CD 輸入盤

クラウディオ・アラウ/RCA&コロンビア録音全集(12CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88843071652
組み枚数
:
12
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


クラウディオ・アラウ/コンプリートRCA&コロンビア・アルバム・コレクション(12CD)

名ピアニスト、クラウディオ・アラウが、1941年から1952年にかけて、アメリカのRCAとコロンビアで制作した全録音をオリジナル・アナログ・マスター・テープやディスクから、アンドレアス・K・マイヤーがリマスターし、CD12枚に収録したセット。初出音源となるモーツァルトの幻想曲 K.475も収録。
 各ディスクのレーベル面には当時のデザインを印刷し、初出オリジナル・デザインで仕上げられた紙ジャケットに封入されています。オールカラーのブックレットには詳細なレコーディング・データ入りのトラックリストと欧文エッセイが掲載される予定です。

【戦中戦後のアラウ】
長いキャリアを持つアラウですが、このセットには、30代から40代にかけての比較的若い時期に制作された音源が収められています。アラウは祖国チリが中立ということもあってか、1940年までドイツに留まっていましたが、1941年、連合軍によるドイツへの空襲が始まると、戦火を避けてアメリカに渡り、コンサートのほか、RCAなどへのレコーディングを戦後1952年までおこなうようになります。
 その後、1953年にはベルリンで凱旋公演をおこなって欧州での活動が増え、1955年にはEMIと契約、1963年にはフィリップスと契約し、やがて円熟の演奏を聴かせるようになります。
 今回のセットのアラウは、そうした晩年のアラウ像とはずいぶん異なるもので、8歳でベルリンに留学してフランツ・リストの高弟クラウゼに師事し、11歳で超絶技巧練習曲を弾き、22歳でシュテルン音楽院教授に就任、24歳のときにはジュネーヴ国際ピアノコンクールで優勝を果たしたという輝かしい時代からそれほど遠くない年代に録音された、颯爽としたスタイルでの演奏を楽しむことができます。(HMV)

【クラウディ・アラウ没後25年リリース】
この1941年〜52年のRCAとコロンビアへの録音はこれまで散発的にCD化されてきただけで、その全貌が伝えられるのは今回が初めてとなります。
 モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、リスト、ドビュッシーなど、アラウの演奏レパートリーの根幹をなし、再録音もある作品では、単なる技巧や華麗さを超越した音楽の本質を見つめるアラウの演奏の特徴が十全に刻み込まれています。
 協奏曲では、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(ベートーヴェン、リスト)、クリューガー指揮デトロイト響(シューマン)、デフォー指揮シカゴ響(シュトラウス、ウェーバー)と共演しています。
 またバッハの『インヴェンションとシンフォニア』からの抜粋、ウェーバーのソナタ第1番、シュトラウスの『ブルレスケ』、アルベニスの『イベリア』、なぜか終曲「スカルボ」が録音されなかったラヴェル『夜のガスパール』など、アラウにとって唯一のセッション録音となった作品が含まれているのもポイント。
 意外なところでは、ベートーヴェン『エリーゼのために』、リストのハンガリー狂詩曲5曲なども再録音がなく、貴重なドキュメント。
 また1942年録音のバッハ『ゴルトベルク変奏曲』は、ベルリン時代からバッハ作品をチクルスで取り上げていたアラウの重要なレパートリーであり、アラウ本人の強い希望で録音されました。しかしアメリカに亡命したランドフスカがRCAに同曲を1945年に録音したため、アラウ本人の希望で発売が見合わされ、1988年になってアラウ承認のもと初めて発売されたといういわくつきの演奏です。

【収録情報】

Disc1
● モーツァルト:ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283

 録音:1941年2月27日、ニューヨーク

● モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18(17)番ニ長調 K.576

 録音:1941年2月25-27日、ニューヨーク

● モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475(初発売)

 録音:1941年12月15日、ニューヨーク、RCAビクター第2スタジオ

● J.S.バッハ:インヴェンション第8番ヘ長調 BWV.779*
● J.S.バッハ:シンフォニア第6番ホ長調 BWV.792*
● J.S.バッハ:シンフォニア第15番ロ短調 BWV.801*
● J.S.バッハ:インヴェンション第2番ハ短調 BWV.773*
● J.S.バッハ:シンフォニア第2番ハ短調 BWV.788*
● J.S.バッハ:インヴェンション第6番ホ長調 BWV.777*

 録音:1945年2月25日、ニューヨーク、ビクター第1スタジオ

● J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903*

 録音:1945年2月25日、ニューヨーク、RCAビクター第1スタジオ

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 原盤:RCA

*アラウによる唯一のセッション録音。
Disc2
● ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.24*

 録音:1941年2月20日、ニューヨーク

● ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲ヘ長調 Op.34

 録音:1941年2月24,25日、ニューヨーク

● ベートーヴェン:創作主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35(エロイカ変奏曲)

 録音:1941年2月24,27日、12月18日、ニューヨーク

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 原盤:RCA

*アラウによる唯一のセッション録音。
Disc3
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
 Allegro affettuoso
 Intermezzo: Andantino grazioso
 Finale: Allegro vivace

