SACD 輸入盤

フォーレ:レクィエム、バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番、コラール ショート&テネブレ、ロンドン響室内アンサンブル、ニコリッチ、他

フォーレ (1845-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LSO0728
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

フォーレ:レクィエム + シャコンヌ異説
ナイジェル・ショート&テネブレ合唱団
独奏ヴァイオリンと合唱のシャコンヌ!


タリス・スコラーズとキングズ・シンガーズのカウンターテナーとして長年に渡って活躍したナイジェル・ショート[1965- ]は、2001年に若手の精鋭合唱団「テネブレ」を設立後、合唱指揮者として活躍するようになります。
 少年時代から生地のソリハル教区教会で歌い、ロンドンの王立音楽大学では声楽とピアノを勉強、卒業後は大聖堂の聖歌隊などで歌ったのち、タリス・スコラーズに参加したナイジェル・ショートのバックボーンには宗教音楽が深く根を下ろしているようです。

【シャコンヌ異説】
傑作「シャコンヌ」は、バッハの旅行中に亡くなった彼の最初の妻、マリアへの追悼曲であるという説があり、これまでにモレーノのリュートとカークビーの歌唱によるアルバムのほか、ヒリヤード・アンサンブルとポッペンによる「モリムール」というアルバムがリリースされていました。
 今回の演奏ではヒリヤード盤のコンセプトに近い方針で選曲され、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番各ナンバーの間に、教会カンタータ第4番『キリストは死の縄目につながれたり』ほか、バッハのコラールを挿み込む構成となっています。ヴァイオリン独奏は、ロンドン響コンサートマスターのゴルダン・ニコリッチが担当しています。

【小編成レクィエムとの相性】
このアルバムのユニークなところは、そうしたバッハの作品ののち、フォーレのレクィエムが演奏されているところです。父親の死をきっかけに書き始められ、作曲中に母親まで亡くなってしまったという逸話でも知られるフォーレのレクィエムには、儀式めいた大袈裟な性格が無く、しかもここでは小編成のヴァージョンで演奏されているため、バッハ「声楽付きシャコンヌ」のあとに、フォーレの「イントロイトゥスとキリエ」が続いても自然にレクィエムの世界に入っていけるのではないかと思われます。

【好評プログラムの再演】
こうしたプログラムによって、合唱団「テネブレ」とロンドン交響楽団室内アンサンブルン響メンバーが2011年6月にセント・ポール大聖堂でおこなったコンサートは大成功を収めますが、今回登場するSACDは、その翌年2012年5月に、優れた音響で知られるセント・ジャイルズ・クリップルゲイト教会で開催された同一プログラムでの再演の模様を、マルチチャンネル音声も含めてライヴ収録したものです。

【テネブレ待望のフォーレ】
「テネブレ」は、暗闇という名前の由来通り、しばしばロウソクの灯りのみが燈された空間で歌い、アレグリ、ヴィクトリア、タヴナーの宗教作品やプーランクの声楽曲などで透明度の高い歌唱を聴かせてきました。繊細な表現と美しいハーモニーの安定感には定評があり、フォーレのレクィエムも重要レパートリーとして取り上げていたにも関わらず、これまで録音が無かったので今回のSACDリリースは歓迎されるところです。
 なお、フォーレのレクィエムには、3つの稿がありますが、ここでは7曲構成でオケが小さめの第2稿[1893年版]をジョン・ラターが校訂したヴァージョンを用いて演奏しています。(HMV)

【収録情報】
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV 1004、ルターのコラール集
・ああ 主よ、あなたの愛しい天使に命じて(ヨハネ受難曲BWV245より)
・パルティータ第2番:アルマンド
・パルティータ第2番:クラント
・キリストは死の縄目につながれたり(BWV4より)
・パルティータ第2番:サラバンド
・死に打ち勝てる者は絶えてなかりき(BWV4より)
・パルティータ第2番:ジグ
・いつの日かわれ去り逝くとき(マタイ受難曲BWV244より)
・シャコンヌ(ヘルガ・テーネのレアリゼーションによる、ヴァイオリンと4声のコーラスのための)

フォーレ:レクィエム ニ短調 Op.48 [1893年版]
・第1曲 イントロイトゥスとキリエ
・第2曲 オッフェルトリウム
・第3曲 サンクトゥス
・第4曲 ピエ・イェズ
・第5曲 アニュス・デイ
・第6曲 リベラ・メ
・第7曲 イン・パラディスム

 ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン)
 グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)
 ウィリアム・ゴーント(バリトン)
 テネブレ(合唱)
 ロンドン交響楽団室内アンサンブル
 ナイジェル・ショート(指揮)

 録音時期:2012年5月
 録音場所:ロンドン、セント・ジャイルズ・クリップルゲイト教会
 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
 エンジニア:ジョナサン・ストークス、ニール・ハッチンソン
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

収録曲   

  • 01. Ach Herr, Lass Dein Lieb Engelein - Tenebrae
  • 02. Allemanda - Gordan Nikolitch
  • 03. Corrente - Gordan Nikolitch
  • 04. Christ Lag in Todesbanden - Tenebrae
  • 05. Sarabanda - Gordan Nikolitch
  • 06. Den Tod Niemand Zwingen Kunnt - Tenebrae
  • 07. Giga - Gordan Nikolitch
  • 08. Wenn Ich Einmal Soll Scheiden - Tenebrae
  • 09. Ciaconna - Gordan Nikolitch/Tenebrae
  • 10. Introt Et Kyrie - Tenebrae
  • 11. Offertoire - Various Performers
  • 12. Sanctus - Various Performers
  • 13. Pie Jesu - Grace Davidson
  • 14. Agnus Dei - Tenebrae
  • 15. Libera Me - Various Performers
  • 16. In Paradisum - Tenebrae

ユーザーレビュー

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死とは悲しい出来事ですが、この世との別離...

投稿日:2023/03/11 (土)

死とは悲しい出来事ですが、この世との別離ではなく、美しい音楽に満たされながら天に上ると考えれば悪くない。コルボの盤を葬式でかけて欲しいと考えている皆さんには、こちらも是非検討リストに加えていただきたい。名盤です。

あぶらげ さん | 東京都 | 不明

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教会でのライブ録音の雰囲気がとても良く表...

投稿日:2021/07/23 (金)

教会でのライブ録音の雰囲気がとても良く表現されていて素晴らしい。広い空間に合唱が響くさまは正に天国に召されるかと思わせる。

ruri さん | 東京都 | 不明

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シャコンヌの最終音が消えフォーレの冒頭の...

投稿日:2013/01/03 (木)

シャコンヌの最終音が消えフォーレの冒頭のあの和音が響いたときの感動・・・2012年最後に聴いたのが当盤でした。コンサート風の演奏とは趣の違う祈りの演奏でした。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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