フリーマン・ウィルズ・クロフツ

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フレンチ警視最初の事件 創元推理文庫

フリーマン・ウィルズ・クロフツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488106324
ISBN 10 : 4488106323
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
365p;15

内容詳細

リデル弁護士はダルシー・ヒースの奇妙な依頼を反芻していた。裕福な老紳士が亡くなり自殺と評決された後に他殺と判明し真相が解明される。そんな推理小説を書きたい。犯人が仕掛けたトリックを考えてくれという依頼だ。何だかおかしい、本当に小説を書くのが目的なのか。リデルはミス・ヒースを調べさせ、ついにはスコットランドヤードのフレンチ警視に自分の憂慮を打ち明ける。

【著者紹介】
霜島義明 : 1958年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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クロフツが一番翻訳されたのは昭和30&#1...

投稿日:2021/04/11 (日)

クロフツが一番翻訳されたのは昭和30〜50年くらいだったと思いますが、当時は社会が安定していて地道に働いていれば応分の見返りが保障された時期で、フレンチがこつこつ働いて事件を解決し、事件の解決→ハッピーエンドという構図と当時の日本の雰囲気が呼応して人気があったのかとか思いました(シムノンのメグレも多分似たような理由?)。 ともあれ、ネット等で数万単位で取引されていたのが、比較的安価でてにはいるのは誠に僥倖。引き続き新訳、新版での紹介が期待されます。

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原 さん

    まずダルシーが熱愛してやまないフランクを迎える所から物語は始まる。典型的なだめんずだ。しかし恋は盲目。まあ本作の登場人物たちの優しいこと!どんなにだめんずでも、自分を捨てていこうとする男でも変わらず愛し続けるダルシーを筆頭に、彼女とフランクを一度雇っていた医師のバートやその患者たちも、二人に多大なる迷惑をかけられたにも関わらず許してしまう。何でそんなに優しいの?初犯だから?心に余裕があるんだね。もうちょっと二人にはお灸をすえてほしかったなぁ。

  • elf51@禅-NEKOMETAL さん

    フレンチ警部は警視に出世している。好意を寄せる男に丸め込まれて,帳簿を操作して詐欺の手伝いをする女性,操る詐欺師の男,という構図は今でも銀行詐欺なんかでときどき見られる。昔からよくあったのだなと。一応,機械的トリックとどうやって殺害したのか?の謎は織り込まれている。長い間絶版だったらしく,まぁそれもわかるような小粒な作品。だが,フレンチ警部同様,最後まで登場人物の末路まできっちりまとめるという律儀なクロフツの作風は健在である。

  • ホームズ さん

    ようやく読めた(笑)幻の作品になってしまったこの作品。まさか復刊してくるとは思わなかった(笑)『山師タラント』のような展開ですがまたちがった感じで楽しめましたね(笑)警視にまで出世してしまったフレンチの捜査は登場が遅かったせいかすこし物足りなかった感じもありましたね(笑)個々何年か毎年クロフツが復刊されているのは嬉しいですね(笑)クロフツの他の作品やロースンとか他の作家さん達も復刊してくれないかな〜(笑)

  • ジュンジュン さん

    解説から読んだ。高値で取引される稀覯本だったらしい。長らく絶版だったならそれなりに理由があったわけで、それはやはり中味の問題だろうと思う。クロフツは「樽」「クロイドン」に続いて三回目だが、どうしても落ちる、人物造形もトリックも。ついでにフレンチ警視も。地味(笑)。登場もラスト100pからだし。

  • 二葉 さん

    2章までの主役カップルのダメっぷりを、我慢できれば、それ以降読みやすくて楽しめる。今年は、クロフツ再確認になりそうだ

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