CD 輸入盤

ベートーヴェン:皇帝、ソナタ集、ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、他 ヴィルヘルム・バックハウス、カイルベルト&シュトゥットガルト放送響、他(1953-1962)(3CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SWR19057CD
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ヴィルヘルム・バックハウス/ベートーヴェン、ブラームス録音集 1953-1962(3CD)

20世紀を代表するピアニストの一人、ヴィルヘルム・バックハウス[1884-1969]。一連のベートーヴェンの揺るぎない解釈で「鍵盤の獅子王」と異名を取った比類なき演奏家です。
 この3枚組は、バックハウスがSWR放送に残した全ての音源であり、3つのパフォーマンス(1953年のルードヴィヒスブルク城リサイタル、1959年、1962年リーダーハレでのコンサート)でのソロと協奏曲が収録されています。晩年のバックハウスの音楽的成熟度が伺える演奏が聴けるこのアルバム、ソナタや協奏曲で感じられる堅固な構築性と曲に対する真摯な思いはもちろんのこと、1959年のアンコールに演奏されたブラームスのワルツでは思いのほかチャーミングな表情が楽しめます。
 どの音源もSWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行った初のCDとなります。(輸入元情報)

【収録情報】

Disc1
『1953年 ルードヴィヒスブルク城リサイタル』

● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』

Disc2
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』

 ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

 録音時期:1953年12月12日
 録音場所:ルードヴィヒスブルク城、Ordenssaal
 録音方式:モノラル(ライヴ)

『1962年 シュトゥットガルト、リーダーハレ・コンサート』
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』

 ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
 シュトゥットガルト放送交響楽団
 ヨゼフ・カイルベルト(指揮)

 録音時期:1962年3月15日
 録音場所:シュトゥットガルト、リーダーハレ
 録音方式:モノラル(ライヴ)


Disc3
『1959年 シュトゥットガルト、リーダーハレ・コンサート』

● ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83

 ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
 シュトゥットガルト放送交響楽団
 ハンス・ミュラー=クライ(指揮)

(アンコール)
● ブラームス:ワルツ Op.39より(第1番ロ長調/第2番ホ長調/第6番嬰ハ長調)

 ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

 録音時期:1959年12月2日
 録音場所:シュトゥットガルト、リーダーハレ
 録音方式:モノラル(ライヴ)

ユーザーレビュー

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LPレコードの時代からバックハウスのファン...

投稿日:2021/08/29 (日)

LPレコードの時代からバックハウスのファンとなり、バックハウスの正規盤はすべて聞いてきました。そのうえで、このセットはバックハウスのファンなら、是非とも手元に置いておきたい素晴しい演奏揃いです。音質も当時のものとしては悪くなく、箇所によってはデッカのモノラル録音以上にバックハウスの美しい音色、特に高音域を拾っていると思います。ピアノソナタはどれも最高水準の出来栄えです。バックハウス60代。まだテクニックも衰えず、枯淡とは程遠い熱い音楽を展開しています。感動しました。 「皇帝」はモノラルではクレメンス・クラウス/ウィーンフィルとの完璧な演奏とステレオでのハンス・シュミット=イッセルシュテットとの高雅な名演、さらにシューリト/スイス・イタリア語放送との爆演があるので、ここでのカイルベルトとの演奏は最高❕というわけにはいかないのですが、相変わらず、録音がバックハウスの美しい音色をよくとらえ「あーー、聞いてよかった」と思わされます。2楽章のカイルベルトの解釈は秀逸。こんなに美しい「皇帝」が他にあるだろうか‥‥ ブラームス協奏曲2番の指揮者はミュラー=クライ。不勉強で初めて知った指揮者なのですが、同オーケストラの首席指揮者のまま60歳で急逝してしまった指揮者とのことです。非常に堅実な音楽づくりで、安心して聞いていられます。(つまらないと言えばそういう言い方もあるのかも)。バックハウスとは相性がよさそうですね。晩年のベームとの共演に比べると、3楽章あたりのバックハウス、前半はあっさり弾いている感じです。(3楽章、ベーム盤に比べてもう一つ感興がわかないのはもっぱらオーケストラの差のようです)。全体的に晩年のベームとの演奏で聞かせた解釈に近く、演奏・オケ・録音の総合評価ではベーム/ウィーンフィルとのセッション、ライブに次ぐディスクと位置付けます。

盤捨印 さん | 東京都 | 不明

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