バージェス、アンソニー(1917-1993)

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CD 輸入盤

組曲『ミスターW.S.』、革命の行進、バージェス氏の暦 ポール・フィリップス&ブラウン大学管弦楽団

バージェス、アンソニー(1917-1993)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573472
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

アンソニー・バージェス:管弦楽作品集

あのスタンリー・キューブリックが映画化した近未来的小説「時計仕掛けのオレンジ」。自由=放任が暴走した社会に棲む少年4人組の悪行の顛末を描いた問題作で、1972年の公開時には様々な論争を巻き起こしました。
 この原作を書いたのがイギリスの小説家アンソニー・バージェス(1917-1993)です。映画の中でも「第9」が効果的に使われていたことからわかる通り、バージェスは音楽家としても素晴らしい才能を持っていました。もちろん彼の作品は独創的というよりも、過去の作曲家たちの影響が強く(ホルストとヒンデミットのハイブリッドと評する人も)、少しばかりの不協和音をスパイスにした聴きやすいものです。そんなバージェスの管弦楽作品、もちろんこのアルバムが世界初録音となります。
 最初のバレエ組曲の題材となった『W.S.氏』とは2016年に没後400年を迎えるイギリスの文豪シェイクスピアのこと。もともとは映画のために書いた曲を後に組曲としてまとめた作品です。エリザベス朝の響きを意識した曲調の中に、暴力的なサウンドを溶け込ませ、独自の雰囲気を醸し出しています(因みに9曲目の行進曲に付された「Non sanz droict」とはシェイクスピアの紋章に付された銘)。フランス革命にちなんだ『革命の行進』、自らの誕生日を祝したという『バージェス氏の暦』と、どれも「小説家の余暇仕事」の域を超えた力作です。(輸入元情報)

【収録情報】
バージェス:
1. 管弦楽のためのバレエ組曲『ミスターW.S.』 (1979)

 前奏曲:劇場 Allegro molto
 サラバンド Slow
 ガリアルド Allegro molto giocoso
 キャロル Allegretto
 クォドリベット Allegro vivace
 王子の死 Lento
 グローヴ座の開幕「世界中の俳優の演技」Allegro spiritoso
 ストラトフォード、1616年4月 Lento
 行進曲『Non sanz droict(権利なからざるべし)』Allegro giocoso ma con dignita

2. 革命の行進 1789-1989 (1989)
3. バージェス氏の暦 (1987)


 ブラウン大学管弦楽団
 ポール・フィリップス(指揮)

 録音時期:2014年11月18,22,23日(1) 、10月11日(2)、2005年5月5日(3)
 録音場所:ロードアイランド州プロヴィデンス、ブラウン大学サイラス・ホール(1,2) アラムネー・ホール(3)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

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ヨーロッパには時々本職が作曲家ではない人...

投稿日:2020/10/13 (火)

ヨーロッパには時々本職が作曲家ではない人が、作曲して作品が残ったりする。 このCDに収録された、アンソニー・バージェンスはイギリスの小説家が本業だが、作曲活動もしていたらしく、オーケストラ曲を収録した物となっています。 バージェンスの作品は、ホルストの影響が非常に強く、恐らく作曲時に常に頭に入っていたのでしょう。 例えば『革命の行進曲』などはホルスト風のメロディとエルガーの威風堂々のような気品さがあります。 と言っても強い個性はないので知られてないのも当然と言えます。 演奏はポール・フィリップス指揮、ブラウン大学管弦楽団。 オケは名称からわかるようにアマチュア団体。 そのため、盛大にミスも見受けられますが、それ以上に情熱でカバーしたヘタウマ的な演奏と言えます。 録音年は開きがありますが、音質は良好です。

レインボー さん | 不明 | 不明

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