中世ヨーロッパの騎士 講談社学術文庫

フランシス・ギース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062924283
ISBN 10 : 4062924285
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;15

内容詳細

豪壮な城、華麗な騎馬試合、孤独な諸国遍歴―中世ヨーロッパを彩った戦士たち。十字軍やテンプル騎士団の活躍から、吟遊詩人と騎士道物語の誕生、上級貴族にのしあがったウィリアム・マーシャルや、ブルターニュの英雄ベルトラン・デュ・ゲクランの生涯、さらに、『ドン・キホーテ』でパロディ化された騎士階級が、近代の中に朽ちていくまでを描く。

目次 : 第1章 騎士とは何か/ 第2章 黎明期の騎士/ 第3章 第一回十字軍の騎士/ 第4章 吟遊詩人と騎士道の文学/ 第5章 ウィリアム・マーシャル―全盛期の騎士道/ 第6章 テンプル騎士団―兵士、外交官、銀行家/ 第7章 ベルトラン・デュ・ゲクラン―一四世紀の騎士/ 第8章 一五世紀のイングランドの騎士―サー・ジョン・ファストルフとパストン家/ 第9章 騎士道の長い黄昏

【著者紹介】
フランシス・ギース : 1915‐2013年。アメリカの歴史著作家。ジョゼフ・ギース(1916‐2006)とともに、中世史に関する著作多数

椎野淳 : 1982年、上智大学外国語学部英語学科卒業。ユニカレッジにて翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サケ太 さん

    ヨーロッパに存在した騎士。彼らはどのようにして生まれたのか。そして、彼らはどのように活躍したのか。その始まりから、騎士の物語。テンプル騎士団として活躍したウィリアム・マーシャル。百年戦争でジャンヌダルク登場以前に活躍したブルターニュの英雄ベルトラン・デュ・ゲクラン。その後の騎士という存在の衰退。宗教と結びつかせる事で確立された騎士道だったが、それを理想とされて騎士は美化されていった。それは理想とする近代の兵士を作り出すための方便でもあった。実像を知ることのできる良書。

  • ユビヲクワエルナマケモノ さん

    『中世への旅 騎士と城』は騎士の衣食住をはじめとする生活や戦闘スタイルが中心だった。本書は第一章で軍事的、経済的、社会的視点から「騎士とは何か」を定義した上で、ウィリアム・マーシャル、デュ・ゲクラン、ファストルフの3人の事績を代表的な実例として、騎士の淵源から全盛期、そして衰退までが時系列に沿って描かれる。そのため教科書程度の予備知識は必要かも。全体としてシニカルな見方(笑)「騎士たちは利益のために戦い、無慈悲な殺戮に手を染め、本来なら庇護すべき者を相手に強奪をはたらき、敬意を払うべき相手を凌辱した」

  • keint さん

    欧州における騎士を時間軸に沿って有名な人物を例に上げながら騎士の変化をまとめている。 西洋史は詳しくないが、騎士の誕生が武士の誕生ににているところもあり、面白く感じた。

  • さとうしん さん

    物語に出てくる理想の騎士や騎士道に対して現実の騎士は……という話なのかと思いきや(まあそういった話が大半を占めるのだが)、アーサー王伝説が当時のブリタニアの実状を反映していないとしつつも、そのアーサー王伝説に出てくる円卓の騎士の影響を受けてガーター騎士団が結成されたり、そうした騎士道文学の語り手である吟遊詩人自身が実は騎士の家の出身であったり、ラストで引かれる『ドンキホーテ』など、現実と物語との関係を考える素材として面白く読んだ。

  • Chicken Book さん

    授業で読んだ。かなり退屈な章もあったけど、「今私たちが「騎士」に対して持っている、高貴で紳士的なイメージはどこからきたのか」がかなり詳しい歴史的研究によって明らかにされていって面白かった。

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