パーセル：オードと歌曲集、ブロウ：パーセルの死を悼む頌歌　ピエルロ＆リチェルカール・コンソート、メーナ、ギヨン

洗練されたアンサンブルで現代古楽界を牽引する
リチェルカール・コンソート、ブロウとパーセルのオードとソング集

フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートによるブロウとパーセルのオードとソング集。ヘンリー・パーセルは、わずか36年でこの世を去った17世紀後半のイギリス天才作曲家。20歳という若さでウェストミンスター寺院のオルガニストに就任し、以後宮廷作曲家として名声を得ていました。パーセルは王室の特別な儀式のために演奏されるオード（頌歌）を多く作曲し、またメアリー女王の誕生日を記念して毎年１曲オードを作曲していました。
　このアルバムでは、それらの代表的な作品を収録。透明感のあるカルロス・メーナと安定感がある優しいダミアン・ギヨンのカウンターテナーが憂いのある美しい歌唱を聴かせてくれます。またパーセルの師であったジョン・ブロウがパーセルの早すぎる死を悼み作曲したオードも収録されています。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・ブロウ：ヘンリー・パーセルの死を悼む頌歌
・パーセル：もしより多くの富を望むならばZ.544
・パーセル：目覚めよ、我がムーサよZ.320（メアリー2世の誕生日）
・パーセル：フルートのためのシンフォニー
・パーセル：来たれ、芸術の子よZ.323（メアリー2世の誕生日）
・パーセル：天上の音楽は神々を動かしZ.322（メイドウェル学校で演奏）
・パーセル：シャコンヌ
・パーセル：歌劇『予言者』〜第2幕アリア「罠と危険から」
・パーセル：フルートのためのシンフォニー
・パーセル：乙女の最後の祈り（または失敗するくらいなら）Z.601〜「ダメよ抵抗してもだめ」
・パーセル：私は美しいチェリアに恋をした
・パーセル：愛の女神は盲目Z.331

　カルロス・メーナ（カウンターテノール）
　ダミアン・ギヨン（カウンターテノール）
　リチェルカール・コンソート
　フィリップ・ピエルロ（指揮、ヴィオラ・ダ・ガンバ）

　録音時期：2009年10月
　録音方式：デジタル