フアンホ・ガルニド

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ブラックサッド 極北の国 EUROMANGA COLLECTION

フアンホ・ガルニド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864104074
ISBN 10 : 4864104077
フォーマット
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
85p;30

内容詳細

人間よりも人間くさい黒猫探偵の活躍を描く『ブラックサッド』第2巻新装版刊行決定!!
50年代のニューヨークを舞台に、登場キャラクターが全員動物という斬新な設定のハード・ボイルドBDの記念すべきシリーズ第2巻。
2005年に早川書房より刊行された「凍える少女」を改題、改訳し、新たに創作秘話とも言える「水彩物語」とユーロマンガに掲載された短編「天に唾を吐く」も同時収録!!!
本書のフランス語オリジナル版『BLACKSAD - Arctic-Nation』は、2004年度アングレーム国際漫画フェスティバルで、読者賞と最優秀作画賞をダブル受賞した。
シリーズ最高傑作と評判の高い作品が今ここに復活!!

【あらすじ】
1950年代のアメリカ。私立探偵ブラックサッドは、大都会の郊外の教師から奇妙な依頼を受ける。
女子生徒のひとりが行方不明になったのに、母親から届けも出ていないと言う。調査に乗り出したブラックサッドは、
《ザ・ライン》が住民の肌の色に基づく徹底的な差別主義に侵されていることを知る。少女誘拐事件の裏に隠された謎とは? 
原作者フアン・ディアス・カナレスも「唯一無二の親友」と認めた相棒ウィークリーも本書で初登場。

作画
フアンホ・ガルニド
1967年、スペイン・グラナダ生まれ。グラナダの美術学校で学んだ後、マドリッドに移り、あるアニメーション・スタジオに入り、アニメーションの制作に関わる。そこで出会ったのが後に『BLACKSAD』の原作者となるフアン・ディアス・カナレスである。
1993年にフランスに移住し、モントイユのウォルト・ディズニー・アニメーション・フランスでアニメーターとしてスタジオが閉鎖されるまで働く。ディズニー・スタジオでかかわった仕事としては、『ノートルダムの鐘』の背景、『ヘラクレス』のハデスのアニメーション、『ターザン』の豹のサボーとターザンの父の作画がある。
2000年にフアン・ディアス・カナレス原作の『BLACKSAD黒猫探偵』を発表。現在第5巻を制作中。
バンド・デシネの作画家としてほかには、テレサ・ヴァレロ原作のシリーズ『Sorcelleries(魔法)』が第3巻まで刊行。
また二人の原作者(スタルネルとボワスリー)と三人の作画家(シャニョー:未来編担当、ブルニュ:現在編担当、ロラン:過去担当)との共作作品『Voyageur(時の旅人)』ではシリーズを通して表紙の作画を担当し、またその総括編である第13巻ではシナリオにも参加し、作画を担当している。

『BLACKSAD』 シリーズはアングレーム国際漫画祭で、『BLACKSAD凍える少女』が2004年、読者賞と最優秀作画賞を受賞、2006年に最優秀シリーズ賞を受賞している。
また2013年には、『BLACKSAD地獄と沈黙』がアメリカのアイズナー賞の最優秀作画賞と最優秀外国作品賞を受賞している。

原作
ファン・ディアス・カナレス
1972年、スペイン・マドリッド生まれ。 幼いころからバンド・デシネやアニメーションに関心を持つ。18歳のとき、あるアニメーション・スタジオに入り、そこで生涯の友となるフアンホ・ガルニドと知り合う。
その後、ガルニドはフランスに向かい、カナレスはスペインに残るが、二人の友情は変わない。カナレス原作、ガルニド作画のバンド・デシネ『BLACKSAD黒猫探偵』が発表されるとたちまち大ヒットとなり、以来このシリーズは第4作まで刊行され、2013年秋には第5巻が刊行の予定。
バンド・デシネの原作者としてほかにはガボールが作画担当で、フランス語で刊行された『Les Patriciens(パトリキ)』やホセ=ルイス・ムヌエラが作画担当でスペイン語で刊行された『Fraternity(友愛)』がある。
またカナレスはアニメーションのスタジオを立ち上げ、長編アニメの制作やテレビのアニメシリーズなどの制作にもかかわっている。

