CD 輸入盤

ピアノ協奏曲第1番、第2番 アラウ、ジュリーニ&フィルハーモニア管弦楽団(2CD)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2564676811
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番(2CD)
アラウ、ジュリーニ&フィルハーモニア管弦楽団


1960&62年ステレオ録音。まだまだ元気で骨っぽく力強い演奏を聴かせていた頃のアラウのピアノを、ジュリーニがへヴィーなカンタービレで重厚にサポートした演奏。ブラームスのピアノ協奏曲を目の詰んだオーケストラ・サウンドが絶妙なフレージングで歌いこまれるさまは圧巻と言うほかないもので、完全主義者ジュリーニの面目躍如といったところです。

【アラウ】
クラウディオ・アラウ[1903-1991]は、5歳で初リサイタルをおこない、8歳で政府の援助によりベルリンに留学、同地でフランツ・リストの高弟だったマルティン・クラウゼに師事して腕を磨き、11歳で『超絶技巧練習曲』を演奏するほどのヴィルトゥオーゾとして有名になった天才少年でした。
 その後、メンゲルベルクやニキシュ、フルトヴェングラーといった指揮者たちと共演を重ねてさらなる名声を確立、22歳で母校シュテルン音楽院の教授に就任し、24歳のときにはジュネーヴ国際ピアノコンクールで優勝してもいます。
 第二次世界大戦中の1941年にはアメリカに移住し、以後、アメリカを拠点に世界各国で活躍し88歳で亡くなる直前まで旺盛な活動を展開していました。
 アラウのレパートリーは幅広いものでしたが、中でも特に評価の高かったのがドイツ、オーストリア系の音楽。造形美の見本とも言うべき堅固な構築性に貫かれたもので、そのうえで示される微妙なフレーズの味わい、落ち着きはらった風格の奥深さは実にみごと。独特のごつい演奏ながら気持ちのこもった表現によって、作品の魅力を引き出していました。(HMV)

【収録情報】
ブラームス:
● ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
● ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83


 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音時期:1960年4月(第1番)、1962年4月(第2番)
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 制作レーベル:EMI

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Piano Concerto No. 1 in D minor, Op.15 (1988 Remastered Version): I. Maestoso - Claudio Arrau/Carlo Maria Giulini/Philharmonia Orchestra
  • 02. Piano Concerto No. 1 in D minor, Op.15 (1988 Remastered Version): II. Adagio - Claudio Arrau/Carlo Maria Giulini/Philharmonia Orchestra
  • 03. Piano Concerto No. 1 in D minor, Op.15 (1988 Remastered Version): III. Rondo (Allegro Non Troppo) - Claudio Arrau/Carlo Maria Giulini/Philharmonia Orchestra

ディスク   2

  • 01. Piano Concerto No. 2 in B Flat, Op.83 (1988 Remastered Version): I. Allegro Non Troppo - Claudio Arrau/Philharmonia Orchestra/Carlo Maria Giulini
  • 02. Piano Concerto No. 2 in B Flat, Op.83 (1988 Remastered Version): II. Allegro Appassionata - Claudio Arrau/Philharmonia Orchestra/Carlo Maria Giulini
  • 03. Piano Concerto No. 2 in B Flat, Op.83 (1988 Remastered Version): III. Andante - Claudio Arrau/Philharmonia Orchestra/Carlo Maria Giulini
  • 04. Piano Concerto No. 2 in B Flat, Op.83 (1988 Remastered Version): IV. Allegretto Grazioso - Claudio Arrau/Philharmonia Orchestra/Carlo Maria Giulini

総合評価

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しみじみと、深く、かつ雄渾に音楽は進行し...

投稿日:2021/07/13 (火)

しみじみと、深く、かつ雄渾に音楽は進行していきます。表面的な音響に頼らず、慈しみと愛情すら感じられるアラウの演奏はブラームスの素晴らしさを見事に体現していると思います。

困ったお父さん さん | 三重県 | 不明

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私の知ってるアラウさんは、コリン・デイヴ...

投稿日:2016/03/21 (月)

私の知ってるアラウさんは、コリン・デイヴィスさんとの遅いベートーヴェン(Philips)でしたが、ここでは、豊かな構築。若々しい、この頃から既にカンタービレの人だったジュリーニのサポートで、ロマンティック(1番2楽章の夢見心地!)、ラテン的なブラームス(EMI)。イギリスのフィルハーモニア管は、クレンペラ―の時の様な重厚な音では、ありませんが、見事な美しさ真摯で流石の演奏。2番が、特に好調。ギレリス、ヨッフム、ベルリンフィル(DG)の重厚、鉄壁の演奏も凄い。父ゼルキン、セル、クリーヴランド(CBS)の、これまた叙情と構成のしっかりした脱ヨーロッパ人による、ヨーロッパを夢見、アメリカで繰り広げた演奏が、’60年代、’70年代前半のブラームス協奏曲の3様、3本柱。録音も充分だった。これ以降の時代は、ライヴ盤が主流で、これらを超えるのは難しい。バレンボイム、チェリビダッケ、ミュンヘンの超弩級じっくりドイツ的重厚濃厚演奏位か。あんまり聴かないツイマーマン、バーンスタイン、ブフビンダ―、アーノンクール。健闘グリモ―(ザンデルリング、ネルソンス)、ポリーニ(ティーレマン、ドレスデンがなあ・・・)。サロネン音楽監督となったフィルハーモニア管で、この曲を聴いてみたい。(ハーンとのヴァイオリン協奏曲は聴きました。予想通りでした)どれだけ、音が変わっているか・・。以上、私見。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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アラウのブラームスは力強くも、内に秘めた...

投稿日:2009/06/30 (火)

アラウのブラームスは力強くも、内に秘めた優しさが溢れ出ているような演奏である。1番に関しては、クーベリックとのライヴ録音が情熱的な演奏でベストだと思う。

ななみみ さん | 栃木県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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