猿の惑星

ピエール・ブール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488632014
ISBN 10 : 4488632017
フォーマット
出版社
発行年月
1995年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
243p;15

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ビイーン さん

    「猿の惑星」のアイディアは、太平洋戦争時の東南アジアで、その当時のピエール・ブールが「黄色いサル」と差別していたであろう日本人に徹底的に打ちのめされた恐怖の原体験からと言われている。日本人は単なる西洋の猿マネ野郎と思っていたが、何で日本人だけが白人に歯向かうんだ!フランス人は実は人種差別が好きだったか。結構面白いだけに少々複雑な気分になるのだ。

  • 入江 さん

    主人公が体育会系の映画とは違い、小説版は文化系なうえ、世間ずれした奴です。それにゴリラが頂点のヒエラルキーです。社会も違っていて、飛行機がとんでいます。何よりも大きく異なるのは、ジラへの想いでしょうか。立場の逆転、人間の模倣をすることで地位を高めた猿、とくれば日本人のことを想定しつつ書いたのがよくわかります。ただ、それで終わらず、そんな人間って何? と猿への怒りを己に向き直すことで、倍増する面白さ。将来は人間の手助けをするはずの機械にとって代わられるかもしれないという指摘。映画とは別の面白さがあります。

  • えふのらん さん

    これほど風刺として読まれて損をしている作品も珍しい。確かに獲物の記念写真を撮る場面は南京を思わせるが、それ以外に”黄禍論”を臭わせる描写はない。むしろ執筆動機としての差別意識よりもあらゆる人外に対する恐怖が全体を覆っている。パブロフ流の条件反射実験、学習性無力感の誘発、脳深部刺激実験……こういった心を壊す作業が猿によって行われることで、人間の無力がより浮き彫りになっていく。

  • M・U さん

    映画の続編がいっぱいあって、5つ程見た。初代が一番出来がいいが、初代以外もちゃんとしたテーマがあって、どの作品もよかった。初代は核戦争などによる人類滅亡に警鐘を鳴らす作品。他には優れた知能を持った生き物が出現した場合、人間はその存在を認めるべきかという倫理的なテーマを扱ったものもある。この先AIが感情を持つようになったらという話と同じようなものかもしれない。

  • 一式隼 さん

    第二次世界大戦で日本人と戦った白人が、「あれ? 東洋の黄色いサルのくせに、なんかメチャ強くね?」「未開の黄色いサルのくせに、なんか優秀な兵器(ゼロ戦やら酸素魚雷やら連合艦隊やら)駆使してて、戦術すごくね!?」「非文明の黄色いサルの、俺ら捕虜になっちゃったよ!」といった実体験、カルチャーショックの記憶をもとに、白人至上主義の自然で素直な発露、視点から書かれた風刺SF。

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