ブラームスが作ってはみたが気に入らず発表しなかったような作品。技術的には良く出来ているとは思うが、印象的なメロディとかも殆ど無く、芸術的にはどうだろうかな・・。そのあたりが今日に於いても殆ど取り上げられることの無い好事家向きの作品なのかも知れない。 フルトヴェングラーの交響曲集よりかは良いと思う。

エルガーの先輩にあたるイギリスの作曲家。 交響曲第１番はエルガーの作品以上に素晴らしいと思う。

エルガー以前のイギリスのロマン派シンフォニストとしては、彼とスタンフォードがいますが、どちらも交響曲として素晴らしい物を残しているにもかかわらず、今日まで決して高く評価はされていません。 これはそんなパリーの交響曲全集です。エルガーまで繋がるイギリスのシンフォニーとしての価値どころではなく、どれも素晴らしい作品です。作風としては非常にクリアで心地よい管弦楽法と和声が作品全体を支配し、力強い旋律も素晴らしい。後期ロマン派としては明快な作品ぞろいですので（ここが逆に評価されなかった一因か？）、非常に聴きやすく吐き気のするような濃いロマン色も見受けられません。特に三番が素晴らしい。音楽を聞いてすっきりとしたい時にオススメです。演奏もさすがはLPOといった感じ。

３枚とも単発で買いました。さほど面白いとも思わなかったのに、なぜか買ってしまいました。１枚目で止めておけば、損をした感じにはならなかったのに。30年記念のマイルストーンズでも外されています。おそらくその程度なのでしょう。まあ、この金額なら、コレクションとして持っていても悪くはないでしょうが…。

３番には”The English”という副題がついていますが、まさにその通りの雰囲気です。とてもおおらかな気分になることができます。エルガーの交響曲が好きな人にはぜひ聞いてもらいたいものです。

交響詩「死から生へ」を聴いてほしい。英国音楽好きなら必ず感動するはず！かなり前に出ていたボートン版とは別物である。

ブラームスにはほど遠い。しかしはまる。エルガ−好きなら聞いてほしい。

３番の１楽章を聴いてほしい。こんなに爽やかな曲はパリーにししか書けない。

なぜパリーが悪いんだ？確かにブラームスやエルガ−に比べば３流かもしれない。でもパリーを愛する人間がいるのも確か。交響詩「死から生へ」第２部のメロディを聴いてみてほしい。こんなに心に浸みる旋律は無い！

これはいいです。ブラームス好きな人にオススメ。