フェルディナン・ド・ソシュール

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ソシュール一般言語学講義 コンスタンタンのノート

フェルディナン・ド・ソシュール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130802505
ISBN 10 : 413080250X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,210p

内容詳細

記号論の構想者であり、その思想の影響は言語学にとどまらず、哲学、情報科学、芸術論など広範に及ぶソシュール。本書は、彼の一般言語学に関する講義を、望み得る最高のテキストに基づいて正確に再現する。

【著者紹介】
フェルディナン・ド・ソシュール : 1857〜1913年。スイスの言語学者・言語哲学者。1878年に発表した『インド・ヨーロッパ語における原始的母音体系についての覚え書き』により比較言語学研究に多大な貢献をなす。1906年から1911年まで合計三回にわたりジュネーヴ大学で行われた一般言語学の講義をもとに編集・出版された『一般言語学講義』(バイイ=セシュエ編)は、近代言語学の確立に大きく貢献し、「近代言語学の祖」と言われる。言語哲学・思想にも大きな影響を与え、また、記号論の構想者としても知られている

影浦峡 : 東京大学大学院教育学研究科助教授、国立情報学研究所客員助教授(連携併任)。専門は言語メディア論、専門語彙論、情報学

田中久美子編 : 東京大学大学院情報理工学系研究科助教授。専門は計算言語学、計算記号論、言語処理など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • evifrei さん

    ソシュールの連続講義たる『一般言語学講義』の第3回を、受講生であったコンスタンタンが筆記したノートを書き起こし再現する。ソシュールの『語る』姿が浮かび上がるような臨場感があり、自分が講義を受けている感覚で読める。現代言語学の祖であるソシュール自身がまさに発した言葉を元に編まれた書籍なので、ソシュールの言語学の入門書としても良さそうだ。図が秀逸で、言語が変化を受ける過程などが視覚的にも捉えやすい。記号の表現としての言語は恣意的なものという点や言語学の二重性(水平的面と垂直的面)は本書の指摘で初めて知った。

  • ぽっか さん

    なんといっても装丁が好き。ソシュールの講義を受けてた学生のノートを模してるみたいなんだけど、それがすごく良い。講義録ということで、日付なんかが書いてあるのが面白くて、ああこの日はこれだけ進んだんだな、3日後にはこの内容に入るのか、なんて追体験できるよう。歴史的な変化を追うことが言語の学問とされてきたのに対し、記号の価値は時間を縦ではなく水平に切ったときの断面、すなわち他の記号との連辞的あるいは範列的な関係によって決まるということを謙虚に、でも鮮やかに示している。当時の学生はどんな気持ちで聞いてたのかな。

  • wadaya さん

    ソシュールを初めて知ったのは、まだ高校生の頃だった。多分、現代文のテキストに載っていたんだと思う。当時の私にとっては(今でも)とても刺激的で、それ以来、私の哲学的思考の根底にソシュールの記号論がある。ソシュールは言語学だけだと思われがちだが、芸術、哲学へと応用され、基礎の基礎と言うか、この記号論なくして語ることはできないだろう。人間の思考の根源的な媒介は記号である。言葉も記号、音も記号。記号である言語は、社会の成員の合意により確定した記号の集合と言える。ただ、言語は記号の唯一のものではなく、→

  • 里馬 さん

    不満が二点。一つは“一般”と言いつつもフランス語・ラテン語が中心で、発音の違いや変化の差異など日本語話者には読解が厳しい。二つ目は彼ソシュールが特に書籍を記さなかった事。後世に大きく影響を与えているにも関わらず著作がないため、こうして受講生のノートに頼らざるを得ないのです。次はロラン・バルトかな?

  • wadaya さん

    ソシュールとの最初の出会いは現代文だったかな。高校の授業もたまには役立つ(笑)衝撃を受けちゃって、それ以来、僕の思考の根本に記号論がある。言語学としてではなく、物事の考え方が変わったんです。先づ先入観を疑えるようになった。例えば、今これはリンゴと呼ばれているけど、イスでは駄目なのか?とか(笑)概念と聴覚的イメージ、つまり記号は実は恣意的に結びついている。何故今またソシュールを読み返したか・・・それはキュビスムを論理的に理解するためだけど、元々は円城塔「道化師の蝶」から火がついた僕の論理的な戯れ(笑)

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