フェルナンド イワサキ

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悪しき愛の書

フェルナンド イワサキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861826320
ISBN 10 : 4861826322
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
245p;20

内容詳細

9歳での初恋から23歳での命がけの恋まで―彼の人生を通り過ぎて行った、10人の乙女たち。バルガス・リョサが高く評価する“ペルーの鬼才”による、振られ男の悲喜劇。ダンテ、セルバンテス、スタンダール、プルースト、ボルヘス、トルストイ、パステルナーク、ナボコフなどの名作を巧みに取り込んだ、日系小説家によるユーモア満載の傑作長篇!

【著者紹介】
フェルナンド イワサキ : 1961年ペルー・リマ生まれの作家・歴史家・文献学者・評論家。長篇小説・短篇集・エッセイ・歴史書など著書多数。1989年よりスペイン・セビリアに在住。1996年から2010年まで文芸誌『レナシミエント』の編集長を務める。1987年アルベルト・ウジョア・エッセイ賞を皮切りに、数々の文学賞を受賞している

八重樫克彦 : 翻訳家

八重樫由貴子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    少年から青春時代の失恋の自伝的歴史…。本当かしら。作家は嘘つきだもの。こんなに女の子のことばかり考えてる男の子は、そりゃあ片思いの連続となるわ。もっと強く、真摯な愛があれば、こんな失恋遍歴はありえない。しかし、そこが書きたかったところ、読むべきところなのだろう。何を試みて、どう失敗したか。作者による前書きで書かれた事のせいかしら、『誰にでも抱かれる女、僕以外には』というイメージが終始つきまとった。見れば見るほど遠のき、手には入らないものとなる。しかし、だからこそ、そこから生まれる文学。ほろ苦いなあ。

  • ヘラジカ さん

    魅惑的な女性と恋する自分自身に翻弄され続けた作家フェルナンド・イワサキの自伝的小説。恋愛に振り回される辛さがありありと伝わってくるのに、それでも恋し愛することには途轍もない幸福感や中毒性があるのだなとしみじみ感じ入ってしまう。出会いと失敗の連続には読んでいて切なくなる場面も多いが、作者特有のユーモラスな文章によって大半は笑いを噛みしめながら読んだ。『ペルーの異端審問』と同様、特に各章を締める最後の一文が唸るくらいに良い。たった2冊にして作者のファンになってしまった。上半期ベスト候補。(2017・31)

  • 法水 さん

    著者の半自伝的長篇で、全10章には主人公フェルナンドが9歳から23歳までに出会う女性たちの名前がつけられている。まさにイワサキ版『男はつらいよ』で、主人公は女性に惚れては振られまくる。寅さんとちょっと違うのは、フェルナンドは相手に合わせてスポーツマンになったり、革命家になったり、挙句の果てにはユダヤ人やメキシコ人にまでなろうとする点。滑稽な中にも文学や音楽、映画への目配せもあり、『ペルーの異端審問』より読みやすかった。最後に今の奥様と思しき女性が登場するのだけど、本書は奥様へのラブレターでもあったのだな。

  • syachi さん

    読んでいてむず痒くなるというか、自分の失恋というか失敗思い出して読みづらくなるときもあったけど面白いねー。つくすというか相手の望むものになろうとして結局実らないことが多いけど、思いの深さがいいのかな。そしてあれか、恋愛ではオラオラ系がモテそうってのはペルーでもかわらんのかな?

  • Mark.jr さん

    17世紀のドン・ファン的物語を現代に翻案するとこうなるのかもしれません。つまり、失恋話集に。振られたり、自分から身を引いたり、自然と疎遠になったり、日本もペルーも男女の仲の難しさは勿論変わらないのでしょう。

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フェルナンド イワサキ

1961年ペルー・リマ生まれの作家・歴史家・文献学者・評論家。長篇小説・短篇集・エッセイ・歴史書など著書多数。1989年よりスペイン・セビリアに在住。1996年から2010年まで文芸誌『レナシミエント』の編集長を務める。1987年アルベルト・ウジョア・エッセイ賞を皮切りに、数々の文学賞を受賞している

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