1968(昭和43)年に「恋の季節」でデビュー。Am,Emを多用した哀愁に満ちた独特の昭和歌謡です。これに、おそらく「真赤な太陽」(歌:美空ひばり、作曲:原 信夫、編曲:井上忠夫)に日本の歌謡曲で初めて用いられたであろう「ブルー・ノート・スケール」即ち、Jazzの要素を加味したサウンドが何とも新鮮かつ斬新。ピンキラの作曲・編曲は、いずみたく氏が圧倒的に多いようです。3曲目の「オレと彼女」は、”大西ユカリと新世界”もCD「昭和レジデンス・青盤」でもライヴ音源としてリリースされております。女性ヴォーカル+男性コーラス+BS的サウンドに、フルート、ビヴラフォーン、ハモニカが入ったりして、今、聴いても「洗練された良い意味での都会的サウンド」。ジェスロ・タルのイアン・アンダーソン氏やローランド・カーク氏が聴いていたらどう思うかなぁー。日本では One & Onlyなグループでしょう。歌詞は、岩谷時子さんの作品が多いです。瑞々しい季節いや時代の宝物です。団塊世代の方はもちろん若い方も是非、聴いてほしい素晴らしい音楽です。世界的にも、この1960年代後半は、様々な問題を抱えながらも社会に活気が溢れ、何か新しい価値、ものが生まれた時代でした。振り返ると、いろんな要素のコラボレーションは、もう始まっていたのでしょう。先達に感謝します。ありがとうございます。