フィリップ・キンドレッド・ディック

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未来医師 創元SF文庫

フィリップ・キンドレッド・ディック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488696191
ISBN 10 : 4488696198
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
追加情報
:
15cm,284p

内容詳細

医師パーソンズは突如として25世紀の北米へ時間移行した。そこでは人種の混交が進み、全員が混合言語を話し、複数の部族に分かれて生活している。人間の平均寿命は15歳、さらに医療行為が重大な罪とされていた。この悪夢的社会を変えようとする一派の活動に巻き込まれたパーソンズは、さらに幾度も時間航行に連れ出され、重要な役割を果たすことに。時間SFの秀作、本邦初訳。

【著者紹介】
佐藤龍雄 : 1954年生まれ。幻想文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sin さん

    医療が罪とされる未来、誕生は管理され死は生へのバトンタッチ…死と社会の融合。この作品でディックは現代人が死を考えない事はそれをないがしろにしていると説いているようだ。さて、ディックと云えば主人公のアイデンティティーの揺らぎに焦燥感を募らせてヒリヒリする感じが常にあったように覚えているがこの作品からはそれが感じられない。医師と云う立場に確たる自信を持った男が主人公だからだろうか?それともエンターテイメントに徹した構成の故か?物語としては整合性を持つが彼の作品としては物足りなく感じた。

  • だまし売りNo さん

    医師パーソンズが25世紀の未来にタイムスリップするSF小説。未来世界は医療行為が罪とされ、出産がコントロールされているディストピアであった。ディストピアを改革する物語と思えたが、タイムスリップの伏線が張り巡らされた物語である。タイムマシンによって過去を変え、未来を変える物語はよくある。タイムマシンで行動することが織り込み済みで現在や未来があるという物語である。私は『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険』で初めて、この種の物語に触れて感心した。

  • 催涙雨 さん

    「ベッドに寝っ転がってポテトチップスでも齧りながら御笑読していればよい作品。フツーのタイム・パラドックスSFである。短編“Time Pawn”(1954)の長篇化。例によって金目当て。」上記は銀星倶楽部からの一部引用。身も蓋もないようなひどい言い様だが真剣に読んでも得るところの少ないエンタメ特化な作品なのでまあ無理もない。人種の混交、出生のコントロール、そして何より医療行為の違法化と死の尊重。未来世界の価値観や設定に関しては魅力的と言っていい。「治療など狂気の沙汰だ!もし人の怪我や病気がすべて癒やされたら

  • GaGa さん

    案外まともなので少し拍子抜け。まあ、傑作ではないにしろ、今まで訳されてきたものの中では、明らかにこれより劣る作品もあるのだが…むしろ、ディックとしては破綻していないことが魅力を乏しくさせるのかも。途中のドタバタも割りと整合性に満ちていたし…

  • 葵衣 さん

    医師パーソンズはある日突然、25世紀の未来に飛ばされる。その未来における人間の平均年齢は15歳、そしてそこでは一切の医療行為が禁止されていた……。あらすじから私が最初に漠然とイメージしていたお話とはかなり違って、特に後半は先が気になって一気に読んだ。主人公にはある理由からそこまでの好感は持てなかったけれど、私の好きなタイプの時間SFだった。

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