SACD

黄昏に〜ブラームス、リスト、ベルク作品集 北村朋幹

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9707
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明


北村朋幹/黄昏に〜ブラームス、リスト、ベルク作品集

【収録情報】
● ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
● リスト:灰色の雲 S.199
● リスト:悲しみのゴンドラ 第2 S.200-2
● リスト:R.W. - ヴェネツィア S.201
● リスト:リヒャルト・ワーグナーの墓に S.202
● リスト:悲しみのゴンドラ 第1 S.200-1
● ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1


 北村朋幹(ピアノ)

 録音時期:2015年12月14-16日
 録音場所:東京、五反田文化センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

内容詳細

抜群の運動神経によって発音される北村の音色は眩い輝きに包まれており、ブラームスのソナタでは旋律を丁寧に歌い上げながら、力強さにあふれた演奏を聴かせてくれる。リストの後期作品とベルクのソナタではまったく違う響きを作り出し、より鮮やかなコントラストによって表情豊かな音楽を創り出している。(進)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
人生、音楽、そして文化の黄昏に思いをはせ...

投稿日:2022/08/17 (水)

人生、音楽、そして文化の黄昏に思いをはせる一枚。若さの中にも黄昏の萌芽はあるのか、若さゆえの感傷に黄昏の要素が含まれるのか、いずれにしても若きブラームスのソナタが雄大に鳴り始めた瞬間から黄昏への歩みが始まる。リストの小品には自身の人生への、そして意識していたのかは判らないが調性音楽への黄昏の予兆(そもそも人の感情とは、調などでは表しきれない複雑なものなのだろう。リストはそこに到達したのかもしれない)を感じ取り、これを引き継いだベルクのソナタも調性のみならず彼らの文化圏における黄昏を感じずにはいられない…。 何やら感傷的なレビューになってしまう。「黄昏ちゃってるね〜」と思われるかもしれない。が、これを聴かれればどなたも同じように感慨にふけると思う。そして考える。北村朋幹の曲目構成と演奏はこういった感慨を呼び起こす。前作「夜の肖像」とスタンスは同じ。音楽と文学・思索の要素をミックスしたような構成、それに溺れることなく理性的(かといってドライという意味ではない)に進められる演奏。楽譜から立ち上る「音の向こう側にあるもの」を探す旅を彼は今、している。他の奏者ではなかなか味わえない読(聴)後感を感じたい方におすすめしたい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

0

ピアノ作品集に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品