フィリップ・フック

人物・団体ページへ

印象派はこうして世界を征服した

フィリップ・フック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560080016
ISBN 10 : 4560080011
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,274,4p

内容詳細

なぜモネやルノワールは世界中で好まれ、世界中の人々が印象派絵画を愛し、巨額の金が動くのか。印象主義の受容のしかたがこの百数十年の間にどう変化してきたのか、絵画売買のエキスパートが明かす美術史の舞台裏。

【著者紹介】
フィリップ・フック : オークション会社サザビーズの印象派&近代美術部門のシニア・ディレクター。30年にわたり美術界で活動し、その間、クリスティーズのディレクターを務めたほか、画商として国際的に活躍し、またテレビ番組にレギュラーで出演。ロンドン在住

中山ゆかり著 : 翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。英国イースト・アングリア大学大学院にて美術・建築史修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • bX さん

    当初の激しい拒否反応を巻き起こしながらも、印象派がどのようにマーケットに受け入れられていったか、高尚な美術史や絵画論とは別の視点から描かれていて面白かった。また周辺国への波及の温度差もそれぞれの国柄・歴史的背景によって様々であり興味深い。イギリスでの浸透が一番遅く保守層からの拒否反応が強かったことは、ビートルズの武道館公演が保守層の反発を招いていたこととダブり、なんだイギリス人たちも100年前は似たようなもんだっんだとチョット失笑。後半は日本のバブル期の狂乱にも触れてある。美術の価値とは?考えさせられた。

  • Kazehikanai さん

    抵抗を受け、戦争に翻弄され、オークションで時代をつくり、財力や名声の象徴となった印象派という現象とその功罪の変遷がわかる。印象派が今日までに揺さぶってきた価値観は多様だ。観賞するだけの立場でも、知名度や金額、世評に揺さぶられることがしばしば。たしかにモネやルノアールの絵には惹かれるが、日本では知名度が低いブーダンやロイスダールも好きだし、そういう発見は楽しい。でも、後者は展覧会の主役にはならない。背景を理解つつ、感性で楽しむことを大切にしたいと思った。いずれにしても、印象派はもはやただの芸術ではない。

  • umeko さん

    芸術を純粋に芸術として楽しむ術しか知らなかったが、その裏にはこれほどまでに生々しいやりとりがあったとは驚き。一面でしかないが、こうして価値を認める人々がいたので、今日多くの印象派の作品を楽しむことができるのかと思うと複雑な気分になる。

  • けいご さん

    印象派絵画の価値が認められ徐々に複雑に世界に広まって行く流れが非常に興味深い一冊でした★印象派の人達も凄かったんだろうけど、今こうして安心して印象派絵画を見ることが出来る背景にはオークショニア達の努力があってこそなのかもしれないね〜。トロフィーや投資としてのアートもいいんだろうけど、自分は美術館で時間を気にせずに眺めていられたらそれだけで嬉しいな★アートは世界の全ての人類にとってのトロフィーだからね★

  • masa さん

    ルノアールやモネの絵を所有するという事は、美的な感性と巨大な経済力を同時に示し、その二つを強く結びつけるものである。また、奥さんの顔立ちを見てからでないと絵画を売らないという逸話も面白い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

フィリップ・フック

オークション会社サザビーズの現・取締役、印象派と近代美術部門のシニア・ディレクター。ケンブリッジ大学で美術史の学位を取得後、1973年にオークション会社クリスティーズに入社し、80年から87年まで19世紀絵画部門の長を務める。画商として活躍したのち、94年にサザビーズに入社し、現在に至る。その間、英

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品