第五の山 角川文庫

パウロ・コエーリョ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042750048
ISBN 10 : 4042750044
フォーマット
出版社
発行年月
2001年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,265p

内容詳細

紀元前九世紀のイスラエル。世の中は混乱していた。指物師として工房で働くエリヤは、子供の頃から天使の声を聞いていた。だが、運命はエリヤのささやかな望みはかなえず、苦難と使命を与えた。「出来事」はすべての人に降りかかる。兆しを見つめるのか、見ない振りをするのか。諦めてしまうのか、乗り越えるのか。旧約聖書の時代から蘇る、愛と勇気の物語。

【著者紹介】
パウロ コエーリョ : 1947年ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ生まれ。世界中を旅した後に音楽とジャーナリズムの世界へ入る。1987年、初の著書『星の巡礼』を発表し、88年に発表した『アルケミスト』が世界的ベストセラーになる。現在は世界中を旅しながら作品を発表しつづけている

山川紘矢 : 1941年静岡県生まれ。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に入省。1987年に退官し、夫人・山川亜希子とともにスピリチュアルな本を日本に翻訳紹介している

山川亜希子 : 1943年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省勤務の夫・山川紘矢とともに外国生活を経験し、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどの勤務を経て、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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紀元前の中東を舞台にした物語です。パウロ...

投稿日:2021/04/08 (木)

紀元前の中東を舞台にした物語です。パウロコエーリョの本の中で、自分が最も繰り返し読んでいる本です。信仰が人生と深く関わっている国の方が書いた事を強く感じさせられました。

Tamano さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イプシロン さん

    旧約聖書『列王記上』に登場する預言者エリヤの物語を翻案した作品。ではあるが、ユダヤ・キリスト教こそ素晴らしいという内容ではない。それぞれがそれぞれの神の試練に耐え、自己との戦いに勝利してゆくべきだというメッセージが籠められている。試練という絶望から立ち上がり、永遠的な真理を残すためには、人は変わってゆかなければならい。そのために必要なのは謙虚さであり、思想を後世に伝え残すことであると。寓意性をもつ内容が盛りだくさんであるが、素晴らしいのは、預言者が特別な存在ではなく、一人の人間として描かれている部分だ。

  • 阿呆った(旧・ことうら) さん

    < 人生は私たちの姿勢によって決まる。そして、私たちは神が課した出来事を、生き抜かなくてはならない。神がそれを課す理由は重要ではない。しかも、どんなことをしようと、私たちはその出来事を避けることはできないのだ> ◆旧約聖書に出てくる預言者イリヤの物語◆ これは良書だと思う。

  • コージー さん

    ★★★★☆旧約聖書に出てくる預言者エリヤの話。パウロ・コエーリョが、彼の想像で物語を膨らませている。神託を受け、アクバルという町を訪れたエリヤ。苦難や絶望を乗り越え、自らの使命を果たそうと奮闘する話。本当にあった話のように、よくできたストーリーである。宗教色の強い小説ではあるが、信仰が必要かどうかというより、自らの力によって人生を切り拓くことの大切さを教えてくれている。

  • 磁石 さん

    お金や力や地位はなく、勇敢でも強い信仰があったわけでも賢くもなければ仲間すらいなかった、預言者エリヤ。ただ天使の声を聞くことができただけの男。そんな彼が歩んだ、苦しみの巡礼。進んでは打ちのめされ傷つく、そこら立ち上がってはまたすすむ、それの繰り返す。その果てにたどり着いた、己の運命。『アルケミスト』が陽の物語なら、こちらは陰といったところ。はんぱじゃない絶望のオンパレード、苛烈すぎる主の御手。でも、それが預言者として生きるという意味なのかもしれない。片手間では読み切れないのでご注意を

  • mstr_kk さん

    「人生にはなぜ理不尽な苦しみや悲しみがあるのか」「全能の神がいるとしたら、なぜ神は人間に苦しみや悲しみを与えるのか」……ユダヤ教、キリスト教の根本にかかわるこのような問題と、生き残った人間がどう折り合いをつけていくか、がテーマになっています。この作家の作品は初めて読みました。序盤は読みにくかったですが、最後は力強い感動がありました。小説というより、自己啓発的なものだとも感じましたが。

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