ジャーナリストの生理学 講談社学術文庫

バルザック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062922739
ISBN 10 : 4062922738
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;15

内容詳細

一九世紀パリで活躍していたジャーナリストと批評家を徹底的に批判する警告の書。作家一流の博物学的分類と透徹した描写によって浮かび上がるジャーナリストの生態とは?今も昔もジャーナリズムは嘘と欺瞞に満ちている。バルザックが示す本書の結論は「もしジャーナリズムが存在していないなら、まちがってもこれを発明してはならない」である。

目次 : 第1の属 政治ジャーナリスト(新聞記者/ 政治家兼新聞記者/ 風刺攻撃文作者/ 空疎論者(時に通俗解説者とも呼ばれる)/ 大臣亡者の政治評論家 ほか)/ 第2の属 批評家(由緒正しい批評家/ ブロンドの若手批評家/ 大批評家/ 学芸欄担当者/ 小新聞記者)/ 結論

【著者紹介】
オノレ・ド・バルザック : 1799‐1850年。フランスの小説家。代表作に『ゴリオ爺さん』ほか多数の“人間喜劇”と呼ばれる作品群を書いた

鹿島茂 : 1949年生まれ。東京大学仏文科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、明治大学教授。19世紀フランスの社会・小説が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さきん さん

    報道に辟易している多くの人々にとって拍手喝采というべき痛快な内容である。この本から報道関係者をただやじるだけでなく、報道のあり方を建設的に考えるよい機会にしたい。

  • 筑紫の國造 さん

    文豪バルザックによる痛烈なジャーナリズム批判。バルザック自身、ジャーナリズムに身を投じ、莫大な借金を抱える失敗を経験したから書ける一冊だといえる。解説の鹿島茂も書いているが、現代日本に通じるジャーナリズムの通弊は、すでに誕生まもないバルザックの時代にも現れていた。と同時に、バルザックの個人的な恨みがこの書物の根底の一つだと言うのも面白い。解説に曰く、バルザックは名誉や金銭を求めてジャーリズムでの成功を夢見たが、これはあえなく潰えた。しかし一見俗物そのもののようなバルザックの本質は、親近感が湧く。

  • あんどうれおん さん

    名作の数々で知られる文豪バルザックが遺した、知られざる仕事。辛口な一冊です。底本刊行時のフランスについて、ある程度は知らないと分からない記述も多いものの、そうした問題は訳者の丁寧な仕事で大部分が解消されています。

  • 茅野 さん

    『幻滅』などでジャーナリズムを扱い、一時は自身もジャーナリストとして活躍したバルザックのジャーナリズム論……というより、辛辣な批判。相変わらず訳注と解説が異様に細かい。解説の新聞まとめ等、とても有難い。

  • でん さん

    気持ちのいいくらいメディア関係者をコボコに扱き下ろしている。これは恨みこもってるな…と思ったら、あとがきを読んでなんだツンデレか、と。

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