしてもいました(組み合わせはベートーヴェンと自作)。見事なテクニックの持ち主であるヴィトマンは、ここでも余裕のある演奏をおこなっており、ハーゲン四重奏団との息の合った演奏が聴きごたえ十分です。(HMV)

【収録情報】
1. グリーグ:弦楽四重奏曲ト短調 Op.27
2. ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115

 イェルク・ヴィトマン(クラリネット:2)
 ハーゲン四重奏団

 録音時期:2011年6月
 録音場所:DLFカンマームジークザール
 録音方式:DSDレコーディング
 レコーディング・プロデューサー:シュテファン・カーヘン
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

ユーザーレビュー

総合評価

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 ハーゲンSQの緻密であるけど冷たさを感...

投稿日:2020/05/14 (木)

 ハーゲンSQの緻密であるけど冷たさを感じさせないやり取りをリアルに収録してあり、聴きごたえは十分。演奏のすばらしさを優秀な録音でしっかり支えてくれている。  グリーグはなじみがなかったが北欧らしい(?)灰色がかったほの暗さが魅力的。聴いていて何かムンクの絵(「さけび」以外の絵)を連想してしまった。お国柄なのかわからないが、(私が持っているイメージとして)独特の色彩を感じさせる。暗いわけじゃない、色彩は豊かだが少しくすんだような影がかった印象を受ける。  ブラームスの五重奏曲は、クラリネットに素晴らしく表現豊かなヴィトマンを得て相乗効果的に美しい仕上がり。自作自演のソロなどを生で聴いた経験もあるが、この人のクラリネットは息の活かし方や細かい音色付け(タンギングの技術のすばらしさと考えたらいいのだろうか?)は絶妙。タンギングが舌の使い方、つまるところ発音・発生の技術の延長線にあるものと考えている。そこにこじつけるとまるで語りかけたり歌ってみせたりするような感じでクラリネットを演奏してくるように思う。ブラームスの心の震えや心中に去来するものを語り、歌う。それをハーゲンSQがしっかり受け止めて昇華させていくように感じた。紹介レビュー分によると当盤のテーマは「内省/回想」だとか。グリーグもブラームスもそのテーマにきちっと寄り添った演奏をしみじみと聴かせてくれる。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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