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 デトロイト交響楽団
 カール・クリューガー(指揮)

 録音:1944年12月4日、デトロイト・メイソニック・テンプル

 原盤:RCA

アラウはシューマンのピアノ協奏曲を得意とし録音も数多く現存していますが、その中の最も古いものがこれ。第2次世界大戦中に録音されたアラウ41歳の演奏です。
Disc4
● R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調*
● ウェーバー:コンツェルトシュテュック ヘ短調 Op.79

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 シカゴ交響楽団
 デジレ・デフォー(指揮)

 録音:1946年4月13日、シカゴ、オーケストラ・ホール

 原盤:RCA

ブルレスケはアラウによる唯一のセッション録音。
Disc5
● アルベニス:『イベリア』第1巻
● アルベニス:『イベリア』第2巻*

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 録音:1946年12月18日、1947年8月12,15,28日

 原盤:コロンビア

*アラウによる唯一のセッション録音。
Disc6
● ドビュッシー:ピアノのために L.95
● ドビュッシー:版画 L.100
● ドビュッシー:『映像』第1集 L.110
● ドビュッシー:『映像』第2集 L.111

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 録音:1949年3月29-31日、1949年7月19日

 原盤:コロンビア

Disc7
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 フィラデルフィア管弦楽団
 ユージン・オーマンディ(指揮)

 録音:1947年12月24日 フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

 原盤:コロンビア

● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 録音:1949年2月17,25日
 原盤:コロンビア

Disc8
● ショパン:24の前奏曲 Op.28(全曲)
 第1番ハ長調 Agitato
 第2番イ短調 Lento
 第3番ト長調 Vivace
 第4番ホ短調 Largo
 第5番ニ長調 Molto Allegro
 第6番ロ短調 Assai lento
 第7番イ長調 Andantino
 第8番嬰ヘ短調 Molto agitato
 第9番ホ長調 Largo
 第10番嬰ハ短調 Molto allegro
 第11番ロ長調 Vivace
 第12番嬰ト短調 Presto
 第13番嬰ヘ長調 Lento
 第14番変ホ短調 Allegro
 第15番変ニ長調「雨だれの前奏曲」 Sostenuto
 第16番変ロ短調 Presto con fuoco
 第17番変イ長調 Allegretto
 第18番ヘ短調 Molto allegro
 第19番変ホ長調 Vivace
 第20番ハ短調 Largo
 第21番変ロ長調 Cantabile
 第22番ト短調 Molto agitato
 第23番ヘ長調 Moderato
 第24番ニ短調 Allegro appassionato

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 録音:1950年12月27日、1951年2月5日

 原盤:コロンビア

アラウはショパンの24の前奏曲を3回録音しており、その中の最も古いものがこれ。戦後5年目のニューヨーク、30番街スタジオでのセッション録音。アラウ47歳の演奏です。
Disc9
● リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 フィラデルフィア管弦楽団
 ユージン・オーマンディ(指揮)

● リスト:ハンガリー民謡旋律に基づく幻想曲 S.123*

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 フィラデルフィア管弦楽団
 ユージン・オーマンディ(指揮)

 録音:1952年2月17日 フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

 原盤:コロンビア

*アラウによる唯一のセッション録音。
Disc10
● シューマン:クライスレリアーナ Op.16

 録音:1946年12月12,16,18日

● シューマン:アラベスク Op.18

 録音:1947年8月15日

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 原盤:コロンビア

Disc11
● ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22

 録音:1947年11月8,14日

● ショパン:ワルツ 変ホ長調『華麗な大円舞曲』 Op.18

 録音:1947年11月14日

● ベートーヴェン:バガテル『エリーゼのために』*

 録音:1947年12月24日

● シューベルト:アレグレット ハ短調 D.915

 録音:1949年2月25日

● ラヴェル:『夜のガスパール』より(オンディーヌ/絞首台)*

 録音:1949年8月16日

● リスト:ハンガリー狂詩曲第8,9,10,11,13番*

 録音:1951年10月24日、1951年1月24日、1952年2月22日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 原盤:コロンビア

*アラウによる唯一のセッション録音。
Disc12
● J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988

 クラウディオ・アラウ(ピアノ)

 録音:1942年1月、3月

 原盤:コロンビア

アラウによる唯一のセッション録音。

 以上、全てモノラル録音

ユーザーレビュー

総合評価

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音楽については言わなくても良いでしょう。...

投稿日:2021/02/23 (火)

音楽については言わなくても良いでしょう。見るべきはジャケットのデザインです。現代のように写真だけでハイおしまいではなく、ひとつずつに工夫が凝らされ非常に魅力的です。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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音楽については言わなくても良いでしょう。...

投稿日:2021/02/23 (火)

音楽については言わなくても良いでしょう。見るべきはジャケットのデザインです。現代のように写真だけでハイおしまいではなく、ひとつずつに工夫が凝らされ非常に魅力的です。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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