CD

京都のイリーナ・メジューエワ〜ライヴ録音集2007−2012(5CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WKLC7012
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

京都のイリーナ・メジューエワ
ライヴ録音集2007−2012(5CD)


ひたむきな研鑽の精華、京都での6年間の軌跡を集めた5枚組

日本を拠点に活躍するロシアの実力派ピアニスト、イリーナ・メジューエワが2007年から2012年にかけて京都で行なった演奏会のライヴ録音集。シューベルトとベートーヴェンを中心にシューマン、ブラームスなど独墺系レパートリーを集めた4枚と、2012年のコンサートで取り上げたドビュッシー&ムソルグスキーの1枚を合わせた5枚組。大半の曲はすでに録音の存在するレパートリーですが、ライヴ特有の熱気と昂揚感は、スタジオ・セッション録音とは異なった魅力を備えています。聴衆ひとりひとりとの音楽的対話が聞こえてくるような趣は、まさにライヴ録音の醍醐味。繊細さと強靭さを兼ね備えたピアニズムをお楽しみください。(若林工房)

【収録情報】
Disc1
・シューベルト:楽興の時 D.780, op.94
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110
・ベートーヴェン:バガテル op.126-3
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番『月光』〜第2楽章
 録音時期:2011年
 録音場所:青山音楽記念館バロックザール

Disc2
・シューマン:暁の歌 op.133
・シューマン:幻想小曲集 op.111
・ベートーヴェン:プレリュード WoO.55
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111
 録音時期:2008年&2010年
 録音場所:青山音楽記念館バロックザール

Disc3
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ(第18番)変ロ長調 K.570
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 op.90
・シューベルト:4つの即興曲 D.899, op.90
・シューベルト:『楽興の時』第3番
 録音時期:2009年&2011年
 録音場所:青山音楽記念館バロックザール

Disc4
・ブラームス:4つのバラード op.10
・シューベルト:ピアノ・ソナタ(第19番)ハ短調 D.958
 録音時期:2007年&2008年
 録音場所:青山音楽記念館バロックザール

Disc5
・ドビュッシー:版画
・ドビュッシー:7つの前奏曲(帆(ヴェール)/野を渡る風/アナカプリの丘/雪の上の歩み/沈める寺/ヒースの荒地/花火)
・ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
 録音時期:2012年
 録音場所:京都コンサートホール

 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

内容詳細

メジューエワの青山音楽記念館バロックザールと京都コンサートホールでの2007年から2012年までのライヴ録音を収めた5枚組。ベートーヴェンの後期のソナタやシューベルト作品に近年の彼女の充実ぶりを聴く。ライヴならではの生々しい息遣いと磨き抜かれた美しい音色が満喫できる。(治)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
この素晴らしい5枚組BOXがリリースされ...

投稿日:2013/05/31 (金)

この素晴らしい5枚組BOXがリリースされて3か月が経過したというのに、一つのレビューも付いていないのはどうしたことでしょう。非力なれど、これをキッカケに他の人が書き込んでもらえればと思い先陣を切らせていただきます。すべてを聴きこんだわけではないのでディスク5に収録された「展覧会の絵」について。この曲には半世紀前に録音されたホロヴィッツとリヒテルのスタンダードが存在します。しかし、メジューエワさんで聴くと二人の演奏とはすいぶん印象が異なりました。一番の違いはリズムです。五拍子と六拍子を組み合わせた冒頭のプロムナードから始まってキエフの大門に至るまで、グルーヴが途切れることはありません。一方、往年の巨匠からは特にグルーヴは感じられませんでした。同じくロシア出身のフェルツマン盤もグルーヴに乗った快演でした。とはいえ、彼女が単調なインテンポで弾き続けている訳ではありません。曲想に合わせてテンポを変え、ルバートを挟みます。しかし、どれほどリズムを崩しても、聴き手の意識の中では拍子が保持されグルーヴが失われることはないのです。そのうえ、リズムとテンポの変化には必ず音色や和音の変化が伴っています。彼女のパレットは色彩が豊かです。ペダルを駆使して様々な色合いを作り出します。その代償に多少音の濁りが感じられるとしても止むを得ないでしょう。もう一つだけ。メジューエワさんはロシアン・スクール出身らしく溢れんばかりの歌心の持ち主です。彼女にとってピアノを歌わせるとは、表層に現れたメロディだけを綺麗に弾くことではありません。主旋律の陰に隠れがちな対旋律や伴奏にも生き生きとした歌を与えます。このBOXには稀代のメロディメーカーであるシューベルトの作品が幾つか収められていますが、主旋律の流麗さを犠牲にしても、十本の指が紡ぎ出す音型のすべてを歌わせようとする姿勢は一貫しています。

QBE さん | 神奈川県 | 不明

6

ピアノ・コンサートに関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品