ファッコって、私も初めて聴きましたが、よい意味で期待を裏切られました。他のみなさんもおっしゃってますが、パンチが利いた目の覚める演奏がイタリアンバロックらしく、すばらしいものです。ヴィヴァルディに飽きたかな。という方にファッコ。てな感じでしょうか。

最初の音が出た時から思わず引き込まれた。切れ味の良い演奏のせいもあるのだろうが、耳に切り込んでくるような和音は、ヴィヴァルディより鮮烈だ。Faccoには他に2本のチェロの為の組曲と7声の協奏曲があるようだが、早く録音が出ることを期待する。

ファッコの作品は今までほとんど耳にしたことがなかったが、ヴィヴァルディに劣らぬ 素晴らしい作曲家であったことをこのＣＤで知った思いがする。なにより演奏が凄い。最近、いろいろと古楽のものを耳にしているが、その中でも傑出した出来栄え。