フェルディナント・フォン・シーラッハ

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コリーニ事件 創元推理文庫

フェルディナント・フォン・シーラッハ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488186043
ISBN 10 : 4488186041
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

新米弁護士のライネンは、ある殺人犯の国選弁護人になった。だが、被害者がライネンの亡くなった親友の祖父だったと判明する。知らずに引き受けたとはいえ、少年時代の恩人を殺した男を弁護しなければならない──。苦悩するライネンと、被害者遺族側の辣腕弁護士が法廷で繰り広げる緊迫の攻防戦。そこで明かされる事件の驚くべき背景とは。刑事事件弁護士が描く圧巻の法廷劇! 解説=瀧井朝世

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読書メーターレビュー

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  • ひで📚🏈 さん

    気楽に読み始めたらなかなかヘビーな内容でした。殺人事件からの『パルチザンの処刑』『戦争責任』『被告人の自殺』など・・・最後に残された1枚の写真の意味がコリーニの気持ちを表しているのだと思います。今日の一言『きみはきみにふさわしく生きていけばいい』

  • ゆのん さん

    『われわれは自分にふさわしい生き方をするようにできているのだ。』このヘミングウェイの言葉、本編を最後まで読んだ後にもう一度読み返してみると本当に考えさせられる。長年の恨みや憎しみを遂げた者、戦争犯罪者となった者、世話になった人を殺害した者を弁護するもの、などなど。『ふさわしい生き方』は必ずしもハッピーエンドになるとは限らないが自分で選択している、選択せざるを得ない。生きるという事は選択の連続なのかもしれない。罪の無い人間は居ないと本文にあったが少しでも正しい選択を出来る様に生活したいと願う。

  • キムチ27 さん

    十年以上前に読了。たまたま、アマプラで視て、あの時の重苦しい、それでいて、人として職業以前に在る「何か」に触れた感動が甦り、胸に鉄塊を埋められた様な。。読書時はひたすら、法的解釈を中心に 筋を追う事と、独が国家使命としてナチスへの追及の姿勢を進めて行くか否かの瀬戸際に着いた端緒になって行くののかとうっすら感じただけだが。画面で全体を俯瞰する事が出来、フランコ・ネロのとてつもない「眼力の演技」は圧倒された。欧州各地にナチが残した爪痕は詳細を分かっていなかったが、伊でのこの虐殺事件は画面を正視出来なかった。

  • アン さん

    犯人が黙秘する動機の解明と法の公正さを問う社会派小説。著者は実際にベルリンで刑事事件弁護士とし活躍し、ナチ党全国青少年指導者の孫。単にナチズムを描いているのではなく、祖父の世代の犯罪と刑法上の問題に向き合いながら、人間の善悪の狭間にある「グレーゾーン」に着目している点やドイツ人が現在も抱えている苦悩について心に残るものがありました。200頁程の内容は簡潔で読みやすく、そして深い余韻のある物語です。

  • hanchyan@連戦連勝の前には必ず負けがある さん

    読み始めると、法廷モノとしてあまりにもオーソドクスなのでちょっとビックリする。すなわち「少壮の主人公」に「対峙するのは斯界を代表する老獪な弁護士」で「黙秘する被告=明らかにされない動機」と言う感じ。んで。読了後、自分が何で歴史モノ苦手なのか分かった気がする。自分てば、つくずくチキンだからなあ(笑)。あと、本書と合同なテーマの日本文学をいくつか想起し、それらとの、立ち位置や視座、通底するものと相いれないもの等々が、個人的には非常に興味深く感じられるが、いかがか。

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フェルディナント・フォン・シーラッハ

1964年ドイツ、ミュンヘン生まれ。ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫。1994年からベルリンで刑事事件弁護士として活躍する。デビュー作である『犯罪』(2009)が本国でクライスト賞、日本で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞した

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