探偵を捜せ! 創元推理文庫

パット・マガー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488164010
ISBN 10 : 4488164013
フォーマット
出版社
発行年月
1993年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,242p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • セウテス さん

    離婚される前にと夫を殺した妻が、夫が探偵を雇って自分の犯罪を暴こうとしていた事を知る。山荘に訪れた4人の中に、探偵は隠れていると思われる。犯人側の妻からの視点で、誰が始末しないといけない探偵なのかを捜す変化球ミステリ。推理するというよりは、ラストに向かい徐々に疑心暗鬼に陥る、犯人である妻の心理変化を楽しめるサスペンスだろう。中々解らない探偵にイラつき、自分の協力者である女中にさえも、信ずる気持ちを失くしていく流れが面白い。最後に探偵を判別出来た伏線が明らかになるが、妻が愚か過ぎて少々滑稽に感じてしまう。

  • 雪紫 さん

    金と自由目当てに山荘のオーナーを毒殺した美貌の妻マーゴット。だが察知してた夫は探偵を雇っていた。彼女は4人の宿泊客を探る探偵として殺人を重ねていく。何処かユーモラスだった犯人が疑心と狂気に飲まれ、連続殺人を正当化するのにはらはらさせられる。なんかこの莫迦妻、全員殺したけど実は探偵まだ来てませんでした。とか余計な殺人して探偵が増えるのではないかという危うさを感じながら読んでた。だってこいつ推理間違えてる予感しかしないんだもん(ミス・マープルの某犯人もあの犯行はこんな心境だったんだろうか)!なんというオチを!

  • うーちゃん さん

    財産目当てで結婚した美貌の妻は、ついに夫を殺害した。夫を殺した夜に訪れた4人の客の中には、死ぬ前に夫が呼んだ探偵がいる。殺人を隠蔽し、探偵を捜し出さなければ・・。被害者を捜したり、目撃者を捜したり、いつも変わり種のプロットで楽しませてくれるマガー。“探偵が誰なのかを犯人が推理する”という逆転の構図が面白い。疑心暗鬼に陥り、なりふり構わなくなる描写もうまい。項数的にも読みやすいのでおすすめの一冊。しかし主人公も大変だわこれ。犯人と探偵、同時にやってるようなもんだもんね(笑)

  • yumiko さん

    「七人のおば」が面白かったパット・マガー。今回は夫を殺した美貌の妻が、4人の客の中から誰が探偵なのかを捜すという、ひねりのある本格物。若く美しい主人公の、賢いようでいて自分の魅力を過信している様がなんとも可笑しい。「何だってこんな余計なことをして私のじゃまをするのよ?せっかく死んでるのを、そのままにできないの?」なんて台詞のあばずれっぷりにも、呆れるより笑ってしまう。ラストに向けて追い詰められて行く展開は、サスペンスとしても楽しめた。60年以上前の作品と思えない良作!(女性の言葉遣いが??新訳希望!)

  • ホームズ さん

    犯人当てではなく探偵を探しだすという展開は確かに珍しい。しかし『七人のおば』のような面白さは無かったかな。登場人物も少ないし主役にもあまり感情移入出来なかった。

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人物・団体紹介

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パット・マガー

1917‐1985。本名パトリシア・マガー。アメリカ、ネブラスカ州フォールズ・シティー生まれ。ネブラスカ大学を卒業後、コロンビア大学でジャーナリズムを専攻。その後、アメリカ道路施設協会の広報室長、建築雑誌の編集補佐を務める。1946年「被害者を捜せ!」で、推理作家としてデビュー。50年、カソリック・

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