【著者紹介】
フアン・ディアス・カナレス : 1972年、スペイン・マドリッド生まれ。幼いころからバンド・デシネやアニメーションに関心を持つ。18歳のとき、あるアニメーション・スタジオに入り、そこで生涯の友となるフアンホ・ガルニドと知り合う。バンド・デシネ『ブラックサッド黒猫探偵』が発表されるとたちまち大ヒット。アニメーションのスタジオを立ち上げ、長編アニメの制作やテレビのアニメシリーズなどの制作にもかかわっている。『BLACKSAD』シリーズはアングレーム国際漫画祭で、『ブラックサッド極北の国』が2004年、読者賞と最優秀作画賞を受賞、2006年に最優秀シリーズ賞を受賞している

フアンホ・ガルニド : 1967年、スペイン・グラナダ生まれ。グラナダの美術学校で学んだ後、マドリッドに移り、あるアニメーション・スタジオに入り、アニメーションの制作に関わる。そこで出会ったのが後に『BLACKSAD』の原作者となるフアン・ディアス・カナレスである。1993年にフランスに移住し、モントイユのウォルト・ディズニー・アニメーション・フランスでアニメーターとしてスタジオが閉鎖されるまで働く。2000年にフアン・ディアス・カナレス原作の『ブラックサッド黒猫探偵』を発表

大西愛子 : 1953年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら さん

    人種隔離政策時代のアメリカ南部が舞台。基本的なストーリーはもう一度1巻を借りてから確認しなおしかなあ。今回もうっとり絵を楽しみました。創作秘話あとの短編が良かった。

  • サケ太 さん

    世間は冷たく、生き難い。極北で起こった少女の失踪事件。そこは有色種に対する凄まじい差別の街。不穏な雰囲気の中で物語りは進む。謎の殺人事件。美麗でハードなアートで語られる。あまりにも凄惨な真実。この街は、差別に走った人々。ゆっくりと良い方向に進むことが出来るのか。

  • くさてる さん

    冷戦時代のアメリカを舞台にした黒猫探偵のシリーズ。今回のテーマは人種問題。白人至上主義者として振舞うには白クマ、ホワイトタイガー、白イタチ…。主人公はもちろん黒猫ですが、口の周りは白いというのがギャグでもなんでもなく、かれの立ち位置の不安定さを表現していて見事だと思います。重いテーマですが、謎解きのミステリーとしても読み応えあり。そして、同時収録されている2Pの短篇「天に唾を吐く」が哀しく、重く、素晴らしい出来です。本篇も勿論良いのですが、この2Pの為だけでも購入した甲斐がありました。

  • Inzaghico さん

    今回も時代は1950年代で、人種差別激しい大都会の郊外が舞台だ。ビリー・ホリデーの名歌「奇妙な果実」を踏襲し、描いている。白色至上主義を動物で描くというアイデアに感心した。そもそも、アメリカを舞台にしようとしたところが不思議。今回は第1作よりさらに重い題材だ。動物のなかにも存在する階層が、人間のそれににうまく取り込まれている。そこにpassingなども取り込まれ、アメリカの「地べた」(ブレイディ流に言えば)の歴史の一コマが見事に再現されている。おまけの短編「天に唾を吐く」も、2ページなのにずしんと響く。

  • 印度 洋一郎 さん

    第二巻は、白人優位主義団体が絡むヘイトクライム。白い毛並と黒い毛並の動物として、白人と黒人を表現した寓意性の高いアートワークが秀逸過ぎて素晴らしいし、そこに白人と黒人との混血、その子供達の外見から生じるパシングまで入ってくる、重くて深いストーリーに感じ入る。何度読んでも素晴らしい。助けられた黒人の少女は、この先一体どうなるのだろうと思う(あの"伯母"がきっと面倒みるはずだが、先々色々あるだろう)。そして巻末の2ページの短編「天に唾を吐く」もオチが心に染み入る。何度も読み返すと、あのお婆さんの姿に涙が滲んだ

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