ピーター・マシーセン

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黄泉の河にて

ピーター・マシーセン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861824913
ISBN 10 : 4861824915
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
267p;20

内容詳細

半世紀余にわたりアメリカ文学を牽引した作家/ナチュラリストによる、唯一の自選ベスト作品集。

【著者紹介】
ピーター・マシーセン : 1927年ニューヨーク生まれ。小説家、ノンフィクション作家。イェール大学卒業後、ソルボンヌ大学に留学。1953年、文芸誌「パリス・レビュー」を創刊。1954年に初めての長篇小説Race Rockを発表する。1979年、『雪豹』で全米図書賞ノンフィクション部門、2008年、Shadow Countryで同小説部門受賞。フィクションとノンフィクションの両方で全米図書賞を受賞したのは、史上ただひとり。2014年4月5日、自ら「最後の本」と位置づけた長篇小説In Paradiseの刊行3日前に逝去

東江一紀 : 1951年生まれ。翻訳家。北海道大学文学部英文科卒業。英米の娯楽小説やノンフィクションを主として翻訳する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • りつこ さん

    とても苦い後味。自分とは異質なものに対する畏れや反発。それが差別になったり嫌悪になったり恥ずかしさになったり暴力につながったりするのだが、それを感情を排した文章で、そこにあるものとして淡々と描かれる。救いのない物語が多いが、どれも静かで透明な印象。辛い…と思いながら読んだが情景が頭にこびりついて離れないものもあり、時間がたつとまた感想が変わりそうな気がする。東江さんの翻訳に惹かれて読んだのだが読んで良かった。

  • erierif さん

    『流れ人』はブニュエルの映画『若い娘』の原作だそうで殺気のただよう緊張感に圧倒された。簡潔な描写と終わり方で、死、病、偏見、卑しさ、愚かさ、暴力…普段目をそらしている事を明確にした。しかし著者が禅僧でもあったからだろうか、暗黒の世界を描きながらもどこか透明感があり「ただそこにある」事として描かれているのでとても心に残った。『季節はずれ』はハイスミスの『すっぽん』を思い出した。『アギラの狼』『薄墨色の夜明け』が好き。東江さんの的確でキレのある訳がこの作品を際立たせていた。

  • hirayama46 さん

    はじめてのピーター・マシーセン。黒人差別の横行する田舎を描いた作品が多く、雰囲気としてはアメリカ南部の作家に近いものがあるかな。全体的にじっとりとした熱気がありますね。味わい深い短編集でした。

  • よもぎ さん

    凄惨な話が多いのに、どこか浮世離れして美しい印象……山家五位(さんかのごい)、沢鵟(ちゅうひ)、覇王樹鷦鷯(サボテンみそさざい)とか、想像することもできない鳥の名前がお伽噺っぽくてよかった。 歴史の授業で人種差別があったと習っていても、当時の人々の思いを汲み取るのはむずかしい。ドキュメンタリーを見るより、フィクションで伝えてもらったほうがむしろ心に届くのではないかと思わされた。なんて書いてたら、似たようなことが訳者あとがきに書いてあった 笑。

  • 熊猫 さん

    どれも在りし日の1シーンを鋭く切り取っている。 言葉というものは本当に美しい。 ただ、純文は苦手なんだよねー。スマンスマン。

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