ファーリー・モウェット

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狼が語る ネバー・クライ・ウルフ

ファーリー・モウェット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806714712
ISBN 10 : 4806714712
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
234p;20

内容詳細

政府の仕事でカリブーを殺す害獣・狼の調査に出かけた生物学者が、現地で目にしたものは…。狼たちが見せる社会性、狩り、家族愛、カリブーやほかの動物たちとの関係。極北の大自然の中で繰り広げられる狼の家族の暮らしを、カナダの国民作家が、情感豊かに描く。

目次 : オオカミ調査計画/ オオカミジュース/ 着陸、おめでとう/ オオカミはどこ?/ 接触/ 巣穴/ 観察される観察者/ 土地の囲いこみ/ やさしいアルバートおじさん/ 野ネズミとオオカミ〔ほか〕

【著者紹介】
ファーリー・モウェット : 1921年、カナダ、オンタリオ州生まれ。幼い頃からナチュラリストとして育ち、動物や自然とのふれあい、北極圏への旅などの体験から50冊以上にのぼるノンフィクション、小説、児童文学を生み出してきた。活発な環境保護運動家としても知られ、現在なお、オンタリオ州ポート・ホープとノバスコシア州ケープ・ブレトンで旺盛な執筆活動を続けている

小林正佳 : 1946年、北海道札幌市生まれ。国際基督教大学教養学部、東京大学大学院博士課程(宗教学)を修了。1970年以来日本民俗舞踊研究会に所属して須藤武子師に舞踊を師事。1978年福井県織田町(現越前町)の五島哲氏に陶芸を師事し、1981年織田町上戸に開窯。1988年から現在まで天理大学に奉職。その間、1996〜1998年トロント大学訪問教授、セント・メリーズ大学訪問研究員としてカナダに滞在。現在は、天理大学総合教育研究センター特別嘱託教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 帽子を編みます さん

    ユーモラスな文章で北極圏での狼調査計画の顛末を記した一冊です。1963年出版。お役所的な仕事のあれこれから、野生の大地に降り立って、狼との生活、自然の中の狼の生態は驚きに満ちています。そして作者モウェットの行動もイヌイットには驚きだったようです。彼が具体的資料を集めて訴えても、(人間が勝手に)描いたシナリオに沿って狼の被害が過剰に報告されるのは止められませんでした。金持ちによるカリブー狩りの様子にはゾッとしました。それでも、この本はカナダでは人気の一冊となり狼への偏見を正すきっかけとなったようです。

  • ぱせり さん

    読めば読むほど狼がいかに誠実で信頼できる隣人か、と思う。狼について知れば知るほど、見えてくるのは愚かな人間。ことの根っこにあるのは留まることを知らない「欲」だろうか、と思うとやりきれなくなる。この本が、大好きな「ぼくとくらしたフクロウたち」の作者によって書かれたのだと知ったのはうれしいサプライズでした。

  • ケニオミ さん

    歳がばれてしまいますが、かつて本書を基につくられたディズニー映画「Never Cry Wolf(本書の原題)」を見たことがあります。とても良く出来た映画で、私の好きな映画でした。その映画の場面を思い浮かべながら楽しく読了しました。オオカミの存在がカリブーの生態にどのような影響を与えているのかを調べるために、カナダ政府から極北に派遣された男の、オオカミを追った二夏と一冬のドキュメントです。恐れられているほどオオカミは無暗に他の動物を襲ったりしないばかりか、反対に他の動物と共存していることがよく分かりました。

  • inarix さん

    1963年に刊行された『Never Cry Wolf』の全訳。「クライ・ウルフ」という言葉の意味は‘ありもしないことを言い立てる’。その元は「オオカミが来た!」と叫んだ少年が登場するイソップ童話。なるほど、日本でもそうだったが、欧米でも狼は生態をよく知らないまま、実像とは遠くかけ離れたイメージで語られていたようだ。生物学者として若き著者が政府から依頼された仕事は、カリブーを大量に殺しているという害獣・狼の調査。北極圏の大自然の中で出会った狼の家族を観察し、知りえた狼の真実を描く。

  • みお さん

    どうせ死ぬんだったら狼に食べられたい、と思っているほど狼が好きである。この本の本来のタイトルは『狼の真実』とでも言うべきか。私たちが抱いている、凶暴で血に飢えた獣、というイメージを根底から覆す一冊でした。夫婦愛、親子愛、同族愛などに心温めらる一方で、人間の狡さ、残忍さが強調されるのが、腹立たしく、哀しい。狼だけでなく、他の野生動物を含めた生態系についてもっと学び、守っていくことに、少しでも貢していきたい。

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1921年、カナダ、オンタリオ州生まれ。幼い頃からナチュラリストとして育ち、動物や自然とのふれあい、北極圏への旅などの体験から50冊以上にのぼるノンフィクション、小説、児童文学を生み出してきた。活発な環境保護運動家としても知られ、現在なお、オンタリオ州ポート・ホープとノバスコシア州ケープ・ブレトンで

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